【天皇賞】ペルーサ"未冠"返上だ
「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)
ペルーサは3歳で挑んだ昨秋の天皇賞で2着に奮闘。久々の実戦となる分、これまでにないほど強いケイコを消化してきた。"大器"とうたわれながらも、G1タイトルはない。この秋こそと陣営は闘志を燃やしている。
怒とうの追い込みを見せた秋の盾から1年。ひと回りもふた回りも大きく成長し、ペルーサが秋の盾に帰ってくる。3歳で挑戦した昨年はスタートダッシュがつかずに後方からのレース。だが、メンバー最速の上がり3F33秒6の末脚で2着まで追い上げた。他馬に騎乗していた騎手のなかには「一瞬のうちにかわされた。あの3歳は末恐ろしい」と勝ったブエナビスタ以上の評価を与えた者もいたほど。それほど強烈な印象を刻み込んだ。
藤沢和師も懐かしそうに振り返る。「3歳で斤量が有利(56キロ)だったこともあるけど、なかなかできない芸当。あれから馬は良くなっている。ゲートももう問題ないしね」。出遅れが目立ったために、一時はゲート練習に明け暮れたこともあった。しかし、昨年暮れの有馬記念や今春の天皇賞ではスタートを五分に切って、好位での競馬も披露。不安なく、競馬に向かえるのは大きい。
今春は日経賞、天皇賞の2戦のみで休養し、秋に全力投球するために夏場を休養に充てた。「出入りの激しい競馬だったせいもあったが、春の天皇賞では引っ掛かっていた。春は苦しいところもあったんだろう。いい夏休みができて、今は古馬のいい体になっている」と成長に目を細める。
昨年は毎日王冠をステップに臨んだが、今年はここが秋のスタートだ。「秋は3戦(天皇賞、ジャパンC、有馬記念)にしたいから、今年はこのレースからになった。もともと使って良くなるタイプなので、意識的にビッシリやってきたよ」。その言葉通りに、中間はこれまでになく強いケイコを課した。横山典が騎乗した美浦坂路での1週前追い切りでは、4F48秒9‐36秒2‐12秒7の1番時計をマーク。僚馬サトノコクオー(7歳オープン)を一気に0秒7も突き放してみせた。
秋の盾を4勝している指揮官は「どれだけ(攻め馬を)やっても、1回の競馬にはかなわない。でも、いい動きだったし、4歳秋になったんだからね」と実りの秋への手応えを口にする。この馬も"最強世代"の一頭だ。"未冠の大器"を返上する季節がやってきた。
2011/10/26デイリースポーツ
天皇賞秋・ぺる情報-デイリースポーツ-
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