なくなる前に過去データを拾っとこう。
【土曜東京7R】ゼンノロブロイ父子が夢つなぐ 2/12
【東西ドキュメント・フェブラリーS=美浦11日】トレセン関係者の間で評価が高いのがゼンノロブロイ産駒。現役時代を管理した藤沢和師も「かなり評判がいいみたいだな」と喜ぶ。今週は厩舎期待のロブロイ産駒ペルーサが、土曜東京7Rで2戦目を迎える。浜田が感触を直撃すると「冬場なので慎重に調整してきたが、ずいぶん良くなってきた。稽古でも古馬に食い下がるからね」との力強い答えが返ってきた。
追い切りは、次週フェブラリーSに出走するレッドスパーダと互角の動き。「穏やかな部分がお父さんに似ており、仕上げが楽」。従順な性格ながら、デビュー戦を3F33秒5の末脚で差し切り、父譲りの切れ味も兼ね備える。JRA通算1000勝という偉業を達成し、さらなる高みを目指す名トレーナー。かつて手掛けたG1馬の産駒で、大舞台への挑戦を続けていくに違いない。
【若葉S】藤沢和師の"戦略と自信" 3/18
【東西ドキュメント=美浦17日】藤沢和師の打つ手に何度もうならされてきた鈴木。ペルーサが中山のスプリングSに登録すらせず、若葉Sに向かう理由を聞くと、指揮官はこう答えた。
「まず、スプリングSは1800メートルということがある。それに、もし馬場が悪化すると中山では追い込めないケースも考えられる。そのあたりを考慮した」
デビュー2戦、2000メートルを選んで使ってきた以上、先を見据えるならここでの1F短縮は芳しくない。さらに、今の中山はひと雨あるとイン、特に先行馬が有利になる。同じ天候悪化でも阪神の方が対応できるというわけだ。先を読んだ的確な一手に鈴木は感心した。
「ここで追い込めないようでは恥ずかしくて大舞台に出せないよ」と締めくくった藤沢和師。3連勝に向けて相当な自信があるんだろうと鈴木は感じ取った。
【若葉S】ペルーサがデビュー3連勝!狙うはダービー 3/21
土曜阪神メーンの皐月賞TR・若葉Sは、2番人気ペルーサがデビュー3連勝を決めた。直線は1番人気ヒルノダムールとマッチレース。最後は半馬身差ねじ伏せた。
安藤勝は「相手はあの馬だと思っていたが、かわせる手応えがあった。いい馬だね」と称えた。藤沢和師は適性を重視し、皐月賞は見送り、ダービー(5月30日、東京)に狙いを定める。「まだ若いし、次まで1カ月ぐらい間隔を空けたい。トライアルからダービーへ」。自ら手がけたゼンノロブロイの子で悲願のダービー制覇を目指す。
ペルーサ、無キズの3連勝!ダービー照準 若葉S 3/21
20日、阪神11R皐月賞TR・若葉S(芝2000メートル内)は2番人気ペルーサ(牡=藤沢和)が叩き合いを制して、無傷の3連勝を飾った。同馬を管理する藤沢和師はレース後、優先出走権を得た皐月賞をあえて見送り、トライアルからダービーへ向かうことを明言した。
【青葉賞】藤沢和厩舎、苦渋の看板馬3頭出し 4/22
藤沢和厩舎が来週の青葉賞(5月1日、東京、ダービーTR=2着までに優先出走権)に、若葉Sを勝ったペルーサ、ミッションモード(葉牡丹賞)、リリエンタール(水仙賞)の3頭出しで挑むことになった。プリンシパルSと京都新聞杯で使い分けるプランもあったが「本番前に東京の2400メートルを走らせてみたい。権利の枠は狭くなってしまうが仕方ない」と藤沢和師。21日、芝コースで3頭併せて1週前追い切りを行ったが「いい動きだった。順調に調整できている」と仕上がりも良好だ。鞍上はペルーサが横山典、ミッションモードが北村宏、リリエンタールが安藤勝にそれぞれ決定した。
【青葉賞】藤沢和厩舎のペルーサ無敗を死守だ 4/28
ダービーTRの青葉賞組では3頭出しで権利獲りを狙う藤沢和厩舎のペルーサが無敗の快進撃を続けるムードだ。
ダービー制覇へ執念を燃やす藤沢和師が、トライアルの青葉賞に3頭出しで勝負を懸ける。中でもペルーサは3戦無敗。前走・若葉Sでは皐月賞2着ヒルノダムールを、直線で一騎打ちに持ち込んで競り落とした。
葛西助手も「長くいい脚を使って、インパクトのある勝ち方だった」と振り返る。前走後は皐月賞をパスし、ダービー一本に絞って調整。「ずっといい雰囲気を保っている」と順調だ。父は藤沢和厩舎の看板馬として一時代を築いたゼンノロブロイ。「この時期にグンと良くなる感じは、お父さんに似ている。そうでなければダービーで勝負にならない」と話す。父も03年青葉賞を制したが、本番ではネオユニヴァースの2着に敗れているだけに、雪辱に懸ける思いも強い。
注目は無敗ペルーサだが、他の2頭も侮れない。ミッションモードは新馬戦でハンソデバンド(共同通信杯)に完勝。リリエンタールは水仙賞で、先週の新緑賞を勝ったブレイクアセオリーを2馬身半ちぎっている。「ミッションは前走で体が減っていた(24キロ減)けど、調教の手を緩めることなく回復してきた。リリエンタールも間隔を空けたことで、ずいぶん良くなってきた」と好調だ。
3頭ともに山本英俊氏の所有馬。使い分けのプランもあったが、あえて同じ舞台にぶつける。「3頭とも本番と同じ東京2400メートルを経験させておきたかった。賞金的に余裕のあるペルーサを(次週の)プリンシパルSに回すのは簡単だが、そんなに甘いものではない」と藤沢和師。無敗を死守したいペルーサと2勝馬2頭。1つ屋根の下に育った3頭が、ダービー切符「2枚」を目指して火花を散らす。
【青葉賞】藤沢和軍団3頭 ダービー切符独占態勢 4/29
雨が降りしきる開門直後の午前6時。ダービー切符を懸ける藤沢和軍団3頭が快走した。3戦全勝のペルーサは同じく青葉賞出走のリリエンタール、先輩のレンディル(4歳1000万)と一緒に芝コースへ。直線は最内に入り、横山典が手綱を抑えたままで楽々と併入した。3週連続、追い切りの手綱を取った横山典は「順調の一言でいいのでは?まだ3戦で子供の面もあるから、あとは経験を積んでいってもらえればね。(阪神への)輸送した反動もなさそうだし、元気もいい。扱いやすいように厩舎の方も調教を積んでくれているし、乗りやすい馬。レースで勝てるかは運もあるから」と悠然と構えた。一方、藤沢和師も「(前走の)若葉Sが3歳のこの時期にしては速い時計。強い調教をしなくてもいい馬なので、時計(5F66秒6)も予定通り」と無傷V4でダービー参戦の目算だ。
一方、ペルーサに負けない脚色で食らいついた水仙賞1着のリリエンタールも上々の仕上がり。師は「動きだけなら、ペルーサよりよく見えたな。小さい馬だけど、まじめで正直な馬。実戦でいいタイプなんだ」と甲乙つけがたい評価だ。
毎日杯7着のミッションモードは"別便"でWコースでミッキーミラクル(5歳1000万)と併入。5F68秒6の数字以上に迫力満点だった。「前走で減った体(24キロ減)は戻っているし、きょうのフットワークも良かった。古馬相手によく食い下がった」と合格点を与えた。03年Vの父ゼンノロブロイに続く父子制覇を狙うペルーサ&外国産馬2頭の"藤沢和軍団"の強力な3本の矢。今年から上位2頭に狭まったダービー切符独占が見えてきた。
【青葉賞】ペルーサ父子制覇!本番で"宿命の対決"だ 5/1
ダービートライアルの「第17回青葉賞」は1日、デビュー3連勝中のペルーサ(牡=藤沢和)が断然1番人気に応えて後続4馬身差をつけて圧勝した。4連勝で重賞初制覇を飾るとともに、父ゼンノロブロイとの父子制覇を達成した。勝ち時計は2分24秒3。2着トゥザグローリーまでがダービーへの優先出走権を獲得した。
課題のスタートは抜群。出たなりにポジションを9番手に取って、追走。1000メートル通過60秒0の平均ラップでピタリと折り合ったまま最終コーナーを回ると、あとは独壇場。鞍上・横山典のゴーサインに瞬時に反応して、早めに馬群を抜け出すと、独走状態。後続をあっという間に4馬身ぶっちぎった。ダービー獲りまで期待させる圧勝劇に藤沢和師は「我慢してここを使った甲斐があった」と顔をほころばせた。
03年に青葉賞を制した父は本番では、ネオユニヴァースの2着に敗れた。くしくも今年は、皐月賞馬でネオユニヴァースの子ヴィクトワールピサが待ち構えている。ペルーサが"宿命の対決"を制して父の雪辱を果たせるか注目だ。
【青葉賞】横山典 ダービー見据えた"予行演習"も 5/1
横山典が2年連続ダービー制覇に自信を見せた。青葉賞をペルーサで快勝。「操縦しやすい馬なので楽に乗った」という言葉通り、スムーズな競馬で4馬身差をつけた。
本番でも好走の予感を抱かせる強烈な勝ちっぷり。名手はダービーと同舞台で"予行演習"まで行っていた。馬群を完全に抜け出した後だ。「本番もあるから、1頭になってもフラつかないように、教えていました」。最後まできっちり走るよう教え込んでいた。
「どんな勝ち方をするかにこだわっていた」。内容の濃い勝利に横山典は充実した表情を見せた。ダービーに向けて「これだけ楽に勝ってよかった。負け知らずなので、本番が楽しみ」。昨年のロジユニヴァースに続く2年連続ダービー制覇へ期待を膨らませた。
【青葉賞】ペルーサ"規格外"!ダービー候補だ
新たなダービー候補誕生に府中が揺れた。ダービートライアル「青葉賞」が1日、東京競馬場で行われ、単勝1・4倍の圧倒的1番人気に支持されたペルーサが4馬身差圧勝。無傷の4連勝で初重賞制覇を飾るとともに、世代の頂点へと力強く前進した。2着トゥザグローリーまでがダービーの優先出走権を獲得した。
前年比115%、5万7000人の観衆がしびれた。4角7番手で直線を向いたペルーサは、残り400メートルを切ったところで規格外の加速を見せた。あっという間に先団をのみ込み、残り300メートルで先頭。後続がちぎれたことを確認した横山典はラスト100メートルを追わずに流した。それでもタイムは衝撃の2分24秒3。過去10年で2番目(最速は04年ハイアーゲーム=2分24秒1)の快時計。ダービーと比較しても07年ウオッカ(2分24秒5)を上回った。
横山典は「操縦しやすく直線も楽だった。これだけの勝ち方、本番を意識しない方が難しい。浮かれず、気を引き締めたい」と馬を絶賛するとともにダービー連覇に向け、かぶとの緒を締めた。藤沢和師は「思った以上の強さ。シンボリクリスエス、ゼンノロブロイと同じくらいの競馬ができた。次も勝つのは大変だろうが頑張りたい」と初のダービー制覇へ期待を膨らませた。
◆ペルーサ 父ゼンノロブロイ 母アルゼンチンスター(母の父キャンディストライプス)牡3歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・山本英俊氏 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績4戦4勝 総獲得賞金8857万5000円。
ペルーサ、無傷の4連勝で初重賞制覇!青葉賞 5/2
新たなダービー候補の誕生に府中が揺れた。ダービートライアル「青葉賞」が1日、東京競馬場で行われ、単勝1・4倍の圧倒的1番人気に支持されたペルーサ(牡3=藤沢和)が4馬身差で圧勝。無傷の4連勝で初重賞制覇を飾るとともに、世代の頂点へと力強く前進した。2着トゥザグローリーまでがダービーの優先出走権を獲得した。
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