2011年10月アーカイブ

【天皇賞】3着ペルーサ、鋭脚に復活の兆し
20111031peru2.jpg「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

 復活の兆しは見せた。春の天皇賞8着以来となったペルーサは、上がり3F33秒9の末脚を駆使して3着。敗れたとはいえ、昨年2着の力は示した。横山典は「久々でも仕上がりは良かったし、ゲートも出てくれた。タフな競馬になったが、よく頑張ってくれた」と健闘をたたえたが、藤沢和師は「いきなり走れるよう意識的に攻めたんだが...」と残念そうだった。
2011/10/31 デイリースポーツ



いや~でも、最速の上がり3F33.9を叩きだして、大外から猛追してたから
天皇賞一番合うと思うし残念だけど、いい叩き台だと思うな!
JCは賞金が足りないけど・・・ぺるの雄姿楽しみにしてるー。

【天皇賞・秋】ペルーサ豪脚及ばず3着も前向き
20111031peru1.jpg昨年2着のペルーサは今年は3着。直線は外からメンバー最速となる上がり3F33秒9の剛脚を繰り出し昨年敗れたブエナビスタはかわしたが、前2頭には及ばなかった。

 それでも天皇賞・春(8着)以来の休み明けを克服し、昨年までは不安定だったスタートも決まった。横山典は「休み明けでよく頑張った。次は良くなると思う」と前向きに話していた。
2011/10/31 スポニチ
【天皇賞・秋】ペルーサ 後方から追い込むもG1初制覇はお預け
 昨年の2着馬ペルーサは後方から追い込んだが3着まで。悲願のG1初制覇はまたもお預けとなった。

 5月の天皇賞・春(8着)以来、約6カ月ぶりの実戦だったためか、あとひと伸びが足らず。2004年のゼンノロブロイ以来の天皇賞・秋5勝目を逃した藤沢和調教師は「ずいぶん(けいこは)やったけど、少し甘かったのかな」と残念そうだった。
2011/10/30 スポニチ
【天皇賞】ペルーサ、春とひと味違う
「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

 春とは馬が違う。ペルーサは29日、美浦坂路の2本目に4F57秒5‐42秒0‐14秒7。「去年のダービーで負けてから時間が止まってしまった。人馬ともに落胆が大きかった。でも、今は疲れも取れて馬の格好がいい」と藤沢和師は立ち直った姿に目を細める。「ノリ(横山典)も能力を買っているし、オレも秘めていると思う」。いよいよ大器が府中で花開くか。
2011/10/30 デイリースポーツ
【天皇賞・秋】ペルーサ"誕生日"祝うVを!
ペルーサは坂路2本の調整。2本目は中盤でサッと加速して闘志を高め、ラストは手綱を緩める独特のペース配分。4F57秒5~1F14秒7で駆け抜けた。「順調に来ている。競走馬が完成する4歳秋にふさわしく、いい体つきになっている。天皇賞・春の敗戦(8着)は馬もショックだったようだが、よく乗り越えてくれた」と藤沢和師は攻めの調整に悔いなしという表情。師は「(馬名の由来となった)マラドーナの誕生日を知っているか?」と逆質問。バースデーは何と、10月30日だ。
2011/10/30 サンスポ

そうか。
やっぱ、馬もわかるんだな~。
ジャパンカップのブエナたんも1位入線した後のウイナーズサークルがなくて、
戸惑っていたというし。
熱い賞賛の声援を今日こそ全身に浴びてほしいなぁ~。

【天皇賞・秋】ミスターX ペルーサ能力G1級
東京メーン11Rの天皇賞・秋(G1)はペルーサで勝負する。ここまでG1は5戦して勝ち星はないが、差のない競馬で能力の高さを見せてきた。3歳で挑戦した昨年の天皇賞は古馬の一線級相手に2着。出遅れる不利がありながら、直線だけで17番手から2着まで浮上した。しかも上がり3Fはブエナビスタを0秒5上回る33秒6をマーク。スムーズなら逆転も十分あったのではと思わせるほどの内容だった。その後のJC(5着)、有馬記念(4着)でも堅実に上位に食い込んでおり、能力は間違いなくG1級だ。4歳となって活躍を期待されたが、春は震災の影響もあってリズムに乗り切れなかった。だが、天皇賞・春(8着)以降は目標をスパッと秋に切り替えて、ここ目標にじっくり乗り込まれてきた。稽古では猛時計を連発し走れる態勢は整っている。馬体は一段とパワーアップし、まさに充実期に入ったと言える。父ゼンノロブロイ同様に4歳秋で一変しそうな雰囲気。眠っていた天才がようやく目覚めるか。
2011/10/30 スポニチ

天皇賞の朝が来た。
天気も上々。
人気が高いのが少々不満だけどw今日こそG1の悲願達成してほしいなぁ!

ペルーサ最強世代の主役奪還だ/天皇賞
1029peru1.jpg<山本幸史のヤマを張れ:天皇賞・秋>

 オレも最強世代だ。昨年2着のペルーサが逆転を狙う。山本幸史の「ヤマを張れ」は、ゲート難が解消し馬体の充実が目立つ藤沢和厩舎のエースに◎。木曜発表の馬体重は天皇賞・春に比べ22キロ増。心身ともにたくましくなった素質馬が、悲願のG1制覇を飾る。

 ペルーサが最強世代の主役の座を奪い返す。デビューから無傷の4連勝でダービーに挑み、2冠を目指したヴィクトワールピサと人気を分け合ったほどの素質馬。ついに戴冠の時が来た。

 当初、ぶっつけでのG1参戦が決まった時は「狙いは次かな」と思っていた。が、今週の最終追い切りのあまりの迫力に心を揺さぶられた。もともとフットワークの大きな馬であるが、それにしても前肢が大きく伸びて全身をダイナミックに使えていた。時計うんぬんより、これまでにない迫力を感じた。藤沢和師は「本当は1つ前に使いたかったが、天皇賞・春の疲れもあったし、秋は有馬記念まで使いたいなと思ってここへ直行になった」と、今回のローテーションについて語っている。この完全休養こそが、ペルーサ復活の鍵だ。

 毎日王冠をパスし、無理をさせなかったことで疲れは完全に抜け、馬体を大きく成長させることに成功。「3歳と4歳では体が見るからにたくましくなった」と同師は語る。木曜日発表の馬体重は528キロで天皇賞・春から22キロ増だが、これはあくまで筋肉が付いての馬体増。決して悪い材料ではない。

 状態面も今年の春とは雲泥の差だ。横山典騎手は「春先は状態的にどうかなと思っていた。自分の中でも『ん?』と思いながらだった」。日経賞、天皇賞・春は「ペルーサらしさ」が影を潜めてしまった感があった。その理由も決して本調子ではなかったと言うなら説明がつく。3歳時、青葉賞で2着以下を4馬身引き離した豪脚を知り、調教に騎乗してきた鞍上だからこそ、この違いが分かる。

 調整過程も違う。昨秋は毎日王冠で5着の後、天皇賞・秋ではブエナビスタの2着に伸びてきた。いずれもスタートで出遅れながら直線だけの競馬で見せ場を作ってきたが、当時はゲート練習に多くの時間を割いていたのも事実。一方、ゲートに不安のない今年は坂路2本乗りといった体を作るためのトレーニングに専念できた。トレーナーは「十二分に調教はしたつもり」とはっきり口にした。「10回の調教より1回の実戦」と言われるが、今回のペルーサに関しては別。無理に始動しなかったことが十分な休養と十分な調教を施すという好循環を生んでいる。

 メンバー的に瞬発力勝負が濃厚だが、最強世代でも1、2を争う豪脚の持ち主であることは過去の戦歴で証明済み。ゲート、肉体そして状態とすべてがかみ合ったペルーサが真価を発揮する。

 [2011年10月29日9時28分 日刊スポーツ紙面から]

たてがみカットしてもらってるw

【天皇賞】ペルーサ、スケールアップ
「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

 パワーアップした姿でG1奪取を目指す。ペルーサは28日朝、美浦坂路の2本目に4F57秒8‐43秒1‐14秒8。「やる気がみなぎっている。ストレスを感じていた昨年とは違うね。体重が増えているのは成長分。ケイコをやっても減らないんだ」と藤沢和師は夏の休養の効果に目を細める。「土曜はきょうよりも速いところを」と最後まで攻め抜いて本番に臨む。
2011/10/29 デイリースポーツ
ペルーサ元気に登坂...筋肉ついた/天皇賞
 ペルーサ(牡4、藤沢和)は28日、坂路を2本駆け上がった。1本目はハロン15秒台、2本目には14秒台のラップで4ハロン57秒8で登坂。藤沢和師は「元気いいし順調だよ。枠もいいところに入った」と満足そうに振り返った。追い切り後の馬体重は528キロだが「古馬になって体つきが良くなった。体重も増えているが、筋肉が付いてのものだから」と話した。
2011/10/28 日刊スポーツ
ペルーサは8番「競馬しやすい」/天皇賞
 天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、30日=東京)の枠順が27日、確定した。

 追い切り翌日のペルーサ(牡4、藤沢和)は北馬場で歩様を確認する程度の軽め調整。藤沢和師は「以前に比べて馬の形が良くなった」と馬体の成長に目を細める。枠順は4枠8番に決定。津曲助手は「先週の競馬を見ていると内の馬場が荒れているので極端な内枠よりはいい。偶数枠もいいでしょう。競馬しやすい勝負できる枠」と歓迎していた。

 [2011年10月28日8時33分 日刊スポーツ紙面から]
素質馬ペルーサに3つの進化/天皇賞
1028peru3.jpg 藤沢和厩舎の大黒柱が大いなる進化を遂げた。天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、30日=東京)に出走するペルーサ(牡4)の充実が著しい。3歳時はゲート難など幼い面を残していたが、古馬になってひと夏を越した現在は、トレーナー、厩舎スタッフが驚くほどの成長カーブを描いている。昨年2着の素質馬がいよいよ本格化の気配か。

 1週前追い切りが行われた20日、坂路を猛然と駆け上がるペルーサを目の当たりにした藤沢和師は「この馬はこんなに速い時計が出るのか」と声を上げ、葛西助手は「去年とは全然違うよ。別の馬になった」と自信を隠さなかった。1番時計、そして自己ベストの4ハロン48秒9-12秒7。涼しい顔で引き揚げる栗毛馬を、厩舎スタッフは納得の表情で出迎えた。4歳秋を迎え、ペルーサは大きな変貌を遂げた。

 ▼成長(1)肉体改造

 具体的には何が変わったのか。トレーナーは「古馬の体になってきたよ」と馬体の充実を挙げる。今夏は北海道のファンタストクラブで休養に専念。その結果、20キロほど馬体が成長した。葛西助手は「520キロくらい。すごい体になったでしょう。以前は弱いところもあったが、この秋はもう心配いらないよ」と胸を張る。トモをはじめ全体のボリュームアップに成功した結果が、1週前の時計だった。

 ▼成長(2)調教強化

 強い体は厳しい調教を可能にした。同じ長期休養明けだった昨年の毎日王冠。帰厩からレース当週の火曜日までに行った調教は坂路19本、ウッド1本、芝1本だった。だが今回は坂路26本、ウッド2本、芝1本に増量。1日に坂路を2本乗る「2本乗り」も2回から5回に増やした。13日と17日にはウッド4ハロン67秒台、ラスト1ハロン12秒台を乗り、20日は坂路で自己ベストと内容も濃厚。「休み明けに実績はないし、10回の調教も1回の実戦にはかなわない。だが、それを分かった上で使うんだから。意識してやっているんだ」と同師は力を込めた。

 ▼成長(3)ゲート難解消

 昨年あれだけ悩まされたゲート練習を、天皇賞・春以降はほとんど行っていない。「ここ2戦が完璧だからね。去年の秋はきつい競馬が続いたから馬も苦しかったんだろう。でも、もう大丈夫だ」と同師。リフレッシュされた今なら出遅れの心配はない。昨年2着は出遅れながら追い込んだ。「あれから見たら今はずいぶん違う。休み明けだけど頑張ってくれると思うんだ」。天皇賞・秋は現役最多の18出走で4勝を記録する勝負師の言葉を、聞き逃すわけにはいかない。【松本岳志】

 ◆父も4歳秋から本格化 父ゼンノロブロイは前哨戦の京都大賞典こそ2着だったが、天皇賞・秋を勝利すると、続くジャパンC、有馬記念で破竹のG13連勝を決めた。藤沢和師は「お父さんも4歳からだったね」と振り返る。現4歳世代がゼンノロブロイの初年度産駒。牝馬は早くからクラシックをにぎわせたが牡馬は目黒記念2着のハートビートソング、先週オープン入りしたモンテエンなど古馬になって一層の飛躍を遂げている。

 [2011年10月26日8時29分 日刊スポーツ紙面から]
ペルーサ破格48秒9で3馬身先着/天皇賞
ペルーサ(牡4、藤沢和)が美浦坂路で48秒9の破格の時計を出した。サトノコクオー(古馬オープン)を2馬身追走し、いっぱいに追われて3馬身先着。しまいは12秒7。葛西助手は「今回はずいぶん良かったね。1週前にしてはいい状態」と動きに満足していた。休養明けでいきなりG1に挑むが、「気持ち的にだいぶ大人になってきている」と精神面の成長に期待していた。
2011/10/21 日刊スポーツ
【天皇賞・秋】ペルーサ迫力!藤沢和師「いい体」
1028peru2.png美浦で最も元気の良さが目立つのが昨年の2着馬ペルーサだ。28日も他馬が静に徹する中、横山典を背に坂路で躍動。2本目は4F57秒8~1F14秒8をマークした。これで29日もラストを伸ばすというのだから相当な運動量だ。木曜の馬体重発表では前走から22キロ増の528キロ。栗毛の馬体は力強く膨らみ、尻には筋肉がギュッと詰まっている。

 「順調に来ているぞ。随分立派な馬体になっただろう」と藤沢和師も迫力ボディーがお気に入りの様子だ。追い切りに続いて横山典を乗せたことについては「ノリが自分から厩舎に来たら乗せなきゃな」。主戦も大一番へ、かなりの感触を得ているようだ。

 96年バブルガムフェロー、02年シンボリクリスエスが3歳にして天皇賞・秋を制したが、基本的に馬は4歳秋に完成すると指揮官は考えている。「3歳と4歳では体つきが全く違う。ペルーサは付くべきところに筋肉が付き、本当にいい体になった。現4歳世代は相当に強いが、その中で頑張ってきた馬。当然、期待しているよ」。自身5度目の盾制覇へ。藤沢和師の眼光が鋭さを増し始めた。
2011/10/29 スポニチ

スポニチは本当にぺる贔屓だなw

【天皇賞・秋】ペルーサ魅枠8番!後入れは好材料
1028peru.jpgペルーサは8番と願ってもない好枠。「先週の競馬でインが非常に悪くなっていると感じた。このあたりでいいだろうし偶数に越したことはない」と津曲助手。ゲートへの不安は解消したが、万が一を考えれば後入れの方がいいことは間違いない。北馬場で歩様を確認する程度だったが、猛調教の翌日でも疲れを見せず「変わらず順調に来ているね」と同助手の感触はいい。
2011/10/28 スポニチ



さらっとダイジなポイントが書いてある。
久々すぎてゲート難が復活してるんじゃないかな?
それでも私は応援するけど、なんでオッズ人気2位なんだぁ?
みんな期待してるのか、それとも前情報がよすぎて食いついてるだけなのか?

とにかく久々のぺる、楽しみだ。

【天皇賞】ペルーサ、3馬身先着
「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

1027peru4.jpg 藤沢和師が「ぶっつけで行くからには、きっちりと仕上げていく」と宣言していたペルーサ。その言葉通り、この1カ月間、みっちりと乗り込まれてきた。1週前、驚がくの美浦坂路4F48秒9の猛げいこを経ての最終追いは26日、芝での併せ馬。バンスタンウォルツ(3歳500万下)を先導役に総仕上げが始まった。

 ハイライトは直線残り1Fからだ。約1馬身あった差を外から一気に詰めると、並ぶ間もなくかわし去り3馬身の先着。全体時計は5F66秒1‐37秒2‐11秒8となったが、ゴールに近づくにつれてグングン加速するその走りは、1年前の天皇賞2着時の豪快な伸びをほうふつとさせた。

 「良かったよ。ホントに順調に来ている」とうなずいたのは、3週続けてまたがった横山典。「久々でテンションが高いのが当日どう出るか」と注文はつけたが、「春は自分の中で"どうなのかな?"という状態だった。今回は本当にいい」と仕上げに自信を見せた。

 一方の藤沢和師は「見るからにたくましくなった」と馬体の成長を強調。「休み明けの馬を、これだけ攻めたのは初めてじゃないか」と胸を張った。パワーアップした姿を、いきなり見せつける可能性は十分だ。
2011/10/27 デイリースポーツ
ペルーサ11秒0圧巻仕上げ...天皇賞・秋追い切り
1027peru3.jpg◆天皇賞・秋追い切り(26日) ペルーサが、迫力満点の走りを見せた。芝コースの5ハロン地点からスタート。約3馬身前を行くバンスタンウォルツ(3歳500万)を、気分良さそうに追いかけた。3、4コーナーは外に進路を取り、迎えた最後の直線。手綱が動くと、瞬時に反応した。ググッと体が沈み、ストライドが大きく伸びる。あっという間に、パートナーを3馬身置き去りにした。

 65秒9。ラスト1ハロンは、何と11秒0。「(動きは)良かったし、ホント、順調にきている」。またがった横山典が褒めれば、藤沢和調教師も「先週の動きからみたら良かった。息遣いもね」と目を細めた。

 3歳で挑戦した昨年は、ブエナビスタの2着。アーネストリーを3着に下し、さらなる活躍が期待されたが、昨春の青葉賞以来、勝ち星がない。しかし、夏場の充電で、心身両面で大人に。横山は成長を認めている。「春先は地震などでナーバスになっていて、どうかなと思っていたけど、今では不安がない。テンションだけ高いのが、当日どう出るかだけ。体の作りも問題ない」

 最強と言われる現4歳世代の、一角を占める存在だ。「強い馬が多いけど、そんなに差はないと思う」とトレーナー。横山も前向きだ。「スタートは心配していない。普通に走ってくれれば、いい結果が出る」。1年前よりひとつ上の表彰台は、決して遠い存在ではない。
2011/10/27 スポーツ報知
【天皇賞・秋】ペルーサ豪快デモ!"掟破り"11秒0
1027peru2.jpg昨年の2着馬ペルーサが勝負に来た。芝コースで横山典を背にバンスタンウォルツ(3歳500万)を2馬身追走。直線で外へと持ち出して迫ると、グッとスピードを上げ、並ぶ間もなく僚馬を2馬身置き去りにした。ゴールまで闘志を高めながら併入するのが藤沢流だが、流儀を破っての豪快追い。ラスト1Fは11秒0をマークした。

 「指示通りの調教。良かったんじゃないか」。横山典の笑顔もさえる。「春先は地震で馬もナーバスになり、状態的にも苦しい中で使っていた。今はテンションこそ多少高いが状態面での心配は皆無」と語った。天皇賞・春8着後は宝塚記念を見送って早々とオーバーホール。北海道でたっぷりと英気を養ったかいあって、栗毛の馬体は見た目に大きくなった。尻は迫力たっぷりに盛り上がり、胸前も力強く張る。まさに馬肥ゆる秋という体だ。

 藤沢和師も胸を張って語る。「走りたくてたまらないという雰囲気で本当に元気がいい。3歳時とは全く違う体つきになったし、今年は何とか頑張るよう馬に言っておきます」。指揮官から得意のセリフが出た以上、今年もペルーサの激走に要注意だ。
2011/10/27 スポニチ
【天皇賞・秋】ノリ満足!ペルーサ11秒3
1027peru1.jpg猛デモで盾獲りをアピールした。昨年2着のペルーサは、横山典弘騎手を背に芝コースでバンスタンウォルツ(牡3、500万下)を3馬身追走する追い切り。4コーナーで外に馬体を併せると、直線はエンジンの違いを見せつけた。残り1ハロン手前でパートナーを一気に抜き去って、5ハロン65秒7、3ハロン36秒9-11秒3をマーク。4馬身先着と圧巻の走りだった。

 「けいこの動きは本当によかった。春先は地震の影響とかで馬がナーバスになったりしたが、今は順調に不安なくきている。休み明けで当日のテンションが高くならないかがどうかだが、この後はJC→有馬記念を予定しているので、いい滑り出しができれば、と思っている」と横山典弘騎手は満足そうに話した。04年の覇者ゼンノロブロイとの父子制覇を狙う。
2011/10/27 サンスポ
【天皇賞・秋】体質が強化され悲願のGI制覇へ ペルーサ
美浦 南芝 良 馬なり
65.4-50.2-36.4-11.6

デビューから青葉賞まで4連勝。能力は世代トップレベルと目されながらも、その後は結果を残せないでいるペルーサ。昨年の天皇賞・秋では大勢が決したあととはいえ、もの凄い脚で追い込んで2着など、東京2000mは3戦3連対と相性の良い舞台だけに、ここで巻き返しを図りたいところだ。

天皇賞・春からのぶっつけとなる今回は約半年ぶりのレース。実戦感覚は気になるところだが、たっぷりと休養をとったことで体質が強化され、どのスタッフも「腰まわりがしっかりしてきて、馬体全体が逞しくなった」と口を揃える。9月下旬に帰厩してからは坂路とコースで順調に調整されて好仕上がり。1週前には坂路で4F48秒9をマークするほどの状態だ。

そして、本日(26日)の追い切りは芝コースで僚馬と併せ馬。先週坂路で追われた効果もあり、気迫を全面に出した走りで鞍上の横山典騎手が押さえたまま4 馬身の先着と素晴らしい動きを披露した。その横山典騎手は「感触は良かったし、順調にきている。テンションの高い点は気になるけど、普通に走ってくれれば良い結果が出ると思う」と手応えを掴んでいる。

デビュー4連勝以降勝ち星はないものの、GIでも常に上位人気に支持されているように、その能力の高さはファンの誰もが認めるところ。約半年ぶりの実戦とはいえ、この馬が全能力を発揮した時には馬名の由来となっている、サッカー界不滅のスター・マラドーナのように、他を圧倒するだけのモノを持っているだけに目が離せないところだ。
2011/10/26 umajin
【天皇賞】美浦レポート~ペルーサ
昨日は気温が上がって夏日となった関東地方だが、昨夜から風が冷たくなってこの季節らしい気候となってきた。
 調教開始の朝6時の美浦の気温は13度。風がなく穏やかな朝となったが7時を過ぎるあたりから少し強い北風が吹いてきて少しだけ寒さを感じるようになった。

 朝一番に馬場に入ったペルーサ。芝コースに入って併走馬バンスタンウォルツを前に見ながらゆったりとしたペースで進み、スタンド前の直線で楽に捉える形の調整だった。

 調教後の共同記者会見での陣営のコメントは以下のとおり。

●ペルーサ(横山典弘騎手)

◎今朝騎乗しての感触は?
 良かったですよ。順調に来ています。

◎朝一番で前を行く馬をかわして行くような調教でしたが、先週も速いタイムが出てますね。
 指示通りでした。今週は思いっきり行くような感じではなくて。先週は思いっきりという感じで、先週はぶっ放しておきましたけど。

◎先週は手ごたえ以上の時計が出た感じでしたか?
 いや、別に。あの馬だったらあのぐらい(のタイム)が普通じゃないですかね。

◎休み明けで天皇賞に臨むことになりますが、いい感じで来ていると考えてよろしいですか?
 ほんとに順調ですね。春はいろいろ地震があったりで馬もナーバスになっていたところがあって状態的にはどうかなという感じで競馬を使ったんですけど、今回はどこも不安もなく順調に来ているんで。ちょっと休み明けってのが・・・。テンションが高いんで、そのへんがどう出るかは当日になってみないとわからないんですが、体の造り自体は問題ないと思います。

◎春の2戦は半信半疑だったですか?
 そうですね。休み明けの1戦目は本当にちょっと自分の中でもどうかと思いながら1回使って良くなるか悪くなるかどっちかな?と思うような感じで競馬を使ったですけど、今回はそんな心配はないんでいいと思います。

◎春の天皇賞はちょっとゴチャゴチャした競馬になってしまいましたが。
 それはしょうがないですね。レースですから。

◎4連勝で青葉賞を勝って以来、ちょっと勝ち星から遠ざかってますが。
 走らない馬なら4連勝もできないと思うし、勝ち星から遠ざかっているとは言っても天皇賞2着に来たりちゃんと走ってますから、別に気にすることはないんじゃないですか。

◎スタートも春はいい感じになっていたようですが。
 そうですね。スタート、スタートと言われてますけど、僕が乗った時は、ダービーでは出が遅かったところに両脇から寄られてそれで位置取りが悪くなって、それから言われてるんですけど、僕が乗っているレースでは別に心配はしてないですけどね。

◎あとは流れに乗れれば・・・ですか?
 休み明けなんでテンションが高いんで、そのへんが当日どう出るかがちょっと心配なだけで、あとはもう流れというより普通に走ってくれればそれなりにいい結果が出てるんじゃないかと思います。

◎今日の調教の走りは落ち着いてたんじゃないですか?
 まあ、普通ですね。

◎天皇賞に向けての感触は?
 休み明けですが、春に比べればいい休み明けの1戦目だと思うんでね。がんばってもらいたいと思います。

◎その先もありますね。
 天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念と秋は3戦する予定だと思うんで、いい滑り出しをしたいと思ってます。


●ペルーサ(藤沢和雄調教師)

◎休み明けですが、天皇賞の後はどう過ごしたんでしょうか?
 春に長い距離を使ってくたびれてたんで、北海道でゆっくり休養をさせてもらいました。戻ってきて約1ヶ月経ちます。

◎その後の調教過程を教えてください。
 帰ってきて元気も良かったし体も増えていたんで順調に調教は計画どおり進んでいると思います。

◎天皇賞が秋の最初のレースというのは当初からの予定だったんでしょうか?
 できればもうひとつ前から使いたかったでんすが、春の疲れもあったし、秋は有馬記念まで使わせてもらいたいなということで、使い出しは少し遅らせました。

◎先週、今週と馬は走りたくてたまらないような様子ですね。
 そうですね。十二分に調教はしていますからね。まだ体もかなり余裕ありますし、元気はいいですよ。

◎先週は調教で速い時計が出ましたが。
 短い(距離の)坂路だったんで時計は出ちゃったんですけど、まだ息も悪かったしね。今日は先週と比べればだいぶ良かったと思います。

◎今週は芝コースで楽に前を行く馬をかわすような形になりましたが。
 まあ、それぐらいで十分かなという感じでやったんですけど、先週より時計も遅かったし、その分距離は長かったんですけど息も先週からみたら全然良かったと思います。

◎秋の最初がいきなりGIですが、いい形で行けそうですね。
 まあ、休み明けでいきなりGIは大変だとは思います。

◎ちょっと勝ち星に見放されている形ですが。
 去年の天皇賞は見てのとおりのスタートの悪さで。その後の何戦かも(スタートが)悪かったんでね。スタートを心配したんですが、何とかスタートも出るようになったんでんでね。今回はそういう心配はなさそうだしね。

◎夏を越えて変わってきた点はありますか?
 どの馬もそうでしょうが、やはり3歳と4歳では体も見るからに違うし、たくましくなったんで、そのへんは期待してます。

◎府中コースで枠順も気になりますが。
 去年はああいうスタートでああいう競馬だったから(枠は)どこでもいいかなと思ってます。

◎潜在能力はメンバーでもかなり上だと思いますけど。
 明け4歳は強い馬が多いし、その中でもそんなに差はないと思うんで頑張って欲しいと思います。

◎天皇賞に向けて一言お願いします。
 休み明けで大変なんですが、調教はずいぶん我慢してこなしてくれたし、去年はずいぶん応援してもらったんだけど恥ずかしい競馬だったんで、今年はよく頑張るように(馬に)言っておきます。

(取材:佐藤泉)
2011/10/26 ラジオNIKKEI
豪快ペルーサ4馬身先着!2週連続の圧巻デモ
ペルーサが悲願のGI獲りを目指す。春の盾では8着と見せ場すら作れなかったため、すぐに休養。じっくり、昨年2着の舞台を見据えて乗り込んできた。

 午前6時の馬場開門直後に1番乗りで登場。Dコース経由で芝コースに入り、5Fからバンスタンウォルツを2馬身追走した。やや首の高い走りだが、気合乗りは満点でやる気に満ちあふれている。直線を向き馬体を合わせると、エンジンの違いを見せてグングン突き放した。馬なりながら一気の4馬身先着。一番時計をマークした先週20日の坂路(4F48秒9)に続く豪快なデモンストレーションだ。

 手綱を取った横山典騎手も、「感触は良かったし、順調にきている。春先より状態面での不安がない。休み明けでテンションが高い点がどうかだけど、普通に走ってくれればそれなりにいい結果が出ると思う」と満足そうな表情だ。

 藤沢和調教師は96年バブルガムフェロー、02、03年シンボリクリスエス、04年ゼンノロブロイと現役最多の4勝。特にゼンノロブロイは同年のジャパンC、有馬記念も勝ち年度代表馬に選ばれた。息子ペルーサへの期待も十分に、「調整は計画どおり。先週速い時計を出したから、けさはこれで十分だし、息づかいも良くなっている。古馬らしいたくましい体つきになってきたし、強い明け4歳のなかでも差はないと思う」。何としても冠を獲りたい。
2011/10/26zakzak
【BLOOD】成長見込めるロブロイ産駒ペルーサ
オルフェーヴルは嫌というほど強かった。ライバルが何も抵抗できず、だらしない気がしたが、何もさせないくらい、オルフェーヴルが強かったということか。これからは古馬との戦い。まだ3歳勢の古馬混合重賞での活躍がそれほど見られないだけに、世代間比較も重要になってくる。

 さて今週は古馬最高峰の天皇賞。ステイヤー寄りの馬もマイラー寄りの馬も対応できる距離だけに難しいが、この舞台が最適の馬を選びたい。

  ◎はペルーサ。休み明けということも手伝って、どうやら人気順ではそんなに上ではなさそうだが、昨年の秋のGIを思いだしてみても、この舞台が最も合うことは間違いなさそうだ。ゼンノロブロイ産駒は3歳時に牝馬を中心とした活躍があったあと、しばらく鳴りを潜めていたが、父自身が4歳秋に最も充実したように、まだ成長が見込める。牝馬戦線でもアニメイトバイオなどが復調してきたが、元来、アルゼンチン由来の血統を持ち、頑健なはずのペルーサはまだもう1段上の姿を見せられるはず。人気との兼ね合いでここで狙わずしてどうするという1戦だ。
2011/10/26zakzak
【天皇賞・秋水曜追い】ペルーサ 春のリベンジへ「状態は申し分ない」
天皇賞・秋に悲願のG1制覇を懸けるペルーサ(牡4=藤沢和)は横山典を背に芝コース。バンスタンウォルツ(3歳500万)を2馬身追走し、直線を向くと並ぶ間もなく抜き去って2馬身先着した。

 天皇賞・春(8着)以来の実戦となるが横山典は「状態は申し分ない。ゲートに関しても心配していない」。藤沢和師は「春の疲労は取れた。昨年とは体つきが違うし、馬もやる気にみなぎっている」と期待十分だった。
2011/10/26スポニチ
【天皇賞】ペルーサ"未冠"返上だ
1026peru2.jpg「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

 ペルーサは3歳で挑んだ昨秋の天皇賞で2着に奮闘。久々の実戦となる分、これまでにないほど強いケイコを消化してきた。"大器"とうたわれながらも、G1タイトルはない。この秋こそと陣営は闘志を燃やしている。

 怒とうの追い込みを見せた秋の盾から1年。ひと回りもふた回りも大きく成長し、ペルーサが秋の盾に帰ってくる。3歳で挑戦した昨年はスタートダッシュがつかずに後方からのレース。だが、メンバー最速の上がり3F33秒6の末脚で2着まで追い上げた。他馬に騎乗していた騎手のなかには「一瞬のうちにかわされた。あの3歳は末恐ろしい」と勝ったブエナビスタ以上の評価を与えた者もいたほど。それほど強烈な印象を刻み込んだ。

 藤沢和師も懐かしそうに振り返る。「3歳で斤量が有利(56キロ)だったこともあるけど、なかなかできない芸当。あれから馬は良くなっている。ゲートももう問題ないしね」。出遅れが目立ったために、一時はゲート練習に明け暮れたこともあった。しかし、昨年暮れの有馬記念や今春の天皇賞ではスタートを五分に切って、好位での競馬も披露。不安なく、競馬に向かえるのは大きい。

 今春は日経賞、天皇賞の2戦のみで休養し、秋に全力投球するために夏場を休養に充てた。「出入りの激しい競馬だったせいもあったが、春の天皇賞では引っ掛かっていた。春は苦しいところもあったんだろう。いい夏休みができて、今は古馬のいい体になっている」と成長に目を細める。

 昨年は毎日王冠をステップに臨んだが、今年はここが秋のスタートだ。「秋は3戦(天皇賞、ジャパンC、有馬記念)にしたいから、今年はこのレースからになった。もともと使って良くなるタイプなので、意識的にビッシリやってきたよ」。その言葉通りに、中間はこれまでになく強いケイコを課した。横山典が騎乗した美浦坂路での1週前追い切りでは、4F48秒9‐36秒2‐12秒7の1番時計をマーク。僚馬サトノコクオー(7歳オープン)を一気に0秒7も突き放してみせた。

 秋の盾を4勝している指揮官は「どれだけ(攻め馬を)やっても、1回の競馬にはかなわない。でも、いい動きだったし、4歳秋になったんだからね」と実りの秋への手応えを口にする。この馬も"最強世代"の一頭だ。"未冠の大器"を返上する季節がやってきた。
2011/10/26デイリースポーツ
藤沢和師、ペルーサで今年こそ!...天皇賞・秋
1025peru3.jpgオルフェーヴルを3冠馬に育てた池江泰寿調教師(42)が、古馬最高峰のレースで、二の矢、三の矢を放つ。トーセンジョーダンは、G2の札幌記念を制し、重賞3勝目を挙げた、今が"旬"の5歳馬。トゥザグローリーは、昨年の有馬記念で3着に入るなど、最強と言われる現4歳世代でも、トップクラスの実力を持つ。一方、関東のエース格ペルーサは、昨年の2着馬。現役最多勝(4勝)の藤沢和雄調教師(59)が、7年ぶりの勝利を目指す。
過去18頭を出走させた藤沢調教師。笑顔の中の眼光は鋭い

 誰もがその実力を認めながら、昨年の秋はゲート難ばかりが注目されてしまった。あれから1年。ペルーサは、大人になって"秋天"の舞台へ戻ってきた。「4歳になれば、みんな体は立派になってくるんだよ。でも、いい夏休みだった。気持ちも体も、古馬になってきた」。藤沢和調教師が、穏やかな表情で語った。

 1年前は、3歳で古馬の一線級に挑んだ。もちろん、課題のスタートは、猛特訓。それでも、2馬身出遅れた。4コーナーを後方2番手を回り、怒とうの追い込みでブエナビスタの2着。ラスト3ハロンは、勝ち馬を0秒5も上回るメンバー中最速の33秒6。威力ある末脚を、強烈にアピールした。

 その後のジャパンC(5着)、有馬記念(4着)は、善戦止まり。今年は、日経賞が2着、春の天皇賞は8着。だが、成績とは反対に、ゲートは格段の進歩を見せた。「去年からみたら、良くなっている。ここ2戦は完ぺきだから」

 夏場を充電に充て、秋の超G1・3連戦に照準を合わせた。「下手なけいこを10回しても、1回の競馬には勝てない」。トレーナーは、調整の難しさを口にするが、「意識してやっている」という。実りの秋へ、全力を注いでいる。

 1週前の追い切り(20日、坂路)が圧巻だった。併せたサトノコクオー(7歳オープン)を4馬身も置き去りにして、48秒9の一番時計をマークした。「半マイルだから、それくらいは出るよ」。藤沢師はサラリと言うが、「予定通り調教ができている。やっぱり、オープン馬だよね」と信頼を寄せる。

 現役最多出走&最多勝(4勝)を誇る藤沢師。04年は、父であるゼンノロブロイで、天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念の超G1完全制覇を果たしている。その3連戦の第一戦。「頑張ってくれると思う」。NO1トレーナーの手腕に注目だ。

 ◆秋の盾男 藤沢和調教師は、秋の天皇賞に現役最多となる延べ18頭を出走させ、96年バブルガムフェロー、02、03年シンボリクリスエス、04年ゼンノロブロイで優勝。4勝は現役最多で、史上2位。1位は尾形藤吉調教師の7勝(延べ44頭)。
2011/10/26スポーツ報知
【天皇賞・秋】ペルーサ復活差しで古馬3冠ロード
1025peru2.jpg昨年2着のペルーサが成長度で逆転を狙う。火曜朝は坂路で調整。2本目に1F14秒台のラップを4本並べて4F57秒9でまとめた。天皇賞・春(8着)以来となるが、20日の追い切りで坂路4F48秒9の1番時計をマークするなど順調そのもの。藤沢和師は「予定通りに来ていて、先週もいい動きをしていた。やっぱりオープン馬だよね」と満足げな表情を浮かべた。

 3歳で挑んだ昨年はブエナビスタの2着。スタートで遅れて万事休すかと思われたが、直線はブエナを上がり3Fで0秒5も上回る剛脚を駆使して猛然と追い込んだ。師は「重量差(昨年は56キロ)があったとはいえ、出遅れるハンデがありながら頑張った。あれから良くなったから」と手応えをにじませた。

 天皇賞・春は8着に終わったが、距離が長かったことと折り合いを欠いたことが敗因。その後は充電期間に充て、秋に備えた。その効果は十分。馬体や動きに迫力が増し、精神的にも落ち着きが出てきた。「いい夏休みが取れた。4歳だから体は立派になってくるよ。古馬の体になった」と成長に目を細める。3歳時は走るたびに話題になったスタートも「ここ2戦は完璧に出ているし、大丈夫だと思う」と不安はない。

 デビュー4連勝を飾った青葉賞以降、勝ち星から遠ざかっているが、天皇賞・春以外は大きく負けていない。「稽古を10回やっても1回の競馬にはかなわないといつも言っているが、それを分かった上で秋3回使いたいからここから使う。休み明けは良くないから意識して調整してきたつもり」と師。ぶっつけでの参戦は手応えの裏返しにほかならない。昨年同様に天皇賞・秋→ジャパンC→有馬記念と王道を歩む予定。父ゼンノロブロイは4歳秋に本格化し、秋古馬3冠を3連勝した。偉大な父に近づくべく、まずは天皇賞・秋が試金石となる。
2011/10/21スポニチ

でもさ~ぺるほど勝てなくて、愛されてる馬ってそうそういないよね。
そんでもって毎回ものすごい期待をさせてくれるっていうか~。
ぶっちぎって王道走ってほしいなぁ。

【天皇賞・秋】ペルーサ今年こそ父子制覇だ!
1025peru1.jpg1年前につかみ損ねたタイトルを、今年はきっちりとモノにする。昨年の天皇賞・秋ではブエナビスタの2着に惜敗したペルーサが、念願の盾獲りに向けて、万全の態勢を整えてきた。

 今春は日経賞2着→天皇賞春8着と2走して、その後は心身の成長を促すために放牧に出された。しっかり英気を養い、9月半ばに美浦トレセンに帰厩。じっくりと豊富な乗り込み量を消化してきた。20日の1週前追い切りでは坂路4ハロン48秒9という自己ベストを抜群の動きでマークした。

 「半マイル(800メートル)しかないから、それぐらいは出る。予定通りきているし、やっぱりオープン馬だな」と藤沢和調教師は穏やかな表情を見せる。

 デビューから4連勝で青葉賞を勝ち、2番人気のダービーではスタートでの出負けが響いて6着。それでも3歳で挑戦した昨年は、メンバー1番の上がり3ハロン33秒6の末脚を駆使した。ひと夏越して緩かった馬体にもぎっしりと実が入り、4歳秋でいよいよ本格化を迎えた。

 「秋3回使いたい(天皇賞→JC→有馬記念)のでこのローテーション。ヘタにけいこを10回やるより、1回の競馬にかなわないが、その辺りも意識してやってきた。体重が増え、ひと回り大きくなって馬体も良くなった。去年はスタートで出遅れるハンデがありながらもよく頑張った。(ここ2走は)ゲートも良くなっているので大丈夫だと思う」

 藤沢和師は、自身5度目となる"秋天制覇"をペルーサに託す。全4勝中3勝を挙げている得意の東京で、ゼンノロブロイ(04年V)との父子制覇を目指す。 (片岡良典)
2011/10/25サンスポ

ぺる、たて髪が伸びてちょっと一昔前の西条秀樹とか野口五郎とか沢田研二みたいになってない?w
体は春出てきた頃より引き締まって見えるな~。

【天皇賞・秋】ペルーサ迫力UP!昨年の逆転狙う
昨年2着のペルーサは天皇賞・春(8着)以来となるが、20日に坂路で4F48秒9の1番時計を叩き出すなど態勢は十分。

 葛西助手は「迫力があるね。今回は随分いい。気持ち的にも大人になった」とかなりの手応えをつかんでいる。3歳で挑戦した昨年は出遅れながら猛然と追い込んでブエナビスタの2着。1年間の成長分で今年は逆転を狙う。
2011/10/25スポニチ
【天皇賞】ペルーサ、自己ベストで躍動
半年ぶりの実戦へ、昨年2着のペルーサが20日、美浦坂路で躍動。この日の一番時計となる4F48秒9は、自己ベストでもあった。3Fは36秒2‐12秒7で、僚馬サトノコクオー(7歳オープン)に先着。藤沢和師は「この時計でも、手応えにはまだ余裕があった。体つきもいい」とうなずく。葛西助手も「迫力があっていい感じ。精神的にも大人になった」と前向きだ。
2011/10/21デイリースポーツ
ペルーサ4馬身置き去り一番時計...天皇賞・秋1週前追い切り
1021peru2.jpg天皇賞・秋(30日、東京)へ向け、昨年の2着馬ペルーサが20日、美浦の坂路で1週前追い切りを行った。僚馬サトノコクオー(7歳オープン)を約3馬身先行させる形でスタート。春の天皇賞(8着)以来、実戦を離れているとは思えない引き締まった体で、横山典が強めに追うと、バテたパートナーをあっさり4馬身置き去りにした。4ハロン48秒9―36秒2―12秒7。この日の坂路の一番時計と、自己最高タイムをマークした。

 葛西助手は「1週前にしては、いい動きだった。ずいぶん、馬が良くなっているね。気持ちがどっしりとして、大人になったと思うし、馬体重が増えていた(前走506キロ)としても、太くは見せていない。いい時計が出たし、週末はサラッとでよさそう」と仕上がりに納得の表情。6か月ぶりの実戦でも、不安なく送り出せそうだ。

2011/10/21 スポーツ報知

【天皇賞・秋1週前追い】ペルーサ1番時計48秒9
1021peru.jpg天皇賞・秋の1週前追いが行われ、昨年はブエナビスタの2着に食い込んだペルーサ(牡4=藤沢和)は坂路コースに入るとテンから飛ばし、4F48秒9の1番時計をマーク。ラスト1Fも12秒7でまとめ、パートナーのサトノコクオー(7歳オープン)を突き放した。

 藤沢和師は「馬ってこんな時計が出るんだなあ」と上機嫌。天皇賞・春(8着)以来となるが「いい体になっているし、あれだけの時計を出しても余裕があった」と成長を強調した。
スポニチ2011/10/21
ペルーサ超抜48秒9「とにかくすごい体になった」
1020peru.jpg 勝負の秋へ、無冠の大器ペルーサが坂路で強烈なデモンストレーションを演じた。

 外サトノコクオーを1馬身追走し、テンからグッとスピードに乗り速いラップを刻んだ。終盤、厳しい流れに脚色が鈍りだしたサトノを尻目に、ラストまでしっかり速いペースを持続。排気量が違うとばかり、4馬身突き放した。

  "4F48秒9"。手応えに余裕を残しつつの猛タイムに、「馬って、こんな速い時計が出るのか(笑)。まだ余裕はあったぞ」と藤沢和調教師。春を2戦で切り上げ存分にリフレッシュしたことが奏功し、「20キロくらい増えてとにかくすごい体になった。ぶっつけでGIは厳しいし、ペルーサも休み明けはあまり実績がないけど、それでも今のこの馬体なら」と、胸が張れる仕上がりだ。天皇賞→ジャパンC(11月27日)→有馬記念(12月25日)と王道を進むが、「一番条件が合うのは天皇賞」と昨年2着の舞台へ向け力が入る。
zakzak10/20

春から長い休養を経て、やっと出てきたぺる。
久々の活躍楽しみです。
もちろんペルーサ単勝1点買いでw

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