台風一過の青空となりました東京。
この強風で紅葉が散ってしまってないように願うばかりですが(´Д⊂ヽ
ここんとこの立て続けの台風。
台風直撃の予報なのにハイヒール(パンプスではない)にミニスカートで
出勤しているOLの感覚がありえない!って話が出てましたけど。
まぁ、関東に来るころの台風なんて、九州にいたころの台風に比べると、
「え?これ台風?」レベルなんですけど。
それでもまぁ道路が冠水したり、道に倒木なんてのは十分にあり得る話なので、
せめて自衛意識を持って、ハイヒールなんかで出社して駅の階段なんかで
うっかり滑って転んで、忙しい救急車の世話になって本当に救助が必要な人のところの
救助がとどこらないように気をつけようってのはまじめな話。
でも・・・
昨日の台風の予報の中、軒並み連休のツーリングの予定を繰り上げたり中止したりして
がっかりしているブロ友さんが多かったのですが、その中で
林道にツーリングに出かけて、雨が降ってぬかるんで沢を渡って楽しかった~!
なんて嬉しそうに書いてる記事をみたときはたまげました。
沢なんて、ちょっと雨が降ればあっという間に増水するのに。
台風の中をハイヒールで通勤するOLさんなんかよりよっぽど危機感がないんだろうなぁ・・・。
なんだかとても残念な気持ちになりました。
まぁ、自分も人から見たら危機感ないと思われるようなことやってるのかもしれないので、
わが振り直せってことですね。
さて、安達太良山の続きです。
お昼も食べたし12時には下山を開始しました。
牛の背は道が赤く染まっていました。
少し右に曲がって明神山方面に火山口が見えるところまで歩いてみました。
植物など生えない荒涼とした景色が広がっていました。
こちら側から見上げる乳首山wはまた違う様相です。
(安達太良山は別名を乳首山というそうで。あの岩の塊がちょうど乳首に見えるからだとか)
鉄山の分岐まで戻って峰の辻方面へ下ると川筋の道になりました。
このへんは日当たりがよいので水は残ってませんでしたが、粘土質なのでウェットのときは注意でしょう。
安達太良山周辺はこのように突起した岩の塊が散在しています。
鮮やかな紅葉と荒涼とした岩山とほんとの青空。
なんとも非日常的な絶景です。
そして地図上では峰の辻と書いてある場所。
くろがね小屋方面へ下る道と、あだたら高原スキー場へ直接下る道の分岐です。
近くまで行くと岩にでっかく文字がかいてあるのが見えますw
岳と書いてあるのは遠くからでもわかったけど、これはさすがに近くまでいかないとわからないwww
まだこのときはすすきと低木の紅葉に太陽光がきらきらと見えて、あったかかったのですが・・・
それにしてもなんというすばらしい紅葉でしょう。北アルプスや長野の高原の紅葉とはまた全然違います。
色とりどりの紅葉がぎゅーっと凝縮されてるような感じ。
こんな紅葉が延々と眼前に続く道を歩きます~。\(o⌒▽⌒o)/やっぱ山は景色がないとね!
ビバ紅葉~(≧∇≦)/
安達太良山あたりの紅葉は赤がちりばめられていてとてもきれいです。
ふと後ろを振り返ると安達太良山の落としパンフなんかでよく見るアングルが!
でも、このとき、左側からはちょっと不穏なガスが迫ってきていました。
その上、なんだかおなかが痛い・・・。
・・・さっき食べた見切り品のおにぎり以外心当たりが全くありませんwww
山で一番困るのがトイレ。
ツーリングのときにソフトクリームを食べて走るだけで5分後にはトイレを求めて
さまよわねばならぬほどの軟弱な繊細な腸を持ち合わせるワタシには死活問題です。
万が一のためにくろがね小屋経由の下山道を選んだのですが
こうなると紅葉はそっちのけでくろがね小屋目指して駆け下りるのみw
我慢すること15分。
くろがね小屋にたどり着き無事事なきを得たワタクシの脳内は
この小屋の名前の由来のクロガネが鳴り響いておりましたともw
から~んから~ん♪
って、今回は事なきを得ましたがこれからが課題です。
やっぱ携帯トイレ?それともストッパみたいな下痢止め?
携帯トイレは用を足す場所に困りそうだし、下痢止めは効かなかったら悲劇だしwww
ってか、それ以前に山で見切り品とか傷みそうなものを食べなきゃいいって話ですね(⌒▽⌒;)
くろがね小屋あたりの紅葉もすばらしかったです。
そしてこの小屋では温泉にも入れるらしかったのですが、
さきほどの不穏なガスは黒雲となりひたひたと下山者を追いかけてきておりました。
これは温泉に入ってる場合じゃありません。
目の前に続く道をひたすら下山するのみ!
このあたりからりんどうがあちこちに咲いてました。
ここで「まさおさんはりんどうのような人だわ」とか野菊の墓のセリフが頭の中をぐるぐるまわり、
このあとのBGMがエンドレスで松田聖子の花ひといろ。
逢いたくて逢えなくて静めても騒ぐ気持ぃ~
人の夢とペンで書けば儚いって読むのですねぇ~♪
とか脳内ひとりカラオケを楽しみつつ歩いておりました。
が!
このあたりの道はひたすら平坦な整備された道なのでした。
20分も歩いたでしょうか。
さっきくろがね小屋でたくさんいた人がまったく続いてくる気配もありません。
え?
あわてて地図を見ました。
自分ではくろがね小屋から青い線を歩いてきたつもりですが、
くろがね小屋では特に行先の山標を確認してませんでした。
このまっすぐ加減は、間違えて黄色い二本松スキー場の方に降りてるのでは?!
(いや、冷静に考えれば経過時間的にも難易度的にも黄色いルートのまっすぐな道に
たどりつけているわけないので黄色いルートであるはずはなかったのですがw)
人が全く続いてこないのもパニックに拍車をかけます。
道に迷ったらわかるところまで戻れ。
これだけはいくつもの生死の分かれ目を乗り越えてきたみちろう大先生の山行きブログを
何度も読み返してるうちにしっかり頭に焼き付いていたので、
くろがね小屋まで戻ろう。と決めました。
幸い時間はまだ14時前。空はどんより雨が降りそうでしたが、
暗くなるにしてもあと3時間はあるし、ヘッドライトも持ってるし、
雨が降ってきたとしてもレインスーツもある。
ちょうどちゃんとした山に重い荷物を持っても登れるようにトレーニングだと思って登ったので
ライトダウンにフリースに簡易防寒シート、行動食だって水だって余るほど入れてましたw
最悪、霧にまかれて真っ暗になってもくろがね小屋に泊まればいい。
戻ること10分。
ちょうど降りてくる人がいたので、この道はあだたら高原スキー場に戻る道ですか?と尋ねました。
そうですよ~
どうやら地図にある勢至平の分岐の5分ほど手前でパニックになっていたようですww
戻った道を引き返して先に進むと無事分岐がありましたwww
でも、この分岐、地図上で見ると勢至平分岐なのですが、
山の道標は峰の辻分岐って書いてありました・・・。
なんで?
そもそも地図に峰の辻分岐ってのってないし・・・。
わからん・・・。
まぁその勢至平だか峰の辻だかの分岐をちょっと進むと勢至平の方に入る脇道がありました。
ちょっと入ってみたら遠く安達太良山が見えました。
まぁ確かに乳首に見えなくもないですよね。でもそうした目で見ちゃうと・・・
安達太良山は貧乳だよなぁなんて思ったのは内緒wwww
さっきから続いているこの平坦なまっすぐ道は岳温泉の監視用の車が通るための車道でもありました。
しばらく行くとまた地図に載ってない分岐が・・・。
山と高原地図さーん!(´Д⊂ヽ小さい誰にでもわかるような分岐でも載せといてよぉ~。
馬車道でも旧道でもどちらでも奥岳登山口に戻れますと書いてありました。
ので、旧道を選んでみたら、粘土ででろでろ道~!
うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ
なんどか旧道と馬車道は交差しながら下って行くので、次の分岐では馬車道を迷わず選択w
あだたら渓谷の自然遊歩道への分岐にたどりついたときにはもうへろへろでした。
自然遊歩道の方もきれいらしいので行ってみたかったのですが、これから40分もとても歩けない~!!!
ここで旧道から降りてきた山男さんが後ろからきて小休止のときに一緒になったのですが、
あなたのザックの背負い方は間違っているよと教えてくださいました。
そして正しい背負い方を教えていただいたのですが、これがもう目からウロコ!
全然、ザックの背中へのフィット感がちがーう!
ワタシ、まずザックの上のとじ口を締めないままバックルで止めていたので荷物が中でゆらゆら・・・。
さらに、ザックを背負うときに腰ベルトと脇のベルトしか絞めてなくて、
肩にあるベルトの存在すら知らなかったのです。
(というか買うときに教えてもらったけどそんなこた~覚えてないwww)
肩にあるベルトを締めると・・・
まぁなんということでしょう。あんなに背中がスカスカ感があったのに、
ぴったり吸い付くようなフィット感で楽に登り下りができるではありませんか!(✪∇✪)
その中で、山登りは
あわてない
むりしない
ころばない
まよわない
の基本を守ることだとも。
ちゃんと基本って大事ですね。
こういうのちゃんと教えてくれる人が近くにいたらなぁと思った瞬間でした。
15時。駐車場に着くのを待つかのように雨脚が強くなり、ブーツだけ履き替えて急ぎミ・エストと下ります。
カレー好きとしては安達太良カレーののれんを素通りするのは断腸の思いでしたがwww
まぁ福島はいつでもこれるのでまた今度。
あだたら高原を下ってR4に出ると、雨は降ってなくて夕方には健康センターに到着~。
山登ってひとっ風呂浴びたあとのビールは最高だねぇ~。
ビールのつまみにホルモン炒めとか・・・。
危険街道まっしぐらΣ(ノ°▽°)ノハウッ!
山登ったら痩せるという目論見はもろくも崩れ去ってますwww
でも、今回の山行はとても勉強になりました。
・山で食べるものには気をつける。
・分岐では地図を確認する。
・山の道具の正しい使い方を知る。
・迷ったら落ち着いて戻る。
ひとつひとつこうやって失敗しながら、無事に家に帰る修行を積んでいくのですね~。
もっと山の世界を知りたいと思いました。
お疲れ様ですm(_ _)m
まだ紅葉イケるでしょ!山は終わる頃かもしれないけど、こちらで有名な香嵐渓はまだのはずですー
僕ももー1回くらいは紅葉狩り行きたいなぁ〜♪
>ほりりんさん
香嵐渓すごーい!
じゃあ!
いよいよ!
ミ・エスト愛知侵略かぁ?
11月は木曜休みも取りやすいのでwww
詳しくはメールでwww
・・・雪だいじょぶかなw東名通ればだいじょぶかな?www
やっぱスマホに山地図ダウンロードしといてGPS使えば楽ちんだと思うの
>王大人さん
そうなんですよー!山地図ダウンロードして持って行って
GPS起動したら結構時間かかってあーやっぱりダメかなと思って戻ったんですよ。
んで人に会った時にその地図見直したら、GPS信号拾ってましたw
まぁこれになれちゃうとなにかあったときに困るので
地図も読めるようにうまく併用していきたいと思います~。
紅葉も山並みの綺麗だね!
スキー場の山って雪が無いと不思議だ。
雪山しか見てないから、余計にね!
>赤忍さん
そうなんだよー。
結構スキー場のリフトで上に上がれる山多いけど、
雪山に比べてリフトの位置も低いし、
コースの中に道路があったりしてびっくりしたりwww
それにしてもスノボの人口の方が多くなってるだろうに、
相変わらず名称はスキー場ってのもへんな話だよねw
すんげ~な~ バイク乗り登山家のヒトミン!
峠をバイクで上がってそこからもうひと歩きとは(^ω^)
紅葉は待つよりも追いかけるですね!
>くうさん
山登ってみると~結構いますってバイクで山登りに来てる人!
車と違って駐車場に困らないしwww
来年は鳥海山を紅葉第一ターゲットに絞って、登るのと走るので満喫しに行きます~!
確かに、パッキング1つでも、背負ったときの重さはちがいます。
ザックの背負い方は会社の人は教えてくれなかったの?
金のチャームは姐さんに見舞い返ししてないことを思い出し、こんなのを買いに行ったオマケです。
>狸師匠
ぬああああああ!
これはっ!!!
もはや売り切れ入手困難なりらっくまねこではないですかっ(✪∇✪)
まじっすか!ホントにくれるんですかっ!
わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪
あざーっす!人間善行を積んでおくものですねwww
てか、本当に無事にご復活おめでとーございます。
ネタキリロウジンニナラナクテホントニヨカッタヨカッタwww
紅葉すごくきれいですねー。見惚れますね。
そして、ひとみんさんの元気なパワーも羨ましいです。きれいな紅葉を見られたら疲れも癒されて、また元気が出てくるのでしょうか。
ステキな写真ありがとうございます❤︎
>まっちさん
ワタシ九州にいたときって紅葉の記憶がほとんどないんですよ。
北の方は寒暖の差があるのでか本当に紅葉がきれいです。
というよりきっとバイクに乗るようになってから
季節の移り変わりに敏感になっていったのでしょうねwww
まっちさんにもすぐ!このくらいだったら撮れるようになりますよ~w
ザックの背負い方1つで 疲労感も大分違いますので重要です 💡
長休憩(食事休憩)の時に登山靴を脱いで足指グーパー運動するのもオススメですよ~(^^b
登りと下りでは 靴紐の締め方を変えるコトもコツです 🙂
>晴子さん
本当に教えていただいて、ちゃんと背負っただけで全っ然違いましたwww
登山靴脱いでグーパーですね((φ(..。)カキカキ
靴ひもは下りにきつく締め直すのは一番最初に教わりました~。
今はまだ低山ですけど、ちゃんとした山に行けば行くほどそういうの大切になりますね。
晴子さんのアドバイスためになります~ありがとうございます!