ジャパンカップ・ぺる情報-日刊スポーツ-

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ペルーサ実戦並み3頭併せ11秒0/JC
1124peru4.jpg<ジャパンC:追い切り>

 ゴール前の伸び脚は、実戦さながらの迫力だった。初のG1制覇を狙うペルーサ20+ 件(牡4、藤沢和)が、直線ではじけた。「良かったね。1回使って、こちらの思い描いた通りに良化している」。横山典騎手の歯切れの良さが、何よりも好調ぶりを物語る。芝コースでの3頭併せは、残り1ハロンでレッドスパーダ(古馬オープン)、サトノギャラント(2歳500万)と2馬身差。鞍上が軽く手綱を動かすと、大外から11秒0のフィニッシュで半馬身抜け出した。

 見守った藤沢和師も自然にほおが緩む、会心の追い切りだ。「楽に指示通りに動いてくれたね。今年はゲート練習をせず、追い切りだけをすれば大丈夫だったからね」。休み明けの天皇賞・秋できっちり仕上げていたからこそ、最終追いも微調整でOK。ゲート練習に明け暮れ、馬に負担を強いた1年前とは調整過程がまるで違う。「精神的にどっしりしてきた。去年から見たら、今年は何も不安がない」と言い切った。

 04年、藤沢和師に初めてジャパンCのタイトルを贈った父ゼンノロブロイも、4歳秋に大輪の花を咲かせた。「お父さんは秋は負けなかった。それに比べれば全然だけど、随分と成長した」。天皇賞で14キロ増だった馬体は、この中間、さらに迫力を増した。父の軌跡を追うように、ペルーサ20+ 件もようやく本物に近づいてきた。「未完の何とかと言われないようにしないと...」。惜敗続きにピリオドを打つ時が来た。【鈴木良一】
2011/11/24 日刊スポーツ

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