« サイファ、薬を盛られる | メイン | 9/16分のこっちゃん:お風呂ざぶざぶ »

検査いろいろ

猫三大疾病ともいわれる
白血病FeLVは猫白血病ウイルス感染症
猫エイズはFIV猫免疫不全ウイルス感染症
FIPは猫伝染性腹膜炎

どれも命にかかわりますが、
白血病と猫エイズは普通に安価で即時わかる検査キットが
でているので検査の利用率も高いかと思います。
実際うちの猫ずはFIP抗体価検査というのはやったことがありませんでした。

白血病は猫白血病ウイルス抗原検出
猫エイズは猫免疫不全ウイルス抗体検出
猫伝染性腹膜炎はFIP抗体価検査
その検査はそれぞれ名前が違います。

じゃあ、抗体とか抗原とか抗体価ってなんなんじゃい?ということで調べてみました。

抗体検査
抗体とは、病原体などの異物(抗原という)が体内に侵入してきたときに、
これを撃退するために免疫系でつくられる物質のことで、血清の中のたんぱく質成分に含まれている。
抗体検査とは、ある抗原に対する抗体が体の中にすでにできているかどうかを調べるための検査。
一般的には、血中に抗体が検出されるということは、その抗体を産生させた抗原を持つ感
染源の疾患にかつて罹患したことを示すもので、現在は治癒していることの証拠である。

抗原検査
抗原(ウィルス)の存在を確認する検査である。

調べてみると、ウィルスの存在を確認するための抗原検査はまぁおいといて
抗体を調べる猫エイズやFIPは抗体があれば治ってるってことじゃないのー?と
思ってしまいました。

と、そこで見つけたサイトに詳しい説明がありました。
アニマルライフサポートさん

FIP抗体価検査
猫がFIPウィルスに感染するとウィルスに対する免疫、すなわち抗体を作ります。
テストではこの抗体を調べているのです。
免疫をもっているということは、一般には病気にならないという風に理解されがちですが、
この病気の場合は違います。実は、免疫が異常に高まることによって、
FIPという病気は起こると考えられているのです。
たとえばアレルギーというものがありますが、これも免疫が異常に強く働いて、
体に不快な症状が出るものです。ここで免疫の強さの指標として、
抗体の強さすなわち抗体価という数字で表しますが、FIPの場合抗体価はむしろ0の方が安心なのです。

とのこと。

ちなみに猫エイズの場合は抗体があれば95%以上の確率でウィルスが分離される
(ウィイルス感染が確認される)ことがわかっています。
ウィルス分離を行えば一層確実なのですが、10cc程血液を採らなくてはならないこと、
結果 が出るまで1-2ケ月要すること、などにより実用的ではありません。

なので猫エイズも抗体検査なのですね。
出典同じくアニマルライフサポートさん

また白血病ウィルスの抗原検査ですが、

FeLVの検査キットは血液中にウイルス抗原が存在するかを調べます。
つまり、陽性となれば、ウイルスが全身の血液中にキットが反応するくらいの濃度で存在することを意味します。
この状態をウイルス血症といいますが、この状態が長く続くと、持続感染となり、発症することになります。
陽性から陰性へと転じたということは血中からウイルスが検出できないほど排除されたということです。
ただ、検出できないだけで完全にウイルスが排除されたのかどうかは分かりません。
FeLVはウイルスの遺伝子を宿主側(猫ちゃん)の遺伝子に組み込んで潜むことができるので、
血液中にいなくても、体のどこかに潜んでいる可能性があるのです。

出典は獣医師広報板

そういえば、同じ説明をぽんちゃんの獣医師さんにうけました。
ぽんちゃんの獣医師さんもインフォームドコンセント(医師が患者(この場合飼い主)に対して、
受ける治療内容の方法や意味、効果、危険性、その後の予想や治療にかかる費用などについて、
十分にかつ、分かりやすく説明をし、そのうえで治療の同意を得ること)をきちっとしてくれる先生です。
ぽんちゃんの白血病ウィルスについてこんなたとえ話をしてくれました。
「白いペンキの中に一滴黒いペンキを入れてもわからないけど、
黒いペンキは生き物だからどんどん増殖して、ある日突然灰色、黒に変化するように
実際のところは少量潜んでいるウィルスをカンペキに検知することはできないんですよ」と。

飼い主である私たちは、目の前の結果に左右されて動揺しがちですが、
きちんと正しい知識を持って対処していきたいなと思いました。
------------------------------------------------------------------------------
ふーちゃん里親募集
↑是非ご覧になってくださいね!
生後一ヶ月前後でダンボールに17匹の仲間たちと入れられて捨てられたふーちゃん。
「綺麗な八割れトムキャットちゃんです。少し毛が長めです。しっぽも綺麗に真っ直ぐです。
今は離乳缶詰を食べ、トイレも失敗はありません。可愛い声で人間にも我が家の猫にも甘えます」
だそうです。ふーちゃんのお城熱烈募集中~♪

なんとかおうちのないにゃんこたちがおうちを見つけられますよぅに
みなさんにお願いがございます。
多くの目にとまるように、ひとりでも多くの方にご覧いただけるように、
下のバナーを一日1回クリックしていただけませんでしょうか。

私もがんばってネタ捜して更新して、ひとりでも多くの方に来ていただけるようがんばります!
どうぞよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 猫ブログへ  
↑ひとりでも多くの方の目に留まるよう1日各1クリックお願いします~

コメント

一緒に暮らしていた猫さんは、4年前FIPで15才で死にました。
対症療法しかない病気・・辛い治療に、余命1ケ月のところ3ケ月頑張りました。
死ぬ日の朝までヨロヨロとトイレで用をたす気丈な猫さんでした。
ワクチンか治療法早く確立して欲しいです。

チャアさん、そうでしたか。。。
闘病は猫さんも飼い主さんも相当つらいと思います。。。
ほんと、白血病もエイズも腹膜炎も不治の病ではなくなって
猫さんの体に負担にならない予防法ができるとよいですね。。

ところでチャアさんはミクシの方ですか?
それともblogかHPかお持ちですか~?
もしお持ちでしたら是非教えてくださいませ!

コメントを投稿