2005年10月30日

まり2

いてもたってもいられず昼、猫おばさんのおうちに行って、
差し出がましいとは思うのですがってゆって
今自分が感じていることをお話してきました。

じっくりと野良にゃんが慣れるまでおうちでそっとして、
1ヶ月くらいかけて近寄ってきてくれるようになった方たちが
たくさんいらっしゃることと、
今は病気じゃないし、交通事故にもあってないけど、
家の中にいる子より何倍もその命の危険性があること、
ここから100mも行くと猫嫌いで、
石投げたりする住民がいること、
避妊が間に合わなくて山のように生まれては
住民に邪険にされてしまう猫たちがいることをお話し、
避妊や去勢を全部ひとりで自己負担でされていて
一度おうちで飼おうと思われる方だったのだから、
是非ともまりちゃんをもう一度おうちの中で飼う事を
考えてはくれまいか?と。。。

1時間くらいお話しました。
そしておばさんが、最後はうなづいてくれたのです。
まりちゃんは私には触らせてくれないけど、
おばさんには慣れているみたいで
やっぱり今まで面倒見てきた分なつきども違うよなぁって
ほほえましくもちょっとさびしかったです(笑)

帰ってきたらおうちに入れて、とにかく家に慣れるまで
がんばってくれることをお約束してくれました。

そして夜、電話があり、無事まりちゃんをおうちにいれたとのこと。
1時間くらい鳴いたりうろうろしたり外にでたくてがりがりやっていたけど、
今は落ち着いて寝ているとのこと。
そう、きっと、前回は突然捕まえられて避妊手術を受けて、
怖かっただけなんだよね。
家にいるところを、最後だし見たいなと思ったけど、
これでわさわさ人が来たりしてまたまりちゃんがパニックになるといけないので
このままお別れすることにしました。

込み入ったことだし、すごく勇気がいったけど、
こうやって話をわかってもらえるとすごくすごくうれしいっ。

これで、本当に、心置きなくここを出ることができる。
まりちゃん、本当に幸せにね!

まりちゃん

野良猫だったニャコミュでお世話になった人たちのところへ昨日のいきさつをメールした。
すると、

「まりちゃんは野良のままでいいのですか?」

と、返事がきた。

その返事をみて動揺するのは、
自分の中でもいいわけないと思っているからだ。
今事故にあってないから、病気じゃないから、
私を受け入れてくれないから、
時間がないから、、、
そうやって自分に納得させるためだけじゃないの?

でも、迷子にしてしまった自分の飼い猫が
保護したいただいた方のお宅の飼い猫になってしまったときの
元の飼い主の気持ち、保護していただいたのはありがたいけど、
ずっと育ててきた子を奪われるやるせない気持ちを知っている私には
猫おばさんからまりちゃんをとりあげるのとそれと同じだと思う。
いくら外飼いを納得できないからといってそれは許されないと思う。

猫おばさんにしてみれば放置しているわけではなく、やむをえなく外で保護しているだけ。
まりちゃんを大事に思う気持ちになんら変わりはない。ただ価値観の相違だけだ。。

でも、一晩荷造りも手につかないくらいの私なのだから、
あきらめちゃいけないと思う。
昼になったら、もう一度あのお宅に行こう。
そして、完全室内飼いをもう一度考えてもらうようにいおう。
理解してもらうのは大変かもしれない。
でも、まりちゃんを一番大事に思っている猫おばさんに、
もっと室内飼いの大切さを知ってもらうことこそ大事なことだと思う。

引っ越すまでに間に合わなかったら、こちらに通ってこよう。
やれるところまではやろう。
そう、中途半端に猫おばさんにまかせるのではなく。

2005年10月29日

まりちゃん

ここ1週間毎日30分置き位に家の周りを探していたけど、全然現れず凹み気味。
今日は荷造りもしないで100円均一に行って、
60cm×60cmの洗濯網とO型便座シートと突っ張り棒2本買って
洗濯ネットの口を開き、便座シートに入っているワイヤーを取り出し、それをギターの弦でネットに編みつけ、さらにつっぱり棒に装着して捕獲用の虫取り網を作成。だって近寄ると逃げられるし。
荷造りに飽きたら探すというのを繰り返していると、9時くらいに隣のマンションから
何度か白黒ちゃんに餌をあげているのを見たことがある方が出てきたので、
見間違ってたりそっけなくされたりしたらどうしようとすごーくどきどきしたけど意を決してお話してみた。

「す、すいません(ドキドキ)」
「(ちょっとびっくりして)はい?」
「あ、あの、以前この辺で白黒の猫に餌をあげていらっしゃった方ですよね…?」
するとなんとその方は白黒ちゃんを保護して、避妊手術をして、リリースされた方だった。
なるほど、それでこのあたりの野良ちゃんは増えないわけだ。
うちのマンションの敷地一角には野良にゃんが4匹くらいいるにもかかわらず、
猫の糞が落ちてるわけでもないし、誰か世話しているのかなーって思っていたけど、
猫おばさん(失礼)はこんな近くにいたのね。。

その方はとなりのマンションの1Fの奥に住んでいらして、
奥のつきあたりには白黒ちゃんのダンボールハウスが用意されていた。
いろいろ話を伺うと、2年半くらい前、保護して、手術した後一度は家にいれたのだが、
おびえて家具の陰から一歩もでてこなくなって、ご飯も水もほとんどとらなくて
元気がなくなってしまって、それですごく悩んだけど、
この一角は一体が建物ばかりの敷地で道は私道、車通りがないところだったので、
白黒ちゃん(彼女の名前はまりちゃんだそうだ)にとってはそのほうがよいだろうと判断して
もう一度放されたとのことでした。

私も餌をあげていたことやまりちゃんが血を流していたから
今回猫可物件に引越しを決めて保護して連れて行こうと思ったことなどをお話しました。
血が出ていたのは怪我をしていたそうで(なぜ怪我したか原因はわからないけど、
猫エイズではないとわかってホントよかった)怪我の方は病院に連れて行って
治療をしたからもう大丈夫といわれました。

まりちゃんは人懐こいけど私には決して触れることができなかった。
そして、病気になったら病院に連れて行ってもらえる。
私がいなくなってもご飯が食べられなくなる心配はないし、
雨のときに雨宿りをする家もあるんだということなどを考えて、
まりちゃんの保護はしないまま引っ越すことにしました。

でも、もし、まりちゃんが重い病気なんかになって
その方が負担が厳しくなったら私も協力したいとお話して、
その方に引越し後の連絡先を伝えておきました。

今回の白黒ちゃん捕獲作戦にあたって
野良にゃんのためには何かしたいと思いながらもできなかった私が根底から変わった。
引っ越してからHPをリニュしよう。
野良にゃんのことや、室内飼いのススメ、ペット産業の実態や動物実験など
知らないことが多すぎる。
じょりぃさまを預けているあすかママにも昨日語ってしまった。
ママは知らなかったといってびっくりしていた。

そう、現実を知らない人が多すぎるのだ。

それから野良にゃん保護のための寄付のために
アフィリエイトやビーズ作成もはじめなくちゃね。

ま、その前に荷造りだが。
(⌒▽⌒;;;;;

当面はじょりぃさまと2人暮らしをして、落ち着いたら、
一時預かり(といっても日中いないから厳しいだろうが)や、
里親募集でこれだって思った子の里親になろうと思っている。
子猫より成猫の方が里親つきにくいらしいから成猫を選ぼう。
私も日中いないから子猫だと心配だし。

できれば白黒ちゃんみたいな柄の子がいいけど(笑)

まりちゃん日記はいったんこれで終わりですが、
これから私の野良にゃんとの奮闘は始まったばかりだー!

その前に荷造りだー(笑)

2005年10月24日

第3戦

となりのマンションの入り口に白黒ちゃんがいた。
やっと会えた!

いつものように家の前に誘導しようとすると、
もう一匹どこかから見慣れない猫が現れて
かわいい声でしきりに鳴いた。
うちのまわりの野良にゃんにしては大きすぎる。
どこかの外猫?それとも迷子?
白黒ちゃんを威嚇しながらついてくる。

かわいそうだけど、今は白黒ちゃんを捕獲するのが先決なのでなんとか撒きつつ白黒ちゃんを誘導。
あれからずっと毎晩からあげ買いつづけているので(笑)からあげ準備もOKだ。

今日はキャリーバッグの中にからあげをちぎって入れておいて
距離をおいた白黒ちゃんの前に投げてみる。
すると、、、ツメでひっかけて私と距離をとってはぐはぐ食べだした。
そしてそのまま石になって待つこと2~3分。
キャリーバッグの中のからあげに興味を示すも警戒。
挙句の果て、手だけ伸ばしてから揚げだけとってうまい具合に持っていった。
さすが。。。

って、感心している場合ではないが…。

で、ひとしきり食べたころ、私とやや距離をとりつつ後ずさり。
せっかく久々に会えたことだし今日はしつこくするのはやめようと思って
そのまま休戦。

今日の教訓。
次回はキャリーバッグの奥に唐揚をしこもう。。。

このまま毎日からあげでつって、週末一気に捕獲に持ち込もう。
ラストリミットが近づいてくる。

不安がないといったらうそになる。
ここにきて白黒ちゃんの警戒ぶりを見ていると躊躇する。

家に慣れてくれなかったら…。
じょりぃさまがストレスで下痢を誘発したら…。
ちゃんとトイレ覚えてくれるのか…。
もし、病気じゃなかったら、
隣のマンションの人も餌をくれているのをみかけたことがあるし、
ここにこのままおいておいたほうがよいのでは?と思うこともある。

でも、、、
野良にゃんにはおうちがあったほうがいいんだ。

2005年10月22日

・・・(ToT )( ToT) ウルウル

白黒ちゃんが現れないよ・・・。

どこいっちゃったのかなぁ。。
おなかすいてないのかなぁ。。
外は寒いのになぁ。。。

2005年10月21日

しろくろちゃん・・・

木曜日の晩、12時過ぎに帰り着いたら、いつも白黒ちゃんがいる階段に、

が座っていた

腰を抜かすほどびっくりした。
男はバツが悪そうにしていた。
彼女に怒られて追い出されたのだろうか。
約束やぶられたんだろうか。
別れたのにつきまとっているんだろうか。

ってーそんなのはどうでもいいけど、オマエがそこにいたら白黒ちゃんがでてこれんやんかー(泣)と思いつつ帰宅。

今日は、明日休み(でも本当は休日出勤)なので絶対捕まえるぞ!と思って
11時過ぎには会社を出て会社の近くのローソンでからあげくんを買って
電車の中でにおいをぷんぷんさせながら覚まして帰ってきた。

しかし。。。30分ほど外でねばってみたが現れない。。。
タイミング悪いのかな。
あとでまたチャレンジしてみよう・・・と思ったけど

寝てしまった…

あと10日。
もし、捕まえられなかったら?

いや、そんなことは考えるのはよそう。。。

2005年10月19日

第2戦

仕事が終わって帰り着くと、1時15分だった。
白黒ちゃんが現れた。
さして警戒もせずにいつもどおりおねだりで私の後をついてきた。
前回の失敗を教訓に今日は絶対脅かさない、走っておいかけないことを自分に言い聞かせた。

mixiで大きなブランケットでつつむとよいとかいてあったので大慌てでベッドスプレッドを手に外に出る。
今日は月夜で、奥の三角地帯も濡れてない。
よっしゃー!

奥に誘い込んでご飯をまき、捕獲至近距離でマツ。
最初白黒ちゃんは躊躇しながらも、寄ってきて、
なんと今日は私の足にすりすりした。
そのまま、手を伸ばすとやっぱりびくっとして触らせてくれないが。

おそるおそる1粒1粒食べ始める。
こないだは結構食べるまで待っていたせいで失敗したので、
一気にいけ!とのmixiでのアドバイスどおり一気に布でかぶせようとした。

白黒ちゃんに触ることはできたのだが、
すばやく身をかわされてしまった…。
ところが、餌を2粒ほどしか食べてないのでかもしれないが、
今日は逃げない。
それどころかまた近寄ってきてすりすり。

そうだね、驚いているだけだよね。
怖くないよ、大丈夫だよ、おうちのコになりなよ、と話し掛けながらじっと待つ。

そして2回目のチャンスがきて、ご飯に口をつけようとしたその瞬間、
家の中から、いまだかつてない鳴き声でじょりぃさまが大騒ぎ。
びくっとする白黒ちゃん。そのまま階下まで降りていってしまいました。

あぅぅぅぅ(;_;)( ;_)( ;)(  )(; )(_; )(;_;)(T-T)ウルウル
もうすぐ、だったのに、、、、
ぢょりぃさまのいぢわるー!

がくっ。

あきらめて餌を片付けて部屋に入ろうとした瞬間、
なんと階下に白黒ちゃんがこっちをうかがっているではないか。
ぬぅ。本当に今日は脈ありではないかっ。

危険だとは思ったが、2Fに場を移してチャレンジした。
2Fの奥に誘い込み、白黒ちゃんがこっちに近寄ってくるのを待つ。
そして、近寄ってきてまた1粒、1粒食べ始める。

とりゃーっと布をかぶせるが、
やはりひらりと逃げられた。

これ以上やっておびえられても困るので、今日はここまでにしておこうと思い、へやに戻った。
時間は1時50分になっていた。あっというまだったように思ったけど。。。

そうだ、白黒ちゃんにはかわいそうだけど、毎回少しだけしかご飯をあげなければ毎日くるんじゃないだろうか。そして、明日とご飯をあげるだけで捕獲は見送ろう。
でも、手ごたえありに感じた。
私の気持ちに少しは気づいてくれたのかな。。。

それにしても、何人かのかたが捕獲を手伝いましょうか?と申し出てくれている。
やっぱりなれている方にお願いしたほうがよいのかな。。。
でも、白黒ちゃんと会える時間が限られている上、私はこれから月末進行だ。。。

むぅ。。
いただいたメールに返事もできてない状態だ。申し訳ない。。。

2005年10月17日

撃沈(ちと落ち込み…)

今日はホークスの試合をみるために早く帰ってきた。

今日も雨だから白黒ちゃんにはあえないだろうと思っていながら、
とりあえずマンションのまわりをひとまわりして階段に戻ると
キタ!
結構ぬれているのに会いにきてくれたんだね!と感動した。

胸がドキドキした!
今日こそは捕獲できる、捕獲した後とりあえずどうしよう、明日会社につれてってそのまま会社のそばの病院にでもつれてってみるか?とかいろいろ瞬時に考えてやる気と緊張満々で家の前にたどりついた。時間が早いので管理人はおきてるし、住民に出くわす可能性も高い。がーそんなこたぁ知ったこっちゃない。管理人にみつかったら泣き落としで大家には黙っててもらおう。

いつもとは違い、ドアをあけて餌を玄関においてみる。
が、やっぱり警戒して入ってこない。
アタリマエか。

なのでいつもの逃げられる場所のない奥で試みようと思ったが
折からの雨でびしょぬれである。
しかたなく通路で作戦を開始する。

ごはんをおいて座り込んで待った。
餌を食べ始めた。
少し食べたころ、じりじりと近寄ってみる。
と、とたんに食べるのをやめて少し距離をおかれてしまった。
ちょっと近寄るのをやめてみたが、白黒ちゃんはそのまま階段を降りて帰ろうとした。
慌てておいかける私。
びっくりして逃げ降りる白黒ちゃん。
あっという間に管理人の家の前。
が、ひるまずに捕獲しようとすると雨の中外に出て行った。
かさも持たずに追いかける。
帰ってくる住民に会ってしまった。ので、とりあえず白黒ちゃんをスルーして道路の方へ歩いてみた。
でも、こんな雨の中傘を持ってないので怪しすぎる。
住民が通り過ぎてまた白黒ちゃんを追いかける。
本気で逃げる白黒ちゃん。
二人いれば挟み撃ちできるのにぃぃ~というシチュエーションに何度もなった。
くぅ~。

そして、20分くらいずぶぬれになりながらのおいかけっこをしたのだけど、
最後は見事なジャンプ力で塀に登って、屋根の上を伝って逃げられてしまった。
ルパンに逃げられた銭形刑事の気分・・・。
キャッツアイに逃げられた内海刑事の気分・・・。

shirokuro1017.jpg

ってか、マジ凹んだ。
今まで白黒ちゃんに拒絶されたことはなかったから、すんなり捕まえれてうちのコにできるって思ってた私が浅はかだったのだが…。

やっぱり同じように野良猫さんを保護された方のblogに先住猫さんに大きなハゲができたとあった。
白黒ちゃんはみた感じすごい立派な白ひげが生えているのでじょりぃさまよりかなり年上に思う。
そんな長い間野良ちゃんとしてやってきたのに、
私が無理やり捕まえて無理やりケージの中に押し込めて、
じょりぃさまもストレスがたまってしまって、
それで本当に白黒ちゃんもじょりぃさまも幸せになれるのかな…。

やっぱり、大きな野良猫を家猫にするのは難しいのかな…。
チト、かなり凹んでいる。
あんな怖いことするようなヤツのところにはもう行くもんかって思われたりして。・゜ °・(><)・° ° ・。
私の緊張が伝染したのかな。
どうしたら気持ちが伝わるだろう。

2005年10月16日

運命の出会い

白黒ちゃんが現れて、保護しようと思って、家を決めた。

mixi(会員制のソーシャルネットワーク。ご希望の方は招待します)で、野良猫だったニャというコミュニティがある。それは野良猫を保護して、飼っている人たちが集う場所(トップページのおうちができたニャの写真は本当に胸を打つ)

夜しか白黒ちゃんに遭遇できなくて、でも、平日の夜捕まえても次の日病院に行くことはできない。かといって引っ越す前にこのくそ狭い7畳の部屋&猫不可物件なのにバレるかも(白黒ちゃんの鳴き声は大きいので、猫がいるって絶対ばれる。ばれて罰金30万円とかって話も聞いただ)&忙しくて夜遅くまで帰れない状況でじょりぃさまと共存なんてできるわけないって思って躊躇した。だから、都合のいいことを考えた。引っ越すまでの間、一時預かってもらえる人を教えてくれる団体か、預かってくれる人を探すことはできないかな?と。
そこで白黒ちゃんを保護したいけど、引っ越すまではムリだから…という趣旨の書き込みをした。

そしたら、本当にたくさんの暖かいアドバイスをもらった。
それからたくさんのことを学んだ。
野良猫を保護して里親を探している人たちがどんな思いでいるかも垣間見た。

白黒ちゃんが病気かもしれないということで事態は一刻を争うのでとにかく早く保護してあげてくださいといわれて、自分がまず何をやらないといけないかに気が付いた。とにかく白黒ちゃんを捕まえよう。捕まえた後はどうにでもできるという確信というか行動に移せる勇気が出て、サイアク会社に連れて行くこともできるしと腹が決まった。

日曜日しか家にいれないし、平日の夜捕まえても病院に連れて行けないし、何がなんでも週末捕獲したかったのに、土曜日の夜は無情な土砂降り。12日の晩に会ってからその後はずっと会ってない。。。

ロシアンブルーのじょりぃさまを買ったときは、本当に軽い気持ちで大家に見つからなきゃ内緒でも平気だろうと思っていた。じょりぃさまはブリーダーさんに猫可の物件です、家で在宅の仕事をしていますと自分を偽って買った。ペットショップにも行った。すごくかわいいコがいてペットショップの店員さんにのせられて買う寸前までいった。(そのときに、その店員さんは私の状況は何も聞かずになんとか売ろうと営業トーク。うちが猫不可物件だとか、仕事がすごく長くて留守番が長いとかそんなのは最初に聞きもしない。猫、飼えない家なんだけどってゆったら最終的にはばれなきゃ大丈夫といってた。)
今の日本にはそんなペットショップがいっぱいあって、大量生産で生後1ヶ月程度で親とひきはなされ、展示されてしまう。まるでモノでも買うように気軽に買ってしまった飼い主は大家にばれて飼えなくなったからといって捨ててしまう人たちになってしまうのだろう…。(ペットショップの話もすると長くなるのでまたこんど)

と、話はそれたけど、買った当時、当然私は世の中の外猫がどのような状況にあるかしらなかった。去年の夏、じょりぃさまを不注意から迷子にしてしまい、寝食も忘れて探した10日間、外にはすごくたくさんの野良猫がいて、猫を快く思ってない住民もたくさんいることを知った。じょりぃさまが見つかった後は地域猫活動をしたいとか思ったけど、弟の借金を肩代わりすることになって自分の金銭的な余裕がなくなったことと(野良猫さんに去勢・避妊手術代を捻出するのもままならないし)、いかんせん仕事が忙しくて時間が皆無だったのでいつしか流されて野良猫さんのために何かしたいと思いつつ、1年が過ぎた。

そして、今回白黒ちゃんの異変にやっと重い腰をあげた。

前述のコミュでいろんな保護活動をされている方と知り合った。
その中で私の価値観を根本から変えてくれた方がいる。
彼女のblogには、野良猫さんが保健所でどう殺されるかを詳細にレポートしてあった。そしてダンボールいっぱいに命を絶たれた猫さんたちが無造作に詰め込まれている写真は、毎日、毎日全国で繰り返し行われているホロコースト。これをかわいそうだと見ることができない気持ちもわかるけど、この現実に目をそむけるか、まっすぐ見据えるかは自分たちひとりひとりの心にかかっていると思った。

そして彼女はボランティアや保護団体に寄付すべく、カレンダーを作り、オークションで手作りのかごを出品されている。彼女は、そのつらい現実をまっすぐ見据えて、自分にできることをはじめた無冠の英雄だと思う。

そしてそれは、猫たちがどんな過酷な外で生きているか、どんなひどいことをされているか、保健所で何が行われているかを、知りながら、「でも・・・」と自分の心の片隅に鍵をかけてみないようにしていた扉を思い出させてくれた。

彼女が紹介してくれた野良猫さんを保護された方の日記にかかれたコメント。
(勝手に引用しちゃいます)
「本当は手伝いたい・・でも・・
となかなか踏み込めない自分に自己嫌悪を感じた事もあります.
でもその人に言われました.(ひとみ注:ボランティアさんのことです)
中途半端な決意で始めて投げ出されるより別の形でできることを
やっていけばいい。と。

その言葉に背中を押され今はできる範囲でかこの問題と向き合うようにしています.

まず現状を知る事、目をそむけずに向かい合っていく事
それから始まる何かはありますよね. 」

この言葉が焼きついた。

そうだっ。
この時間に制限のある私にもできること、いや私にしかできないことある!
googleでキーワードマッチが1位に表示される放置気味のサイト運営や
最近ちんたらやってきたアフィリエイトや
そこそこのビーズの腕、
イマイチ自分の利益になる商売をやるつもりはなかったけど、
放棄していたRINGのHPに手をいれて、アフィリエイトを徹底的に活用しよう。
ビーズでアクセやねこの首輪のチャームをつくって、ヤフオクや自分のサイトで売ろう。
仕事中でも堂々と探して使える楽天のアフィリエイトは自分やRINGのサイトにも紹介してポイントをためよう。
そして、その分はすべて野良猫さんのために使おう。
自分のために稼ぐのはイマイチ乗り気じゃなかったけど、俄然やる気がでてきた。
これだったら仕事に監禁されている私でもできるじゃないか!

多分、老後この日に人生が変わったって懐かしく思えるんだろうってくらいの感動をうけた。
白黒ちゃん保護とその後の活動、がんばろう!

2005年10月10日

3連休

3連休。天気も悪いし、ずっと引きこもっていた(笑)
その間、
・フラメンコリングの更新(1年半も放棄していた(笑))
・Flashのお勉強(NN,OPERA,FIREFOXでは表示されるのに、IEでは表示されない!なぜ????)
をしながらずっとじょりぃさまと遊んであげていたら、四六時中私がヒモで遊んでくれると思ってしまった。ちょっとPCに夢中になって遊ぶ手を休めると「ウニャッ!ウニャッ!」といって怒る。ハイハイ。ワタクシはじょりぃさまの下僕でございます。

そして!
ぱんぱかぱーん!

家が決まりました!

昨日、白黒ちゃんが生きているのを見て、早速不動産屋に行ってもう即決状態です。
雨の日だったので、日当たりは微妙なところなのですが(陽が部屋に入ってくるかどうかわからない)でも角部屋で窓がいっぱいあって明るいのと、窓が透明でじょりぃさまが部屋の中から外を楽しめるで決めちゃいました。
会社からチャリ10分強。買い物は大崎のダイエー。
駅は京急の駅まで2分。ちと、電車の音がうるさいかもしれないけど。

そして何より。
キッチンが広い~4畳もある!しかもシステムキッチン!お湯まで出る!
不動産やさんはしきりに水周りが古いのを気にしていたけど、
そんなの今のうちよりは全然OK~!シャワーの温度調整はできないし、
冬は水しか出ない台所で顔を洗っていたし。

そんで収納が3箇所。1間の押入れとそれより少し小さい押入れ、+クローゼット代わりのミニ収納。天袋付き。今部屋に出している荷物を全部収納できそうです。

そしてフローリングの4.5畳+6畳の部屋。
家賃は山手線品川駅に徒歩10分なのに、なんと86000yen
ありえない!

じょりぃさまよかったね。これでびくびくしないで生活できるよ。
白黒ちゃん待っててね。いっしょに引っ越そうね。

2005年10月09日

キタ!

なんと白黒ちゃんが生きていた!
泣きそうになってしまった。
よかったよ~。本当によかった!

いつものように餌をねだるので、餌をあげて捕獲しようとしたが、
やっぱり素手で触らせてくれるほど慣れてない(アタリマエ)

あえなく失敗。

怖い思いをしたと思って2度ときてくれなくなったらどうしよう(>_<、)。
でも、捕獲機なんか置いたら管理人がすっ飛んでくるから却下だし。

なんとか玄関の中で餌を食べるように仕向けられないかな。
mixiでおうちができたニャという野良猫を室内で飼い始めた人たちのコミュがある。
野良猫さんたちもすごく穏やかな表情で安心しきって暮らしているのを見て、
なんとか私も白黒ちゃんに名前を付けてなついてくれる日を手に入れたいと切に思った。

2005年10月04日

悲しい話

kuroshiro.jpg

この子は、うちの近所に住んでいた野良の黒白ちゃんだった。
前も私の日記に登場してきたが、
とても人懐こく毎日のように餌をねだりに来た。

仕事が忙しく夜中になって帰ってくるといつも階段のところで待っていて、にゃーにゃー餌をねだっていた。もし、引っ越すことがあったら、絶対この子もひきとって一緒に暮らそうと思っていた。


でも、私が、異変に気づいたときには、もう遅かった。


先週の夜中、餌をあげて(見ていると食べないので家に入って)いつものようにしばらくしてから餌の食べ残しを片付けようと思ってみてみると、ほとんど手をつけていなくて、食べ残しには血がついていた。私はあげた餌に毒でも入っていたのかと思って本当にびっくりした。即ネットでいろいろ調べた。

口内からの出血は、白血病か猫エイズの発症末期・・・。
ショックだった。

捕まえて病院に連れて行こうと思った。
でも、帰るのがいつも夜中なので、捕まえて病院に行くにしても夜の間は家の中で保護しなくてはならない。

でも、そのあとは?

この狭い一部屋しかない、猫不可のマンションで、しかも朝早くから深夜まで帰らない私にどうやってじょりぃさまと無事に共存して保護してあげられるというのだ?
餌をあげていたからにはこの白黒ちゃんにも責任がある。
でも、じょりぃさまを幸せにする責任もある。

白黒ちゃんは人間の元で飼われたのが捨てられたのか、
生まれてから、ずっと野良生活だったのかはわからない。
でも、愛されていると、必要とされていると感じないまま
死んでいくのか?と思うとたまらなくなった。

ケージの中で少しでも生き長らえて、愛を少しでも感じて逝くのが幸せなのか、このまま自由に外にいて、寿命を全うするのが幸せなのか。

保護するのは人間のエゴなのか。


・・・


そして私は決断した。
保護して、一刻も早く2Kの家に引っ越そう。
引っ越すまでの間は入院させるなり、保護団体に一時預かりを願い出て
そしてじょりぃさまと別々の部屋で隔離して、白黒ちゃんを看取ってあげよう、と。


でも、白黒ちゃんはその晩はこなかった。

翌朝、管理人が、マンション中を点点と血がついているのよ、学生さんが多いから誰か怪我したんじゃないかしら。それか酔っ払いが侵入してきたのかと思って警察に通報しといたわ、と。

口から血を流しながら、私のことを探してくれたのかもしれない。
そう考えると泣けた。


・・・それから、白黒ちゃんは、来なくなった


遅すぎた。。。
決断したのも遅すぎた。。。
気づいたのも遅すぎた。。。
何もかもが遅すぎた。。。


後悔しても、もう戻らない。


だから、私は引越しする。
緊急に保護が必要な、白黒ちゃんのようなコが再び私の前に現れたときのために。
じょりぃさまがちゃんと暮らす権利を手にいれるために。

2005年03月18日

3/18 別宅の妾

1.JPG

深夜帰ってくると、こっそり後ろをつけてきてエサをねだる外猫がいる。
とても愛嬌のある顔をしていて憎めない子なので、エサをあげるのだけど、
玄関の外でエサをあげていると普段鳴きもしないじょりぃさまが怒って
必ず玄関のうちでニャーニャー大騒ぎする。

本宅の正妻は実に嫉妬深いことだ(笑)

じょりぃさまが食べなくなったえさを食べてくれるというのに。。。