ツーレポはどうしたよーという声が聞こえてくるようですが( ̄▽ ̄;)
必ず続きは書きますゆえ、
文章ばかりの記事となりますが
一人でも多くの方の心に響くようにと願って
少しここに訪れてくださったあなた様のお時間を頂戴したいです。
東北関東を襲ったひとつき前の台風水害は
激甚災害として認定され、災害復興には81億6000万かかると算定されています。
栃木、宮城のボラセンは規模を縮小し、
浸水被害のお手伝いはまだあるものの一段落ついた状態となりました。
ところが、首都圏より一番近くの常総の被害は
ことのほか甚大でまだまだ人手が必要です。
これは、私がお世話になっているボランティア団体の代表が先週言われていたことですが、そのまま引用します。
「常総は、まだまだまだまだ人手が必要です。
床上浸水した家屋の復旧には、おおよそ20人から50人の人手が必要なのです。そして常総には床上浸水家屋だけで4,400あるそう。だからどんな人でもいい、一軒あたり20人から50人の頭数に加わってほしい!
「頭数」呼ばわりされて、失礼な奴だ、自分には関係ないと感じましたか? でもね、あなたも対象なんだ。本当に困っている人が膨大にいるときは、沢山の人が無名の働き手にならなきゃいけないんだから。
さらに、今日ぼく自身がお手伝いして身をもって知ったことを伝えます。
常総ってどんな地域か知ってますか? 真っっっ平らな、広大な農地が方々に広がっていて、そこが沢山浸水被害に遭ったんです。この田畑の泥出しは、家屋の泥出しよりもかなり大変で、実に根気の要る作業なんです。
正直、この復旧のためのお手伝いは長期戦になるな、と今日痛感しました。
まだまだまだまだお手伝いが必要。1人でも多く、1日でも長く。
あなたも常総へ!」
床上浸水4400件、床下もあわせると1万件に近い浸水被害が、まだ手付かずのまま残っているところもある。
1件あたり20-50人ということは、
延べ人数で約9万~22万人の人手が必要なのです。
シルバーウィークに数千人が集まった常総ボランティアですが、全然足りてないのです。
こちらは直接は存じ上げないのですが
継続して南相馬にボランティアに通われている方の
先週のお手伝いのFB記事です。
こちらも全文引用させてもらいます。
「10月3-4日茨城県常総市で送迎担当の運営ボランティアをやりました。
「ボランティア何人でもいいから、よこしてほしい」その社長さんは憔悴しきった表情で訴えておられました。ボランティアにも守秘義務があるので具体的なことは書けませんが、その現場は堤防決壊で1.8メートルの水が3日間引かなかった地区でした。零細企業ですが広大な敷地にはすべて水につかってだめになってしまった資材が数百パレット分、野ざらしになっていて、社長・従業員3人だけでこの一カ月、ひたすら片付けを行っていたのです。あまりの深刻さに言葉を失いました。どう考えても、この現場だけで1日100人必要だと思いました。
しかし災害ボランティアセンターも1日に100件程のニーズをこなさなければならず、その現場には5~8人くらいしかボランティアさんをまわすことができません。申し訳ない気持ちを引きずったまま、ボランティアさんの送迎車両を運転するしかありませんでした。
2日目、午後14時で活動を終えて帰ってきたボランティアさんたちが「まだほかにニーズがあれば、短い時間でも活動させてほしい」と受付に来てくれました。マッチング担当のスタッフさんが「今日の活動はもうありません」と説明していたので「あそこの現場はぜんぜん人が足りてなくて、依頼主さん疲れ果ててましたよ。短い時間でも送り込むべきです」と、思わず横から口を挟んでしまいました。
送迎担当のボランティアでしかないわたしの立場で、でしゃばってしまったかな…と思いましたが、スタッフさんとても頭がやわらかい方で「それなら30分40分でも活動やってもらいましょうか、車両出してください」と即決してくださったのです。感動しました。そういうわけで、2日目はその現場に40人ちかくのボランティアさんを送り込むことができたのです。ボランティアさんのなかには地元高校生たちがいましたが、帰りのバスの関係で早めに迎えに行っても「15分でもいいので時間ぎりぎりまでやらせてください」と言って作業をやめようとしません。この現場を見て相当なショックを受け、自分たちでできる限りのことをやろうと頑張ってくれていたのです。
結局この現場だけ送迎を最後に回したので、ボランティアさんの帰着が1時間以上もオーバーしてしまったのは車両担当のわたしの責任です。すみませんでした。しかし遅くなってしまったにもかかわらず、ボランティアさんからは苦情どころかむしろ「もっと活動させてほしい」と言ってくれたのです。
すばらしいボランティアさんに恵まれました。もしかしたらこの現場は人海戦術だけではなく、経験の浅いボランティアさん含め効率的なチームワークで動いてくれるグループが入るともっと違うのではと感じたので、社長さんにはわたしの個人的な独り言として「もし天候などでボランティアを派遣してもらえないようなことがあれば他にもボランティアの依頼先(私設ボラセンなど)がありますよ」という情報をそれとなくお伝えしました。憔悴しきっていた社長さんから「あと1週間でめどをつけたいね」と前向きなお言葉をいただきました。
鬼怒川堤防決壊で1万件が浸水した茨城県常総市では、1カ月が経過したいまもこのような現状です。」
これらは大袈裟でも誇張でもない。
ボランティアの先には
疲れきって助けを切望されてる方々がまだたくさんたくさんたくさんいらっしゃいます。
私たちひとりひとりはとるに足らない力です。
加えて普段の運動不足、経験もないし。。。
それでも。
被災されたお宅、手伝いを必要とされているところでは貴重なお手伝いの力になります。
どうか東日本大震災で一度でも被災地ボランティアに足を運ばれた方は今その経験を常総に貸してほしい。
そしてやったことないけど心を寄せている方。
前述のボラ団体の代表の言葉で心に響いてる言葉を送ります。
災害ボランティアで一番カッコいい人は、いてもたってもいられない思いで初めて来てみた人だ。常総で、大型バスを降りて現場に向かう人、お手伝いを終えバスに戻る人を沢山見た。不安まじりの高揚した表情で、真新しい安全長靴を履いた人たち。人を助けるには、思い切って敷居をまたぐ勇気が要る。
ほんの少しの勇気でその一歩を踏み出してください。
私たちボランティア経験者だけではとても足りないのです。
常総の災害という言葉では伝えられない。
常総の地図を見ても、メディアの報道でも伝わらない。
常総の災害の先には、
その災害で被災し、ひとつきもの間
困って疲れはてた人たちがいるのです。
これだけは、見失ってはいけないことだ。
初心者でも非力でも大丈夫。
そう、みんな最初は未経験ですよ。
力なくたって泥だしだけじゃない。
ご家庭で床上で固まってしまった土をひたすら掃除とかって言うニーズもありますし。
気持ちと泥だらけになっていい装備と覚悟だけもって常総へ。
土日雨予報が日曜だけに変わったのでほっとしています。
社協主体のボランティアは
雨が降ると中止になってしまうから。
雨が降るとそれだけ復旧が遅れるから。
それだけ被災された方の心労は続くから。
1日も早い復興を心から願っています。
おまけ。
マルコメさんってエナジードリンク作ってたんだねー。
マルコメさんから何か差し入れをさせてくださいということで頂いたものだそうですよ。