天皇賞秋・ぺる情報-スポーツ報知-

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藤沢和師、ペルーサで今年こそ!...天皇賞・秋
1025peru3.jpgオルフェーヴルを3冠馬に育てた池江泰寿調教師(42)が、古馬最高峰のレースで、二の矢、三の矢を放つ。トーセンジョーダンは、G2の札幌記念を制し、重賞3勝目を挙げた、今が"旬"の5歳馬。トゥザグローリーは、昨年の有馬記念で3着に入るなど、最強と言われる現4歳世代でも、トップクラスの実力を持つ。一方、関東のエース格ペルーサは、昨年の2着馬。現役最多勝(4勝)の藤沢和雄調教師(59)が、7年ぶりの勝利を目指す。
過去18頭を出走させた藤沢調教師。笑顔の中の眼光は鋭い

 誰もがその実力を認めながら、昨年の秋はゲート難ばかりが注目されてしまった。あれから1年。ペルーサは、大人になって"秋天"の舞台へ戻ってきた。「4歳になれば、みんな体は立派になってくるんだよ。でも、いい夏休みだった。気持ちも体も、古馬になってきた」。藤沢和調教師が、穏やかな表情で語った。

 1年前は、3歳で古馬の一線級に挑んだ。もちろん、課題のスタートは、猛特訓。それでも、2馬身出遅れた。4コーナーを後方2番手を回り、怒とうの追い込みでブエナビスタの2着。ラスト3ハロンは、勝ち馬を0秒5も上回るメンバー中最速の33秒6。威力ある末脚を、強烈にアピールした。

 その後のジャパンC(5着)、有馬記念(4着)は、善戦止まり。今年は、日経賞が2着、春の天皇賞は8着。だが、成績とは反対に、ゲートは格段の進歩を見せた。「去年からみたら、良くなっている。ここ2戦は完ぺきだから」

 夏場を充電に充て、秋の超G1・3連戦に照準を合わせた。「下手なけいこを10回しても、1回の競馬には勝てない」。トレーナーは、調整の難しさを口にするが、「意識してやっている」という。実りの秋へ、全力を注いでいる。

 1週前の追い切り(20日、坂路)が圧巻だった。併せたサトノコクオー(7歳オープン)を4馬身も置き去りにして、48秒9の一番時計をマークした。「半マイルだから、それくらいは出るよ」。藤沢師はサラリと言うが、「予定通り調教ができている。やっぱり、オープン馬だよね」と信頼を寄せる。

 現役最多出走&最多勝(4勝)を誇る藤沢師。04年は、父であるゼンノロブロイで、天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念の超G1完全制覇を果たしている。その3連戦の第一戦。「頑張ってくれると思う」。NO1トレーナーの手腕に注目だ。

 ◆秋の盾男 藤沢和調教師は、秋の天皇賞に現役最多となる延べ18頭を出走させ、96年バブルガムフェロー、02、03年シンボリクリスエス、04年ゼンノロブロイで優勝。4勝は現役最多で、史上2位。1位は尾形藤吉調教師の7勝(延べ44頭)。
2011/10/26スポーツ報知

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