明けて7月1日!
この日は楽しみにしてた釧路湿原での外乗トレッキングです。
8時半には牧場についていないといけないので、朝5時過ぎからママさんがまたもや豪華な朝食を。・゚・(ノД`)・゚・。

いや、もはや朝食というには申し訳ない豪華和食卓。
さらに、akumakozoさん、雨の中走ってドロドロになってたミ・エストのチェーンに油まで挿してくださっていました。
な、なんというVIP待遇
本当に何から何までありがとうございます~ペコリ(o_ _)o))
ダガシカシー!
サービスはそれだけにとどまらず!
本部から1時間半はかかる鶴居のどさんこ牧場まで送迎してくださるというではありませんか。・゚・(ノД`)・゚・。
このご恩は一生忘れません~

出発前にakumakozoさんと、ママさんとそれぞれ2ショットいただきました~!
そして写真ではそんなでもないのですが、時折先が見えないほどの濃霧に包まれながら鶴居村へ向かいます。
どさんこ牧場に着いたときには濃霧も晴れて、とりあえず曇り~。
早めに着いちゃったのでしばし牧場でakumakozoさんと談笑しながら馬を眺めます。

※いろいろakumakozoさんのところから写真をお借りしていますw
馬のお世話係さんが馬を追うとみんな一列に餌場に戻ってきましたよ~。
その中で、超マイペースな馬がいたのです。ごーごー寝てたかと思うと・・・

一番最後にのんびり餌場に戻ってきてました。
ここの馬はみんな仲良しさんで、お互いに毛づくろいしたり、毛をかんだりしてました。

これは馬同士の親愛のしるしなんですよー。癒される~。
しーんーあーいー!

同じ毛色で、兄弟なのかもしれませんね。
牧場も受付時間になったので、それを見届けてくださったkumakozoさんとはこちらでお別れ。
本当に何から何までお世話になりました~。
釧路はホント広大でそのすべてを見るにはとても時間がたりませんでしたが、
すばらしい釧路の思い出を作ることができました。
そして来年は道東ピンポイントでうかがいますのでまたよろしくお願いしますwww

受付を済まして馬場に向かうと今日乗せてくれる馬たちとご対面。
馬を駆っている間に、雲がなくなって青空が~!

そしてさっきの超絶マイペースな白馬さんは、ガイドさんの馬でしたwww
元祖サドルバックつけてますよ~。いいな馬旅。
ホントに馬乗れるの~?とお疑いの皆様にwww
ワタクシのブリティッシュな乗馬姿などをご披露いたしますことよξ^▽〆オーホッホッホ
野を越え、山を登り、湿原が見渡せる丘の上に到着~。

昨日の細岡展望台からとは違った蛇行する釧路川が見えました~。
はるか彼方には釧路の町

で、ですね~。
なんとこの場所・・・携帯の電波が入るんですwww
なんでも周囲に障害物が何もないそうなのでかえって村なんかより入りやすいそうでw
宮島岬が見えました。

今回はワタシの駆足レベルではあそこに到達するのがムリだったのでいけませんでしたが、
いつかは必ず行ってみたいです。
※駈足:馬の走らせ方。馬が草原を走ってるときのイメージかな。3拍子です。
ここでお昼~。どさんこ牧場で用意してくれてたおにぎりです。

この景色をみながらたべるおにぎりは最強においしー!
ワタシを乗せてくれたどさんこ馬の大地くんです。

サラブレットと違って高さがそんなにないのと、山を登ったりするのはやっぱ力強いです。
展望地を抜けたあとは湿原の中へ。
釧路湿原についていろいろレクチャーもしてくれます。
釧路湿原のあるところはもともとは海だったそう。
約4000年前、流入した砂で海が閉じられ土砂や泥炭などが堆積して今の姿になったんだそうです。
そして阿寒山や屈斜路湖などの豊富な下水が注ぎ込んで今なお湿潤の湿原の姿をしているんですねー。
キラコタン岬や宮島岬の名前は昔海だったときの名残のままなのだそうですよ。
これはヤチボウズ(谷地坊主)

湿原特有の植物でこれ結構大きくて70cmくらいありましたけど、1年に1cmしか延びないそうなので、
これ70年ものですよΣ( ̄□ ̄ノ)ノ
そして、湿原の中の樹木としてはこれしか育つことができないという
ヤチハンノキ

湿原は基本的には泥炭の堆積物で地盤というわけではないので根を張る樹木は育たないそうで、
釧路湿原に立っている木はすべてこの1種類だけだそうです。
そしてこのヤチハンノキは樹齢100年もしないうちに自然に倒れ、若い世代に譲っていくため
密林化することなくこの湿原の姿を保っているのだとか。
本当に自然の食物連鎖はよく出来ていますね。
そしてヤチマナコ。

湿原は厚く泥炭が堆積しているところには乗ることができます。
実際乗って揺らすと泥炭がゆれるので、液状化現象みたいに揺れますwww
でも基本は水の上なのでその泥炭の堆積物が途切れるところがあって、そこに棒をつっこんで
どのくらいの深さかを体験させてもらいました。
ずぶずぶ埋まって3~4mくらいはありそうでした。
まさに底なし沼・・・。

そしてそばの木の根っこには、熊が引っかいた爪痕が残っていました。
ありの巣があったので、おそらくそれを狙っていたのだろうということ。
陸地は白樺も生えていました。

春になると山菜摘みができるそうなのですが、行者ニンニクが自生してました。
すんげーニンニク臭wwww
これ食べてフルフェイスかぶろうもんならとんでもないことになりそうですww
湿原のレクチャーを受けながら、5時間のトレッキング。
天気にも恵まれ、久々に馬に乗って走る草原はとても爽快でした。
(バイクに乗る前は馬に乗りに北海道に通ってたのです。)
馬に乗らなくても、鶴居どさんこ牧場のちょっと先にバイクでもいけるミニ湿原エリアがあります。

このちょっと先に沼があるのですが、
ここで今年タンチョウ鶴が抱卵をしたそうです。
ですが・・・
それがうわさになってしまったのか、
1日中張り付いてカメラを構えているカメラマンが出没し、
結局タンチョウ鶴は抱卵をやめてしまったのだそう。
知床のキタキツネのときも思いましたが、
単に自分の欲を満たすだけの行為が本来人間とかかわりのないはずの野生動物へどれだけ影響を与えているか。
これは企業や行政の観光客誘致の姿勢にも問題あると思いますが、
安易にキタキツネが見れるとかタンチョウ鶴が見れるとかって
うたい文句でツアーを組んだりして、
安易にその環境を訪れることができるようになってしまっていること。
もっと誘致する側も訪れる側も考えるべきだと思う。
すばらしい自然の中でいろいろすばらしい体験をさせてもらった鶴居どさんこ牧場を後にします(14:30pm)
続く。