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いまだかつてない誕生日その後

実は、昨日の深夜、会社を辞めようって決断してた。

昨日、ある営業マンが犯した失敗はそれを管理していない私の責任だから
先方の営業と私が話をして解決して責任を取れと社長に怒られた。
(もともと私の仕事は会社の新規事業の財務管理とデータ・業務管理)

私は会社を一から作ってきたという愛情があるし、
それこそ最初のうちはひとりで総務、人事、経理、データ室管理、
営業となんだってやらなければならなかったし、そうできる。
でも、その営業の失敗の責任を取るのが営業統括お咎めナシで
私というのがどうしても納得いかなかった。

会社で人目をはばからず号泣して、
私がこんな精神状態であることは会社にとっても自分にとっても
悪影響しか及ぼさないから、もう自分はこの会社にいないほうがいいって思った。

会社で私の前に座っているヒトはそんな状態の私をずっと心配してくれていて
何度も何度も手を差し伸べてくれていた。
黙って休みの日に出てきて仕事手伝ってくれたり、気分転換してくれたり、
時には真剣に怒ってくれたり。
私をかばって副社長に怒鳴られてたと別の人から伝え聞いたこともある。
ギリギリの状態になっても何もいえなかった私の代わりに上に話を通してくれたこともある。
昨日も深夜まで迷惑嫌がらせ愚痴メールにつきあってくれたり、
朝も心配してメールくれたり。
人間関係希薄な会社の中にあってそれはとてもレアなことだと思う。
とても大切にしたいと思う。

でも私はその気持ちに甘えるばかりで、結局その心遣いに応えられなかった。
何度も助けてくれようとしたのに自分が解決できなかったことが心残りで心苦しかった。

この会社に勤めて13年、私はただの一度も社長に逆らったことがない。
自分の意見を通すどころか、自分の意見を口にしたこともない。

できないことをできないといわないのは
会社にとって(もちろん自分にとっても)よくないことだと諭してくれいたのに、
私はできないなんていえる性格じゃないなんてゆって努力すらしようとしていなかった。

理不尽な八つ当たりにも似た社長の言い分は
私が今まで何もいわなかったことにも原因があると思うし、
この会社を辞めて、次の会社に行ったとしても
私が今となんらかわりがなければ同じ理由で追い詰まって
辞めることになるのは目に見えている。

所詮は自分の心の感じ方がすべての物事を決定する原因なのだから。

そして、今日、入社以来初めて社長に自分の要求を述べた。
今回の営業のミスの原因は何かを分析し、
私が持ってる現状のスタッフの中でどこまでやれるかを話し、
できることとできないことの境界を明確に説明して
営業や社長にしてほしいことを話した。

意外にも社長は要求の全てを呑んでくれた。

ひとつだけ、自分の殻を破れた気がした。
ひとつだけ、その人の心に報いることができたかな…?

http://www.geocities.jp/nerima_neko40/

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コメント

これまでの日記で感じてはいたけれど、ひとみさんは“仕事丸受け”の人だったんですね。
このご時世、責任感の強い人は重宝されて無理することになりますよね。みんな余裕が無いから、倒れるか音を上げるかするまで気付いてもらえない。

ひとみさんが殻を破れて良かった。ひとみさんのためにも、同僚サンのためにも、そして会社のためにも。
他へ任せられるコトは任せて、本来の仕事に集中できると良いですね。

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