かわいそうなアメショ
某大手生体販売ショップコ○マでの出来事である。
店は山手通りの喧騒の中にあり、
店を入ってすぐに子犬・子猫たちが陳列されていた。
確かにかわいい子たちだったし、子猫・子犬を見ていると癒される。
けど、、、
けど、、、、、
生後2ヶ月に満たないチワワの赤ちゃんがいた。
いったい生まれてどのくらいで母犬と引き離してきたのだろう?
きっと陳列棚を汚さないようにという工夫なのだろうが、
うさぎとかが水を飲む給水器が各部屋にとりつけられていて
水はそこから飲むしかなく、なれない様子でなかなか水にありつけないでいた。
見ているときはばかだなぁ~とかって笑っていたけど、
考えれば考えるほど、あんなものでちょこっとずつしか水が飲めない暮らしが哀れだった。
それより何より心を痛めたのが、
自動ドアが開いてすぐのところに某ペットメーカーの3段ケージにいれられて
人間に触り放題にされていたアメショの子猫だ。
この子は生まれて4ヶ月半が経っていた。
他の陳列の子に比べると明らかに大きい。
でも、この3段ケージってのが、
上に登る部分がビニールでできていて、登ろうとすると
つるつるすべって何度も転んでいて、関節にすごく悪そうだった。
しかもケージのすぐ後ろはよく吠えるわんこたち。
わんこが吠えると神経質そうにケージの中を走り回っていた。
聴覚が発達しているにゃんこのそばに大声で吠える犬はないだろう・・・。
せめて違うコーナーで陳列してあげればいいのに…。
挙句の果てに、小さな子供が無遠慮にケージの隙間から
手を突っ込んで猫を掴もうとしている(子供にしてみればなでようとしていたのだろうが)
そのたびにびくびく逃げ回るアメショ。
人の指にじゃれつくことも知っているのに、
ちょっと神経質なために周りの環境から身を守るのに必死で
普通の人が見たら、落ち着きのない子だなぁと思って
選ばれることはないだろうと思う。
値段も店内にいる子とは破格に安かった。桁が違っていた。
陳列棚の上には動物病院併設とか大きく書いてあって
買う手の安心感を煽っているような説明書きがどの子にもついているけど、
もし、本当に心ある獣医さんだったら、
このアメショがどれだけ環境にストレスを受けているか診断できるだろうに。
この子は、あと1ヶ月半したら、どこに送られるのだろう。
売れない命に対して企業はどういう対応を行うのだろう?
売れない命がひどい目にあわされないようにするには、
需要がなくなるしかないのだが、、、。
やりきれない。でも、目を開いて現実を見ないといけないんだよね。
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