白黒ちゃんが現れて、保護しようと思って、家を決めた。
mixi(会員制のソーシャルネットワーク。ご希望の方は招待します)で、野良猫だったニャというコミュニティがある。それは野良猫を保護して、飼っている人たちが集う場所(トップページのおうちができたニャの写真は本当に胸を打つ)
夜しか白黒ちゃんに遭遇できなくて、でも、平日の夜捕まえても次の日病院に行くことはできない。かといって引っ越す前にこのくそ狭い7畳の部屋&猫不可物件なのにバレるかも(白黒ちゃんの鳴き声は大きいので、猫がいるって絶対ばれる。ばれて罰金30万円とかって話も聞いただ)&忙しくて夜遅くまで帰れない状況でじょりぃさまと共存なんてできるわけないって思って躊躇した。だから、都合のいいことを考えた。引っ越すまでの間、一時預かってもらえる人を教えてくれる団体か、預かってくれる人を探すことはできないかな?と。
そこで白黒ちゃんを保護したいけど、引っ越すまではムリだから…という趣旨の書き込みをした。
そしたら、本当にたくさんの暖かいアドバイスをもらった。
それからたくさんのことを学んだ。
野良猫を保護して里親を探している人たちがどんな思いでいるかも垣間見た。
白黒ちゃんが病気かもしれないということで事態は一刻を争うのでとにかく早く保護してあげてくださいといわれて、自分がまず何をやらないといけないかに気が付いた。とにかく白黒ちゃんを捕まえよう。捕まえた後はどうにでもできるという確信というか行動に移せる勇気が出て、サイアク会社に連れて行くこともできるしと腹が決まった。
日曜日しか家にいれないし、平日の夜捕まえても病院に連れて行けないし、何がなんでも週末捕獲したかったのに、土曜日の夜は無情な土砂降り。12日の晩に会ってからその後はずっと会ってない。。。
ロシアンブルーのじょりぃさまを買ったときは、本当に軽い気持ちで大家に見つからなきゃ内緒でも平気だろうと思っていた。じょりぃさまはブリーダーさんに猫可の物件です、家で在宅の仕事をしていますと自分を偽って買った。ペットショップにも行った。すごくかわいいコがいてペットショップの店員さんにのせられて買う寸前までいった。(そのときに、その店員さんは私の状況は何も聞かずになんとか売ろうと営業トーク。うちが猫不可物件だとか、仕事がすごく長くて留守番が長いとかそんなのは最初に聞きもしない。猫、飼えない家なんだけどってゆったら最終的にはばれなきゃ大丈夫といってた。)
今の日本にはそんなペットショップがいっぱいあって、大量生産で生後1ヶ月程度で親とひきはなされ、展示されてしまう。まるでモノでも買うように気軽に買ってしまった飼い主は大家にばれて飼えなくなったからといって捨ててしまう人たちになってしまうのだろう…。(ペットショップの話もすると長くなるのでまたこんど)
と、話はそれたけど、買った当時、当然私は世の中の外猫がどのような状況にあるかしらなかった。去年の夏、じょりぃさまを不注意から迷子にしてしまい、寝食も忘れて探した10日間、外にはすごくたくさんの野良猫がいて、猫を快く思ってない住民もたくさんいることを知った。じょりぃさまが見つかった後は地域猫活動をしたいとか思ったけど、弟の借金を肩代わりすることになって自分の金銭的な余裕がなくなったことと(野良猫さんに去勢・避妊手術代を捻出するのもままならないし)、いかんせん仕事が忙しくて時間が皆無だったのでいつしか流されて野良猫さんのために何かしたいと思いつつ、1年が過ぎた。
そして、今回白黒ちゃんの異変にやっと重い腰をあげた。
前述のコミュでいろんな保護活動をされている方と知り合った。
その中で私の価値観を根本から変えてくれた方がいる。
彼女のblogには、野良猫さんが保健所でどう殺されるかを詳細にレポートしてあった。そしてダンボールいっぱいに命を絶たれた猫さんたちが無造作に詰め込まれている写真は、毎日、毎日全国で繰り返し行われているホロコースト。これをかわいそうだと見ることができない気持ちもわかるけど、この現実に目をそむけるか、まっすぐ見据えるかは自分たちひとりひとりの心にかかっていると思った。
そして彼女はボランティアや保護団体に寄付すべく、カレンダーを作り、オークションで手作りのかごを出品されている。彼女は、そのつらい現実をまっすぐ見据えて、自分にできることをはじめた無冠の英雄だと思う。
そしてそれは、猫たちがどんな過酷な外で生きているか、どんなひどいことをされているか、保健所で何が行われているかを、知りながら、「でも・・・」と自分の心の片隅に鍵をかけてみないようにしていた扉を思い出させてくれた。
彼女が紹介してくれた野良猫さんを保護された方の日記にかかれたコメント。
(勝手に引用しちゃいます)
「本当は手伝いたい・・でも・・
となかなか踏み込めない自分に自己嫌悪を感じた事もあります.
でもその人に言われました.(ひとみ注:ボランティアさんのことです)
中途半端な決意で始めて投げ出されるより別の形でできることを
やっていけばいい。と。
その言葉に背中を押され今はできる範囲でかこの問題と向き合うようにしています.
まず現状を知る事、目をそむけずに向かい合っていく事
それから始まる何かはありますよね. 」
この言葉が焼きついた。
そうだっ。
この時間に制限のある私にもできること、いや私にしかできないことある!
googleでキーワードマッチが1位に表示される放置気味のサイト運営や
最近ちんたらやってきたアフィリエイトや
そこそこのビーズの腕、
イマイチ自分の利益になる商売をやるつもりはなかったけど、
放棄していたRINGのHPに手をいれて、アフィリエイトを徹底的に活用しよう。
ビーズでアクセやねこの首輪のチャームをつくって、ヤフオクや自分のサイトで売ろう。
仕事中でも堂々と探して使える楽天のアフィリエイトは自分やRINGのサイトにも紹介してポイントをためよう。
そして、その分はすべて野良猫さんのために使おう。
自分のために稼ぐのはイマイチ乗り気じゃなかったけど、俄然やる気がでてきた。
これだったら仕事に監禁されている私でもできるじゃないか!
多分、老後この日に人生が変わったって懐かしく思えるんだろうってくらいの感動をうけた。
白黒ちゃん保護とその後の活動、がんばろう!