ペルーサ、抜群11秒0...ジャパンC追い切り
◆ジャパンC追い切り(23日) あの雄姿を再び―。3月のドバイ・ワールドCに優勝したヴィクトワールピサは23日、栗東のCウッドチップコースで追い切った。8か月の長い空白を感じさせない力強い走りで、先行した2頭の併走馬に先着。鞍上のM・デムーロは、凱旋門賞馬デインドリームに強いライバル心を見せた。一方、美浦では、関東期待のペルーサ15 件が芝コースを躍動。さらなる成長を印象付けた。出走馬と枠順は24日に決定。馬券は25日、一部ウインズで前々日発売される。
ペルーサ15 件が、芝コースで躍動した。レッドスパーダ(5歳オープン)を先導役に、3馬身後ろをサトノギャラント(2歳500万)が続き、さらに8馬身後方から追いかけた。
雄大な馬体を、余すことなく使ったフットワークが、見る者を引きつける。大きなストライドでスピードに乗った4コーナー。どんと構えた走りが頼もしい。鞍上が残り150メートルで軽く気合をつけると、鋭く反応してラスト1ハロンを11秒ジャスト(5ハロン67秒4)。余裕の手応えで、レッドスパーダに半馬身先着した。
手綱を執った横山典が、納得の表情で好感触を口にした。「動きは良かった。前回も仕上がりは悪くなかったが、少しテンションが高くて...。使ってこうなれば、と思っていたようになってきた。春は変わらなかったトモ(後肢)と背中が、1回使って良くなっている」
半年の休養を挟んで臨んだ秋の天皇賞は、メンバー最速となるラスト3ハロン33秒9の末脚を繰り出して3着まで押し上げた。14キロ増の体重は、デビュー以来最高の520キロ。「前走は、調教だけで仕上げて向かった。競馬を使ったことで、馬は楽になっている」と藤沢和調教師は叩いた効果を実感している。
3歳の昨年は、3番人気で5着。デビューからの連勝(4)がダービー(6着)でストップしてから、勝ち星がない。それでも、指揮官は前を向く。「落ち着きが出て、馬に余裕ができてきた。たくましく成長したから、不安はない。去年はスタートを出ただけで拍手をもらったが、今年は最後に先頭に立って拍手をもらいたい」。悲願のG1タイトル奪取へ。機は熟した。
2011/11/24 スポーツ報知
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