少し長くなりますが、
お時間許す限り是非読んでいただきたいと思います。
もはや、東日本では全く報道のなくなってしまった西日本の豪雨災害。
東日本のみなさまにまずは知ってもらうこと、そして、自分がいる場所で、
できることを考えてもらうきっかけになればと思います。
そして、私が行ったのは広島・呉だけですが、
この状態は広島だけではなく、岡山、愛媛、と大変広範囲に及んでいて、
今日も、被災された方々は暑い中途方に暮れながら片づけをすすめておられます。
2018年8月7日。
1年かけて勉強してきた試験はまたもや見事撃沈しw
その足で午後には羽田、夕方には広島へ。
山陽本線の行先案内の車両の前についてる△マーク初めて見た~。
なんの意味かなw
で、海田町まで移動して、原二借ります。
エストもあったんだけど、レンタル料が高かったもんでw
https://motoyuni.jp/site/top/
借りたのはこちらのモトユニさん
広島県安芸郡海田町南堀川町1−16
最初、広島空港からは広島駅までのリムジンしかないと思ってたからここで借りたんだけど、
呉に入ってみたら、広島空港行きバス出てる上に、レンタルバイク屋も呉にあったというねw
お店の方はとてもいい方で、手続きをしてる間も修理依頼の電話がひっきりなしにかかっていました。
一度冠水してしまったものは修理難しいし、台数が多すぎておいつかないといわれてました。
そして、激渋滞のR31をバイクの特権を生かして呉まで爆走。
景色が、どんどん被災地のそれに変わっていきます。
そして瀬戸内海に沈む夕日の美しさよ。
どんなに停まって写真撮りたかったか。
・・・それも大渋滞にはばまれ、あの夕日の写真が撮れなかったことだけが心残り。
ま、スマホしか持っていってなかったので、撮ってたとしても
なんでカメラ持っていかなかったんだーって思ったに違いないのですがw
で、1時間ほどでゲストハウスクトマレさんへ。
https://www.facebook.com/kurestop/
呉市 本通4-1-10 安井ビル4F
オーナーさんがまだ若いのにがんばっていらして、男女別の相部屋、とてもきれいなゲストハウスで、
しかもボランティアは泊2000円!(通常3000円)
そのあと、ゲストハウスのオーナーに薦められて行った居酒屋が大当り!
利根さん
https://tabelog.com/hiroshima/A3404/A340401/34004293/
広島県呉市中通4-1-8
定休日:日曜日
営業時間:昼からずっとやってるよって言われてました。
まず呉はもちろん港町だからお魚おいしい。
で、大抵の焼き鳥屋さんにはいけすがあって
とにかく小イワシ食ってきてください!と。
ひとり試験打ち上げの小イワシの天ぷらめちゃうま。
うまい店はマジ地元の人に聞くに限る。
そしてマスターからたくさんの地元のお話を伺いました。
なかでも心に留め置いたのは今回の被災は年配の方が多く、
ボランティアに入ってもらうと自分だけ休んでるのも悪いと思って
ボランティアのペースで一緒に片付けを頑張っちゃって体調を崩される方もいる、とのこと。
ボランティアなんて自分の都合のいい数日間だけやってきて体力の限りやってくのだから、
ひとつき災害と向き合ってる方とは疲労の度合いも違う。
押し付けにならないように常に心遣いを忘れないようにしようと思いました。
そして、やっぱり家が落ち着かないと、こういう外食する気力もわかないから
被災されていないお店もやっぱり結構な影響を受けられているんだそうで。
創業65年にもなる利根さんのオリジナルチューリップ。
甘辛たれがうまうまでした。
あわびの肝まで全然臭みがないの!
んで、名物とりそばは、これラーメン屋でもやっていけるよってレベル!
く・い・す・ぎ・だ・!
すっかりマスターとママさんによくしてもらって
ボランティア来てくれてありがとうと、かなり安くしてもらった気がする。
このご恩返しもかねて明日から3日間力の限りお手伝い頑張る!
2018年8月8日(初日)
呉まで来たものの、どこのボラセンに行くか決めてなく、
隣町の坂町のボランティアも足りないらしい、
呉の広島寄りの天応もすごい被災で人が足りてないらしい、
呉から約1時間くらいの安浦町もすごい被災で手が足りてないらしい、
1日ずつ別々のところにいくか、それとも一か所に腰を据えて3日間やりきるか。
すると直前に坂町の近くまで電車が開通した上に、キムタクまでボランティアにきたってことで、
坂町も天応も全国的に知名度も、行きやすさもあがったので、
やはり機動力のバイクを生かして足が延ばせる安浦に行こうと決めました。
道は大渋滞。
ぐるぐるナビ先生に騙されて通行止めに案内されること2回。
ボラセン始まる2時間前に出発したのに、着いたのは受付開始後っちゅーね。
この日は、駅からほど近いお宅の床下の泥だしのお手伝いでした。
被災して1か月たつのに、コンクリの基礎には水浸しの泥がたまっていて、
依頼主さんもどうしたらいいか・・・と途方にくれていらっしゃいました。
とにかく泥を出して乾燥させることが大事と、
掻き出せるだけ水泥をだし、すくいきれなくなったら、
雑巾や新聞で吸わせなんとかひと区画終了。
泥だしも、床下の泥だしもこれまで何度もやったものの、
いつもボランティアリーダーの方の指示に従ってやってただけだなあと痛感。
いざしっかりした経験者のいないところでの現場でとったこの方法が正しかったのかわかりません。
やるからにはしっかり依頼主さんの不安をひとつでも取り除けるお手伝いにしなければ、と改めて思いました。
呉の駅前は、まだ砂塵で真っ白なままです。
お手伝いが終わった後、
昨日見た夕日をもう一度見に行こうと思ってぐるぐるナビ先生を起動するも、
またもや通行止めの道ばかり案内してくださりまして、
(大動脈R31しか広島に行けないから、それが大渋滞で、それを避けようとナビしまくる)
結局日が暮れる時間に海岸線にたどり着けず、トボトボバイクを走らせて呉まで戻りました。
んで、二日目の店も利根さんへw
んで!前の日は切らしちゃってたのよーと言われて取り置いてもらってた小イワシの刺身。
んががががががぁ!めちゃうま!めっちゃ新鮮!たまらん!
これは呉のちょっと先にある音戸という島で取れる白身魚の天ぷら(さつまあげ)で、
これまたさくっさくでほろっほろ!
ビールがすすむぅぅ~
〆はナスの餃子をお願いしたら、
餃子のたねにナスが入ってるのかと思ったら、ナスで餃子のたねを挟んで揚げてあって
これもさくさく絶品ですよーーーーー!
思い出すだけでたまらんな( ̄¬ ̄*)じゅるぅ
2018年8月9日(2日目)
前日は通行止めに迷いこんだり大渋滞にはまって
ボランティア受付時間ギリギリになってしまったので、
少し早めに出たらスゲー早く到着ww
結局道迷いによる時間ロスが大半だったようですw(昨日2時間の道のり今日1時間w)
国道の大動脈以外の平行して主要市区町村にぬける道がのきなみ通行止めがどこかしらにあり、
電車も不通、住民の方は出勤にかなりの時間をとられています。
毎日のことなので疲れもたまっているだろうなと。
自分がもし毎日1時間以上早く家をでることになったら、とか考えてみてくださいよ。
ワタシは2日でギブアップしそう。本当に大変な状況です。
この日は安浦町の中でも一番の被害のあった市原地区のお宅へお手伝い。
水害の被害はたくさんみてきたけど、土石流の被害を見るのは初めてで言葉を失いました。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000132205.html
このテレビの映像からさらに3週間たった今も、この映像と大して変わらないままの状態です。
山がいくつも崩れ、重機でなければ取り除けない土石流の爪痕。
道路は崩れ、電信柱はくの字に折れ、押し流された家。
私がお手伝いに入ったお宅は、床下に流れ込んだ土砂が
すでに白くカビ始めていました。
お宅のお母さんは最近咳がでるようになった、とおっしゃっていました。
自分も、マスクをしていたにもかかわらず、たった3日だったにもかかわらず、
帰ってきて声がガラガラになってしまうほど、粉塵の二次被害も広がっています。
この日は本当にくたくたになって何も食べずに気絶寝。
ところが、早く寝すぎたせいでへんな時間に目が覚めて寝付けなくなってしまいました。
2018年8月10日(最終日)
うとうとしながら、寒気がして長袖を着込んで布団にくるまって
翌朝起きた時のコンディションはあまりよくなく、
このまま今日はやらないで帰った方がよいのではないか・・・と少し考えるも、
顔を洗ったらしゃきっとしたので無理をしない作業をやらせてもらおうと安浦へ。
この日も前日の継続で同じお宅の軽作業に従事することが口約束で決まっていたので、
涼しい屋内での作業となりました。
この日は地元のなんと御年75歳のおかあさんとお手伝い一緒になりました。
話を聞いていたら、もう降りられたけどなんとバイク乗りだったとのこと!
やっぱりバイクはいつまでも若々しくいられるための秘訣だなぁと思いますw
この日も依頼主のお母さんは休憩のたびに冷たいのみものを用意してくださったり、
果物をむいたり、作業中は一緒に作業して、休憩中はボランティアのために動かれていて
お母さんも一緒にお休みしましょうとお声掛けしましたが、
そのときに地元のお母さんが、依頼主のお母さんと地元のお話などをされて
いい休憩&少し気を紛らわせることができたのではないかな、と思いました。
手伝い終了後少し微熱と頭痛がしてました。
今考えると熱中症気味だったのかなと思います。
手伝い中はポカリを1リットル&水、お茶欠かさず、
さらに休憩中はしっかり休憩をとったのに、
やっぱり熱中症対策に一番大事なのはしっかりした睡眠だなと思いました。
お手伝いを終了してお風呂へ。
自分らは何日間かやって疲れたら家に帰って、水も電気もクーラーもなに不自由ない生活に戻れるけど、
被災された方は見通しの立たない毎日を泥と格闘する日々が続いてどれほどつらいかと思います。
でも、どんなにひどい状況でも、少しずつでも必ず復興できると
東北のみなさんが立証してくださっていますから、寄り添いながらお手伝いを続けていこうと思います。
お土産は地元の方がここのイチゴ大福は絶品といわれていたここで。
壺屋さん
呉市仁方本町2-14-24
営業時間:8:00~19:00
定休日:第1,2,3火曜、第4日曜
行ったらもう売り切れてたよガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
まぁ、また次の楽しみができたってことで。
呉は本当にご飯はおいしいし、景色はのんびりきれいだし、
何より瀬戸内の夕日を背景にエスト・ミオの写真撮りたいし、
復興したらエスト・ミオと一緒に今度はのんびりと走りにきたいと思います。
3日間呉でボランティアに従事してました。
呉ではたくさんの新しい試みをされています。
災害では珍しい看護師ボラ同行の仕組みもこの度マニュアルとして運営がうまく回りだしたそうで
(ゲストハウスで一緒にとまってた方が看護師ボランティアさんでした)
上層部が打てば響くと言われてました。
こんな災害頻発してほしくないけど、
災害が起こった時にはこのマニュアルが全国に広まればいいとおっしゃられていました。
東日本大震災を経て、ペットの同行避難も根付いてきたように思います。
水害ボランティアも、プロの仕事の方に教わりながらノウハウが全国に浸透してきていると思います。
本当に、こんな災害起こらないことが一番だけど、
起こるたびに経験を積んでいって途方に暮れる人が少しでも減るように、
起こった時に自分ができることはなんでもやらせていただこう、そう思います。
できる人が、できることを、できる時に、できる場所でやる。
災害ボランティアに行くのがえらいことじゃないんです。
西日本で泥かきやるのも、東北にツーリングに行くのも、
熊本にツーリングに行くのも、みんなできる人ができることをやっていくことが、大事なことだと思ってます。
アンテナを張りつづけるのをやめないで、
できる人が、できることを、できる時に、できる場所でやりましょう。
私が通っていた3日間、地元の中学1年生の男の子が毎日大人に混ざって泥かき頑張ってました。
夏休みの宿題なにもやってないーなんていいながら、
幼い目で地元の被災にどれだけ心を痛めているかと思います。
このベルマーク集めなんかはほんと老若男女日本全国津々浦々どこでもできることなので、是非ご協力お願いします。
【被災した呉の小中学校にベルマークでいろいろおクレるよ!】(シェア希望)
被災した呉の小中学校にベルマークで支援をお願いします。
締切は今年の12月25日です。
ある程度集まれば、以下の送付先にご送付をお願いします。〈送付先〉
〒737-0051 広島県呉市中央3丁目11-12PANビル3F
(特活)呉こどもNPOセンターYYY ベルマーク係〈お願い〉
〇ベルマーク番号ごとに(会社ごとに)小袋に分けて送付していただけると有難いです。
〇お礼状は割愛させていただきます。
〇お問い合わせは、FBメッセージもしくは以下のメールアドレスでのみお願いします。
kure_kenko@yahoo.co.jp※呉市教育委員会を通じて、希望の小中学校に集計点数に応じた物品に引換え、寄贈いたします。
〈主催〉呉健康サポートネットワーク
〈協力〉(特活)呉こどもNPOセンターYYY
ひとみんさん、呉まで来てくれたんですね〜!感激です!(*´∇`*)しかも‥3日間もボランティアに参加してくれるなんて‥(T ^ T)報道されている地域もホントに被害が凄いのですが‥あまり報道されない安浦や黒瀬地区も大変な状態なんです。僕も何度かボランティアに参加させてもらいましたが、熱中症に成りかけ、体調を崩しました。でも‥被害を受けられた方はもっと辛いはず!ひとみんさんも仰ってる通り、僕も自分に出来る事を少しでも続けて行こうと思います。県外から駆け付けてこられた皆さま、本当にありがとうございます。小イワシの天ぷら、美味しかったでしょ?瀬戸内の魚は美味しいんですから!また来て下さいね〜!
>忍者くらぶ1号さん
8月になって、電車も動くようになって、道路整備も行われて
少しは渋滞緩和されてきたと伺っておりますが、
まだまだ不自由な日常であることと思われます。
自分たちボランティアは本当に都合のいいときだけやってきて
疲れ切ったら全く不自由ない生活に帰るだけなので
いつも心苦しく思っています。
食べ残したもの、見残した景色、そしてエスト・ミオと写真撮りたい場所など
いろいろあるので復興した暁には是非エスト・ミオとゆっくり走りに行きたいと思います。
その節には是非エスト並べて写真とりましょう~。
ここ数日また残暑厳しい中ですので本当にお体にはくれぐれもお気をつけてくださいませ。
お気遣い、ありがとうございます。そうですよね、無理して体調を崩してちゃ周りに迷惑をかけますからね。自分の身体にも気を配りながら、ボランティアに参加します。しかし‥ひとみんさんは凄いですね!愛媛県にもボランティアで行かれたんでしょ?(^◇^;)その行動力には敬服するばかりです。皆さんのお陰で呉市も徐々にですが、普段の生活を取り戻しています!今度、ひとみんさんが来られる時には、ゆっくり瀬戸内の海を堪能して下さいね。
>忍者くらぶ1号さん
直接被害を受けられてないとはいえ、
日常生活に支障をきたして疲労は蓄積されているし、
こういうときって自分は被災された方に比べると
全然まだ頑張れるって思ってしまうものですから
あえて、強制的に、休むの本当に大事ですよ~。
次は本当に美しい海辺をゆーっくり気のすむまで
おいしいものをたべながらめぐりたいです。
こんばんはー!^_^ 西日本豪雨災害から3ヶ月が経過し、幹線道路やJR、高速道路の復旧が進み、徐々にですが、普段の生活を取り戻しつつあります。ヒトミンさんをはじめ、ボランティアの方々、自衛隊、消防、警察、土木作業‥沢山の方々のお陰です!本当にありがとうございました。一方、僕の愛車・エスまるの具合が悪く、オイル漏れが酷くなりました!(>人<;)「やっぱりオーバーホールに踏み切るか?」と、思案中です。