できるだけ多くの方に読んでいただきたいです。
今朝、ヤフーニュースにこんな記事が載りました。
東日本大震災の被害が大きかった福島県浪江町で、震災直後の捜索活動に携わった警察官や自衛隊員らが町立請戸(うけど)小学校の黒板に残した激励のメッセージが消され、復興とは直接関係がない書き込みが相次いでいる。
地元住民らは「危険を顧みず献身した人々のメッセージを消さないで」と呼びかけている。
同町請戸地区は津波で127人が死亡し、27人が行方不明のままだ。2階建ての校舎1階は柱と一部の壁だけになったが、2階部分の教室は残り、震災直後は捜索活動の拠点となった。
メッセージは2階にある6年生などの各教室の黒板に残され、「復興をあきらめない」「頑張れ請戸」「ここに帰れることを願っています」などの思いがチョークで書かれた。東京電力福島第一原発から約4キロにあり、警戒区域として一般の立ち入りは厳しく制限されていたが、2013年4月に避難指示解除準備区域となって日中の出入りが可能になると、メッセージが消され、「きました! きました!!」といった訪問記念や「原発再稼働×(バツ)」「9条守ります」などの書き込みが目立つようになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150722-00050081-yom-soci
最初このニュースを読んだときは、憤りと共に、
こんな書き込みをした人たちだって、震災の時には心をこめて祈っていたはずなのに、
4年という歳月は実際東北を訪れない人たちにとっては、
報道をテレビで見ることがなくなった人たちにとっては、
遠いところの出来事なんだな・・・と残念に思ったのです。
記事にはこの写真がサムネイルで掲載されていました。
訪問記念だというこの文言。
でも。
ちょっと待て。
浪江町って避難解除された後でも一般人がそんなに簡単に入れたっけ?
明らかに観光体の見ず知らずの人が小学校に入れるのかな?
私は震災関連のニュースでどれだけマスコミが断片的にしか取り上げないのを見てきたか?
あいつらがメシウマになるお涙ちょうだいの絵だけを巧妙に情報操作するのをどれだけ見てきたか?
私はこの黒板を見たわけではないではないか。
この記事の信ぴょう性はどうなんだろう?
そんな考えが頭をよぎりました。
答えはここにありました。
きました!きました!の文章の全文は、
金山、きました!
柴野も、きました!
という熱い思い、魂の込められた言葉でした。
今回の読売新聞の記事は写真の赤い部分だけを切り取られた写真をもとに書いたのでしょうか?
実際この黒板を見て、この方々が残したメッセージが届かなかったのか?
そもそも実際この黒板を見たのか?
これらの思いを簡単に消して上からワケノワカラナイ言葉を書いていく人がホントにいるのかな?
この記事を書いたって、
わざわざ確認しに行く人はたぶんいない。
この記事が誘導したい方向が見えてくる気がしますね。
今更、このマスコミの悪行をここでさらすことが私の目的ではありません。
私は、東北の今は、マスコミを通してでは、決して伝わらないと思っています。
あれだけは、テレビやパソコンの液晶越しの映像なんかでは伝わらない。
自分の目で見なければ、あの空気感はわからない。
だから足を運んでほしいのです。
ツーリングでもいい。
もちろん温泉やグルメ観光でもいい。
自分の目で見て、自分の肌で直に感じれるのがバイク乗りに生まれた特権!
昨日、バイクを磨いた。
今朝、雨が降った。
まぁ、それは想定内だったのでよい。