まるせい果樹園さんから買ったリンゴがどどーんと昨日届きました！

サンフジ10kgとあんぽ柿6コの福箱詰め合わせ～！(≧∇≦)/

ちょっと傷が入ってるからって破格の値段だったのだけど、
りんごちゃんは2段につめられてるのでホントたくさん入ってました。

ミツもたっぷり入ってめっちゃあま～い

キズが入ってしまったリンゴはリンゴがうんと努力するから、より甘くなるんだよって聞いたことがあります～。

去年の秋は都内の大手スーパーでも特設コーナーで2日間売ってたのですが、

買いに行ってまるせいのおくさん（略してまるおくw）にこの写真を送ったら
「我が家の大事な娘たちのことが気になってた～」と返事がきてとっても心が暖かくなりました。

まるせい果樹園のみなさんの魂がこもった果実たち。

鮮やかなピンクのユニフォームにも刻み込まれています。

ワタシの手元にいちまいの手紙があります。
平成25年6月に届いた手紙です。

この手紙を読んだとき、とても心を打たれました。
今でも大切に保管してあります。

いつも大変お世話になっております。
福島のまるせい果樹園です。

この度、私共まるせい果樹園は、
日本ＧＡＰ協会の認証農場審査に合格することができました。

東日本大震災以降、支援してくださる皆々様に、
ますます愛される果樹園目指し、
昨年、7月より、ＪＧＡＰ認証に取り組んでまいりました。

この認証は、農場の品質を問われる難しい審査で、
例えるなら農業界の「ＩＳＯ」です。
将来の農業のビジョンを高く持ち、難関に挑みました。

平成25年6月11日に、認証農場として登録が認証されました。

全国には、2000近くの認証農場が有りますが、
多品目にわたる果樹の認証登録は、全国で初めてのことだそうです。

震災以降、不安定な状況の中での福島の農業ですが、
自信を持って、美味しくて、安全な果実を作っていることを、
誇りに思える、大きなステップでした。

日本中の、世界中の人に、福島の農業人の「やる気」と「根性」を
知ってほしいと思います。

また、私たちは、次へのステップを踏み出しました。
この認証登録は、期限が定められており、
2年後に再審査を受け継続しなければ、
認証は取り消される厳しい資格です。

ご支援くださる皆様に、
心より感謝申し上げます。

皆様のお心が、私たちに、「やる気」と「勇気」を
与えてくださいました。

私たち、まるせい果樹園は、愛する福島で、
皆様に愛される果実を作り続けるために、
情熱をもって努力し続けていく覚悟です。

平成25年6月
農業生産法人　まるせい果樹園一同

2011年の晩夏、南相馬のスーパーで大きな黄金色の桃を見つけました。
初めて見る桃でした。
その桃はひとつ200円で売られていました。
福島産というだけで、消費者からは選ばれない。
福島産というだけで、業者からは買いたたかれる。
値段などついてないようなものだと生産者の方が話されているのを伺いました。

それまですっぱい身の固い桃か桃缶しか食べたことなかったワタシは、
正直あまり桃が好きではなかったのですが、あまりにきれいな黄金色の桃だったので
3つ買っておうちに連れて帰りました。

おいしいっ＼(◎∠◎)／

あまくってやわらかくってジューシーでやさしい味の
福島の桃を食べてからは桃が大好きになったのです。

そして次の年にはまるせいさんのところの黄金桃に出会いました。

その味は・・・

食べた瞬間ワタシの好きな食べ物トップ3に圏外からいきなり躍り出た！的な衝撃でした。

震災後、南相馬で被災されたたくさんの生産者の方のお話を伺いました。
やり場のない怒り、先行きの見えない不安に途方に暮れるしかない状況。
ヒステリックな風評被害に、暴力的な言論が横行。

その中で生産者であり続けること。

想像だにできない苦労と葛藤と忍耐の毎日を、
福島の農業人の「やる気」と「根性」、そしてゆるぎない自信と誇りで貫いてこられたのを、

まるせいさんとこの果実を食べると感じるのです。

この味だけは、ブログでお伝えすることはかないませんwww

そして、どんなに絶望的な状況のように思えても、
決して前に進むのを諦めないこと。

この手紙は、くじけそうになったときにそんなパワーを与えてくれるのです。

まるせい果樹園さんは、福島県のライダースピットの中で一番県北に位置しています。
普段は本業の果樹園業務でお忙しいところを、福島を訪れるライダーのためにピットとして開放してくれています。

いついっても福島をはじめいろんなところのライダーさんと遭遇できるし、
福島行ったら是非足を運んでみてくださいね～！