【天皇賞・秋】ペルーサ復活差しで古馬3冠ロード
昨年2着のペルーサが成長度で逆転を狙う。火曜朝は坂路で調整。2本目に1F14秒台のラップを4本並べて4F57秒9でまとめた。天皇賞・春(8着)以来となるが、20日の追い切りで坂路4F48秒9の1番時計をマークするなど順調そのもの。藤沢和師は「予定通りに来ていて、先週もいい動きをしていた。やっぱりオープン馬だよね」と満足げな表情を浮かべた。
3歳で挑んだ昨年はブエナビスタの2着。スタートで遅れて万事休すかと思われたが、直線はブエナを上がり3Fで0秒5も上回る剛脚を駆使して猛然と追い込んだ。師は「重量差(昨年は56キロ)があったとはいえ、出遅れるハンデがありながら頑張った。あれから良くなったから」と手応えをにじませた。
天皇賞・春は8着に終わったが、距離が長かったことと折り合いを欠いたことが敗因。その後は充電期間に充て、秋に備えた。その効果は十分。馬体や動きに迫力が増し、精神的にも落ち着きが出てきた。「いい夏休みが取れた。4歳だから体は立派になってくるよ。古馬の体になった」と成長に目を細める。3歳時は走るたびに話題になったスタートも「ここ2戦は完璧に出ているし、大丈夫だと思う」と不安はない。
デビュー4連勝を飾った青葉賞以降、勝ち星から遠ざかっているが、天皇賞・春以外は大きく負けていない。「稽古を10回やっても1回の競馬にはかなわないといつも言っているが、それを分かった上で秋3回使いたいからここから使う。休み明けは良くないから意識して調整してきたつもり」と師。ぶっつけでの参戦は手応えの裏返しにほかならない。昨年同様に天皇賞・秋→ジャパンC→有馬記念と王道を歩む予定。父ゼンノロブロイは4歳秋に本格化し、秋古馬3冠を3連勝した。偉大な父に近づくべく、まずは天皇賞・秋が試金石となる。
2011/10/21スポニチ
でもさ~ぺるほど勝てなくて、愛されてる馬ってそうそういないよね。
そんでもって毎回ものすごい期待をさせてくれるっていうか~。
ぶっちぎって王道走ってほしいなぁ。