2011年11月アーカイブ
ペルーサ府中の直線フル活用で一気/JC
<山本幸史のG1ヤマを張れ:ジャパンC>
ジャパンCは最強4歳世代の一角ペルーサが怖い。前走の天皇賞・秋ではメンバー最速33秒9の上がりで3着と好走。ゲート難が解消して、デビュー4連勝した3歳春の勢いが戻った。状態も確実に上昇。美浦トレセンで密着した山本幸史は確信の最高級の◎を打った。
ペルーサが最高の舞台でG1初戴冠を果たす。藤沢和師は「胸を張って有馬記念に行けるように、いい競馬をしたい」と、この一戦への強い決意を口にした。今年のジャパンCは凱旋門賞1、2着馬の参戦で誰もが認める超G1。強いといわれる最強4歳世代の大物にとって格好のお膳立てが整った。
前走の天皇賞は後方でじっと脚をためて末脚を爆発させたが惜しくも届かず3着。だが、半年ぶりの実戦でマークした上がり3ハロンは33秒9とメンバーで唯一34秒を切った。超ハイペースではなし崩し的に脚を使わされてもおかしくない状況でこの末脚。エンジンが違う。
4角出口からは追われ通しだった。好スタートからじっと位置を下げたあたりを見ても、2400メートルの方が間違いなく追走が楽。525・9メートルの長い直線を丸々追われても伸びる航続距離の長さと切れが前の位置で使えれば、ゴールを先頭でぶち抜けてくる。
秋前から心身の成長はすさまじかった。馬体はひと回りビルドアップ。精神面についても藤沢和師は「天皇賞当日の返し馬が今までになく落ち着き払っていて、え? と思ったよ」と驚いたほど。久々でもG1を取るべくビシビシ調教をこなしながら、大観衆のいるスタンドを平然と見ながら歩き、走れた。使った効果についても横山典騎手が「思惑通りに良くなった」と状態アップを証言。調教では得られない負荷を与え、強くしてくれるのが1回の実戦。前走の反動がないのは中間の12キロ増の馬体重から分かる。
確たる逃げ馬は不在でペースは間違いなくスロー。となれば最後は決め手比べ。ペルーサが過去府中で使った上がり3ハロンの平均は33秒76だった。ブエナビスタが33秒90でエイシンフラッシュは34秒40。決め手は上だ。最後方から5着まで食い込んだ昨年とは心身の状態が雲泥の差。休み明け2戦目という最高の状態で迎えたJCでペルーサが今度こそ頂点に立つ。
2011/11/27 日刊スポーツ
【JC】ペルーサ、精神面成長した
「ジャパンC・G1」(27日、東京)
レース前日の26日に、ペルーサが美浦坂路で軽快な動きを見せた。4F59秒0‐43秒3‐14秒3に「いい動き」と藤沢和師は胸を張る。充実の秋。春と比べてスケールアップしている。「春はゲート練習などをして、見えないところでストレスがかかっていたようだね。この秋は調教終わりでもケロッとしている。それだけ精神面が成長した証拠」と違いを強調していた。
2011/11/27 デイリースポーツ
松沢一憲のVゴ~ル:抜群の破壊力、ペルーサ (日曜競馬)
14キロ増の馬体で迎えた秋初戦の天皇賞(秋)でペルーサは1馬身差の3着。後方待機から直線外に出すとメンバー最速の上がり33秒9の末脚で猛然と追い込んだ。スタートの悪さでビッグタイトルを逃してきたが、久々にこの馬らしい破壊力を見せつけた。大型馬で一度使えばガラリ一変するタイプで、東京2400メートルは青葉賞を圧勝した舞台。4歳秋を迎え心身ともに大きく成長した素質馬が、悲願のG1をゲットする。
2011/11/26 毎日jp
【ジャパンC】ペルーサ藤沢和師「馬が光ってるよ」
ペルーサは午前7時の開門直後、Dコース(ダート)をキャンター。迫力のある動きで毛ヅヤも抜群だ。動きを見守った藤沢和師は「いい感じだね。弾んでいるし馬が光っているよ」と目を輝かせた。「スタートも大丈夫だから(奇数の)7番は何の問題もない。たくさん食べているし言い訳なしだ。いい競馬をして有馬記念に行きたい」と悲願のG1初制覇に向け、ボルテージを上げていた。
2011/11/26 スポニチ
【ジャパンC】前々日オッズ1番人気はペルーサ
「ジャパンC・G1」(27日・東京)の前々日オッズが25日に発表された。
1番人気はG1初制覇を狙うペルーサで2・6倍。金曜朝は美浦Dでやや速めのキャンターを行ったが「チップが乾燥しているのでダートでやった。いい感じの体つきになっている」と藤沢和師は満足げに語った。
2011/11/25 デイリースポーツ
JCを勝つのはこの馬
皆様、こんにちは。
今日2本目のお題は「ジャパンC(芝2400m)」。
本命はペルーサ(美浦・藤沢和厩舎)です。
前走の天皇賞・秋はプラス14キロと馬体重は大幅に増えていましたが、パドックを見た印象ではスラッとスマートな感じ。決して太め残りではなく、成長分と見ていいでしょう。レースは懸命に追い込むも3着まで。かなり早い流れだったので"いいペースだな"と思って見ていましたが、最後は久々のぶん甘くなってしまった印象でした。
前走の疲れはまったく見せず、この中間は入念に乗り込みを消化。水曜の最終追いは芝コースでレッドスパーダらを追走する形からスタートすると、コースの外をいっぱいいっぱいにまわって5F67秒9-3F38秒7-1F11秒5(馬なり)を記録しました。直線のキレは圧巻のひと言。馬体も惚れ惚れする仕上がりになりましたし、4歳秋にしてやっと完成されました。陣営もかなりの自信を持っているようですし、ここは素直に信用します。勝つのはこの馬でしょう。
是非、ご一考を!
2011/11/25 UMAJIN
松沢一憲のVゴ~ル:無冠返上、ペルーサ (日曜競馬)
ペルーサは春の天皇賞からぶっつけで挑んだ前走で1馬身差の3着。驚異的なレコード決着の中、大外から自慢の末脚をさく裂させた。課題だった発馬をクリアし、長くいい脚を駆使して次走につながる競馬をアピールした。デビューから4連勝を飾った4歳世代のエースが、世界の舞台で「無冠の帝王」を返上する
2011/11/25 毎日jp
【ジャパンC】ペルーサ7番「レースしやすい」
悲願のG1初制覇に挑むペルーサは4枠7番。津曲助手は「休み明けの天皇賞(3着)でもスタートは決まったし、この枠ならレースはしやすい。久々を使って馬は随分と良くなった。締まるところは締まり、付くべきところにはいい筋肉が付いてきた」と大幅な良化を感じ取っている。
2011/11/25 スポニチ
【ジャパンC】GI初勝利を狙うペルーサ、豪快な伸び脚で仕上がり完璧!
美浦 芝 稍重 馬なり
67.9-52.7-38.7-11.5
6カ月の休み明けで臨んだ前走(天皇賞・秋)は外から猛然と追い込むも、わずかに届かず3着に敗れたペルーサ。レコード決着による反動が心配されたが、馬の回復が早くすぐに乗り込みを開始。心配事は杞憂に終わった。
この中間は馬なりで15-15のメニューを消化。先週の1週前追い切りでは美浦の坂路で速い時計を出して、迎えた今朝の最終追い切りでも文句なしの動きを披露した。23日、主戦の横山典弘騎手を背に美浦の芝コースで併せ馬。前を行く僚馬2頭を追いかける形でスタートすると、馬なりのまま加速。ラスト 1F11秒5の伸び脚で、最後はレッドスパーダを一気に抜き去った。稍重の馬場をものともしない走りで、前走よりもさらにパワーアップした伸び脚は迫力十分。素晴らしい馬体の張りに、ピカピカの毛ヅヤ。完璧に仕上がった。
期待された昨秋は天皇賞・秋での2着こそあったが、評判に見合う結果を残すことはできなかった。今年もまだ勝利とは無縁で、振り返ると昨年の青葉賞で圧勝したのを最後に一度も勝利していない。今年のジャパンカップも、凱旋門賞馬の参戦など強敵が顔を揃えた。一線級の猛者をなぎ倒して初のGI制覇なるか。この馬の末脚が府中の直線で弾けるところを拝みたいものだ。
2011/11/24 UMAJIN
【JC】ペルーサ、迫力満点!
「ジャパンC・G1」(27日、東京)
上昇カーブがはっきりと見えた。横山典が騎乗したペルーサの追い切りは23日、美浦芝でサトノギャラント(2歳500万下)、レッドスパーダ(5歳オープン)を前に見る形で始まった。雄大なフットワークで2頭の外に持ち出すと、豪快に伸びて並入。時計は5F68秒0‐38秒9‐11秒7だが、動きは迫力満点だった。
見届けた藤沢和師は笑顔で会見に臨んだ。「ケイコで一生懸命に走るタイプじゃないので、どの辺からハミを取って行くかが見たかった。鞍上の指示通りに動いていたね」と満足げに話す。そして「体がたくましくなっているし、ずいぶん落ち着いてきているよ」と成長ぶりに目を細めた。
半年ぶりの天皇賞・秋が3着。横山典は「"一度使えば良くなるだろうな"という感触だった。半信半疑の状態であれだけ走るんだからね。思い描いていた通りに良くなっているから、早くレースにならないかと今からワクワクしている」。底知れぬ能力に、横山典の言葉も弾む。"無冠の大器"というありがたくない名を、返上するときが訪れたようだ。
2011/11/24 デイリー
ペルーサ実戦並み3頭併せ11秒0/JC
<ジャパンC:追い切り>
ゴール前の伸び脚は、実戦さながらの迫力だった。初のG1制覇を狙うペルーサ20+ 件(牡4、藤沢和)が、直線ではじけた。「良かったね。1回使って、こちらの思い描いた通りに良化している」。横山典騎手の歯切れの良さが、何よりも好調ぶりを物語る。芝コースでの3頭併せは、残り1ハロンでレッドスパーダ(古馬オープン)、サトノギャラント(2歳500万)と2馬身差。鞍上が軽く手綱を動かすと、大外から11秒0のフィニッシュで半馬身抜け出した。
見守った藤沢和師も自然にほおが緩む、会心の追い切りだ。「楽に指示通りに動いてくれたね。今年はゲート練習をせず、追い切りだけをすれば大丈夫だったからね」。休み明けの天皇賞・秋できっちり仕上げていたからこそ、最終追いも微調整でOK。ゲート練習に明け暮れ、馬に負担を強いた1年前とは調整過程がまるで違う。「精神的にどっしりしてきた。去年から見たら、今年は何も不安がない」と言い切った。
04年、藤沢和師に初めてジャパンCのタイトルを贈った父ゼンノロブロイも、4歳秋に大輪の花を咲かせた。「お父さんは秋は負けなかった。それに比べれば全然だけど、随分と成長した」。天皇賞で14キロ増だった馬体は、この中間、さらに迫力を増した。父の軌跡を追うように、ペルーサ20+ 件もようやく本物に近づいてきた。「未完の何とかと言われないようにしないと...」。惜敗続きにピリオドを打つ時が来た。【鈴木良一】
2011/11/24 日刊スポーツ
ペルーサ、抜群11秒0...ジャパンC追い切り
◆ジャパンC追い切り(23日) あの雄姿を再び―。3月のドバイ・ワールドCに優勝したヴィクトワールピサは23日、栗東のCウッドチップコースで追い切った。8か月の長い空白を感じさせない力強い走りで、先行した2頭の併走馬に先着。鞍上のM・デムーロは、凱旋門賞馬デインドリームに強いライバル心を見せた。一方、美浦では、関東期待のペルーサ15 件が芝コースを躍動。さらなる成長を印象付けた。出走馬と枠順は24日に決定。馬券は25日、一部ウインズで前々日発売される。
ペルーサ15 件が、芝コースで躍動した。レッドスパーダ(5歳オープン)を先導役に、3馬身後ろをサトノギャラント(2歳500万)が続き、さらに8馬身後方から追いかけた。
雄大な馬体を、余すことなく使ったフットワークが、見る者を引きつける。大きなストライドでスピードに乗った4コーナー。どんと構えた走りが頼もしい。鞍上が残り150メートルで軽く気合をつけると、鋭く反応してラスト1ハロンを11秒ジャスト(5ハロン67秒4)。余裕の手応えで、レッドスパーダに半馬身先着した。
手綱を執った横山典が、納得の表情で好感触を口にした。「動きは良かった。前回も仕上がりは悪くなかったが、少しテンションが高くて...。使ってこうなれば、と思っていたようになってきた。春は変わらなかったトモ(後肢)と背中が、1回使って良くなっている」
半年の休養を挟んで臨んだ秋の天皇賞は、メンバー最速となるラスト3ハロン33秒9の末脚を繰り出して3着まで押し上げた。14キロ増の体重は、デビュー以来最高の520キロ。「前走は、調教だけで仕上げて向かった。競馬を使ったことで、馬は楽になっている」と藤沢和調教師は叩いた効果を実感している。
3歳の昨年は、3番人気で5着。デビューからの連勝(4)がダービー(6着)でストップしてから、勝ち星がない。それでも、指揮官は前を向く。「落ち着きが出て、馬に余裕ができてきた。たくましく成長したから、不安はない。去年はスタートを出ただけで拍手をもらったが、今年は最後に先頭に立って拍手をもらいたい」。悲願のG1タイトル奪取へ。機は熟した。
2011/11/24 スポーツ報知
【ジャパンC】19年ぶり"親子制覇"なるか
ペルーサの父ゼンノロブロイは、04年ジャパンCを快勝した。その年秋初戦の京都大賞典で2着に敗れたが、その後のG1を3連勝。秋初戦の天皇賞は3着に敗れたペルーサも、ここから偉大な父同様に連勝街道を歩めるか。過去のJCでは85年シンボリルドルフ&92年トウカイテイオーが親子制覇を達成。19年ぶりとなる2組目の偉業達成に挑む。
2011/11/24 スポニチ
【ジャパンC】ペルーサ6馬身差あっさり11秒0
国際招待G1「第31回ジャパンC」の追い切りが行われ、美浦ではペルーサが悲願G1タイトルに向け万全の態勢を整えた。
ペルーサの追い切りは横山典が騎乗して芝コースで3頭併せ。レッドスパーダ(5歳オープン)が先導し2馬身後方にサトノギャラント(2歳500万)、その6馬身後方を追走する。直線に入って前2頭は併せ馬になったが、大外を回ったペルーサはまだ3馬身後方にいた。ラスト100メートルで2馬身差。これは届かないと思われたが、一気に加速して前2頭を並ぶまもなくかわした。ラスト1Fは11秒0をマーク。前日の雨で水分を含んだ馬場で、この時計は超抜だ。
藤沢和師の表情もいつも以上に穏やかだった。「この馬は稽古で一生懸命走るタイプじゃないし、どの辺からハミを取るのか見ていたが、ずいぶん楽に指示通り動いていたね」
半年ぶりだった前走の天皇賞は、後方13番手から上がり3F最速となる33秒9の末脚で追い込んで3着。「最後までギブアップしてなかったし、長くいい脚は使ってくれた」。前走は14キロ増と春から馬体はひと回り成長。「体はさらに10キロぐらい増えているかもしれないが、若馬だし問題ない。充実した年齢になって、父もこの時季から良くなったからな」。
父ゼンノロブロイは4歳秋から本格化し、天皇賞→JC→有馬記念を3連勝。父同様に秋から急激な成長カーブを描いている。
「夏の放牧から戻ってきてから馬体は全然減らなかったし、気持ちに余裕が出てきたんだな。昨年の有馬記念はスタートを出ただけで拍手をもらっていたからね(笑い)」。ゲート難に苦しんだ昨秋との違いを強調した。「今回は直線で先頭に立って拍手をもらえるように頑張りたい。"無冠のなんちゃら"と言われないようにね」と指揮官。
主戦・横山典も手応えを感じている。「使ってこうなるだろうと思った通りに良くなってくれた。本当に状態はいいので今からワクワクしているよ」。陣営には悲願のタイトルをつかみ取る自信がみなぎっている。 【ジャパンC】
2011/11/24 スポニチ
【JC】ペルーサ、切れ極上11秒3
ペルーサが万全の仕上がりだ。最終追い切りは芝コースで3頭併せの最後方から。直線半ば過ぎから一気に加速して、内サトノギャラント(牡2、500万下)に1/2馬身、中レッドスパーダ(牡5オープン)にクビ差先着。テンに無理をしていないため、5ハロンは67秒5と平凡だったが、ラスト1ハロンは11秒3という極上のフィニッシュだった。
「思い描いた通りに良くなっている」と横山典騎手は合格点を与え、藤沢和調教師も「指示した通りの動き。1回使って、落ち着きが出たね」と満足顔だった。
約半年ぶりだった天皇賞・秋は3着。4歳秋を迎え、心身とも成長してたくましさを増した。昨年(5着)はゲート難に悩まされたが、今はもうその不安は無い。世界の強豪が参戦する舞台で、ペルーサが世代トップレベルと言われた才能を見せつける。
2011/11/24 サンスポ
【ジャパンC】美浦レポート~ペルーサ
今週末27日(日)に東京競馬場で行われる第31回ジャパンカップ(GI・芝2400m)に出走予定のペルーサ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
調教開始時刻の朝7時を過ぎて、直後に馬場入りしたペルーサは芝コースでの追い切り。前に2頭を行かせてそれを3馬身程度後ろから追走、最後の直線で仕掛けられるとしっかりした伸びで前を行く2頭を外から抜き去るという内容だった。
8時過ぎに会見場に藤沢和雄調教師が姿を見せ、共同会見が始まった。
●ペルーサについて藤沢和雄調教師
「天皇賞は久しぶりの実戦でGIを使わせてもらえるので、調教は十分にしましたし、今回はあまり間隔も開いていないので、先導している馬をかわすような感じで、と指示は出していました。動きも余裕がありましたし、指示通りに動いていたので、良かったと思います。
最近はスタート練習に行かなくてもよくなって、ここ何戦かはゲートを普通に出ていますからね。(天皇賞の馬体重プラス14キロは)ずいぶん調教はしましたが、夏の間に良い感じになっていましたし、増えているだろうなと思っていました。
一度レースに使ったことで、ずいぶん落ち着きが出ました。天皇賞の前は毎週2本速いところをやってペースを上げていましたが、今回はレースの後1週間くらいは調教が軽かったですし、落ち着いて、いい感じで来られたと思います。
春と比べて馬にもずいぶん余裕ができて、調教前もイレ込まなくなくなりました。馬体も年齢とともにだいぶ逞しくなったんで、順調にきたと言って良いんじゃないでしょうか。
東京の2400mは青葉賞までは相性が良かったんですが、その後が悪いですからね。何とかここで縁起のいいコースにしたいと思います。強い馬がたくさん出て来ますし、ここでいい競馬をすれば海外の馬といい勝負ができるかも分かりますから、楽しみですね。逆転も出来るんじゃないか、と思って見ています。
去年はスタートを上手く出ただけで拍手をしてもらえましたが、今年はスタートを上手に出ただけでは拍手はしてもらえないですからね。直線で先頭に立って拍手してもらえるように、頑張ります」
●ペルーサについて横山典弘騎手
「調教の動きは良かったです。前走時も仕上がりは悪くなかったですが、休み明けの分テンションが高かったですね。ただ、一度使ったことで今回は落ち着いてくれて、おそらく一度使ったらこうなるだろう、思い描いていた通りに、良くなってくれましたね。
天皇賞は、あれだけタフな流れをあの位置から差してきて、休み明けの分、多少半信半疑なところはありましたが、あれだけ走ってくれましたから、やっぱり凄いなと思いましたね。
春はちょっとトモとか、背中とか気になるところがあって、一度使ってそれが良くなるのかな、と思ったけど意外と良くならなくて。それで(春の)天皇賞はちょっと残念な競馬になってしまいましたが、秋は帰って来て乗った時から、もう凄くいい感じでした。一度使えばもっと良くなるな、という感じだったので、こっちが思ってた通りに来ていますね。
(この馬のいい所は?という質問に)この馬のいい所ですか?それは一杯あります。乗っていて楽しいですね。凄い馬ですから(笑)。東京でなくても、中山でも阪神でも、力は発揮してくれますし、心配はしていません。
走るのはペルーサですから、邪魔をしないように乗りたいですね。ただ、今からワクワクしています。凄く状態が良いので、早くレースにならないかな、という気持ちですね。ここ最近ずっと関西馬に押されていますし、ペルーサも順調に来たので、ここで一発狙いたいなと思っています」
(共同会見より~取材:大関隼)
2011/11/23 ラジオNIKKEI
【JC水曜追い】悲願のG1タイトルへ たくましくなったペルーサ
天皇賞・秋3着のペルーサ(牡4=藤沢和)は、横山典が騎乗して芝コースで3頭併せ。前2頭を7馬身以上追走し直線で外に持ち出すと、残り100メートルで一気に加速して併入に持ち込んだ。
久々を使われて気配は確実に上向いている。藤沢和師は「最後まで余裕があって動きは良かった。ずいぶん楽に鞍上に指示通り動けていたね。体は成長しているしたくましくなってきたよ」と成長に目を細めた。悲願のG1タイトルへ、最高の出来で挑む。
2011/11/23
ペルーサ藤沢和師が絶好調宣言/JC
今週のメーンは、世界の強豪が覇を競うジャパンC(G1、芝2400メートル、27日=東京)
ペルーサ(牡4)を送り出す藤沢和師が、絶好調宣言だ。「天皇賞も良かったが、やっぱり10回の調教より1回の競馬。グンと良くなった。重賞レースを使う馬らしくなってきたね」。この日も坂路を59秒2、55秒4のタイムで2本。連日のように入念な乗り込みを続けながらも、馬体は過去最高だった前走(520キロ)よりもさらに増えているムードだ。「俺の馬が良くなっているということは、他も良くなっているんだ」。そう言いながらも指揮官の表情はニコニコだった。
2011/11/22 日刊スポーツ
【ジャパンC】ペルーサ、状態確実に上向き
天皇賞秋3着のペルーサは、横山典が騎乗して坂路2本の意欲的なメニューを消化。2本目には4F55秒4をマークした。半年ぶりだった前走を使って状態は確実に上向いている。
藤沢和師は「ノリ(横山典)も順調だと喜んでいたよ。前走は休み明けだったし、これでもかというくらいに攻めた。馬もつらかったかもな。今回は落ち着いているし体はさらに増えてるかもしれないが、問題はないよ」と好感触だった。
2011/11/23 スポニチ
【JC】ペルーサ"馬肥ゆる秋"だ
「ジャパンC・G1」(27日、東京)
22日は美浦坂路を2本駆け上がったペルーサ。2本目にはスタートから13秒0‐13秒4のラップ(全体は4F55秒4、ラスト1F15秒3)を刻むなど、馬はやる気に満ちている。「本当にいい体になった。"天高く馬肥ゆる秋"だな」と藤沢和師も上機嫌だ。「相手も強くなるし、他馬も良くなってくる。でも、この馬もすごくいいんだ」と好走を期待していた。
デイリースポーツ 2011/11/23
充実ペルーサ馬なり12秒7 ...JC1週前追い切り
◆ジャパンC1週前追い切り(16日) ペルーサは、坂路でレッドスパーダ(5歳オープン)を追いかけた。内から馬なりで並びかけ、800メートル51秒4―37秒9―12秒7をマーク。迫力ある馬体とフットワークで、充実ぶりを示した。
「順調だよ。そのひとことで、いいんじゃないか」と騎乗した横山典。藤沢和調教師は「1回使っているので調整は楽。ジョッキーを乗せても、気合が乗りすぎずどっしりしている。体重が少し増えているかもしれないが問題ない」と話した。
6か月ぶりの天皇賞・秋(3着)で、メンバー最速の上がり33秒9を披露した能力は健在。課題のスタート面も、藤沢師は「ゲート内で隣の馬がガチャガチャしていたけど、余裕で見ていた」と手応えを感じているようだ。充実の4歳秋。初めてのG1制覇へ、陣営の期待は高まるばかりだ。
2011/11/17 スポーツ報知
【ジャパンC1週前追い】ペルーサ上昇示す51秒4
天皇賞・秋3着のペルーサ(牡4=藤沢和)は坂路で4F51秒4~1F12秒7。天皇賞・秋の1週前に4F48秒9の猛時計を叩き出した同馬にしてみれば時計は地味だが、休み明けを使われて上昇ムード。藤沢和師は「時計は遅かったけど、疲れなく順調。1回使っているから調整はしやすいし落ち着きもある。前走よりいい」と好感触を口にした。
2011/11/17 スポニチ
ペルーサひと叩きで急上昇「やはり1度使うと...」
天皇賞(3着)を叩いて良化ムードのペルーサが坂路で余裕十分の動きを見せた。
横山典騎手が手綱を取り、外レッドスパーダと馬体を並べてペースアップ。終始、鞍上の手綱は持ったままだったが、仕掛け気味のパートナーと楽に併入した。4F51秒4-37秒9-12秒7で駆け上がり、「前回もそこそこ乗り込んだけど、やはり1度使うと違う。良くなっているな」と、藤沢和調教師も納得の表情だ。
天皇賞は休み明けながら2000メートル1分56秒3で3着と激走したが、その反動は感じられず、気負った面も見られない。「2400メートルでも大丈夫な馬だしな」と、ゼンノロブロイ(04年)との父子Vへ手応え十分だ。
2011/11/16 zakzak