そばもんという全国を放浪中のそば職人を描いた漫画があるそうで、
ちょうど今、会津編をかかれているそうです。
そしてコミスンという小学館のサイトで、
「一部分だけではなく、すべて読んだうえで語ってほしい……
そう考えたコミスンでは、『そばもん』第134話を全文公開します」
ということで現在全編が6/9までの期間限定で読めるようになっています。
「福島産のものは食べないという読者もいる」というライターの問いかけに
ひとつひとつ難しくなりがちな文献を大変わかりやすく噛み砕いて説明してくれています。
http://comic-soon.shogakukan.co.jp/blog/plane/big-201411-sobamon/
中でも、放射性物質の濃度が「検出せず」の値であったとしても、
それを「ゼロじゃない」からやっぱり危ないと懸念する心情を、
事故が起こったから、
今まで気にしていなかった放射性物質の含有量に敏感に反応するようになったという説明をしたうえで、
放射性物質に対してどういう態度をとればよいか迷っている我々普通の国民は、
出来る限り勉強し、どの説に身を任せるかは自分で選択するしかないんだと言われているところは非常に共感しました。
ヒトミンやでも何度も書いていますが、
今の時点で放射性物質が体に及ぼす影響をゼロだと言い切れる人も、
ゼロじゃないと言い切れる人もいないのです。
そして、主人公がそのまま続けてこういってます。
「放射性物質がゼロでないと気が済まない人には笑われるかもしれないが、
俺はこの町のひとたちのそばに対する取り組みをずっと見てきた。
そばにかかわるもののひとりとして尊敬しているし数値にはでないが信頼している。
だから最後はこの人たちを信じてありがたくいただくのさ。」と
ありがたいことにワタシはまるせいさんをはじめ、
たくさんの福島で農業に携わってきた方々と接する機会があり、
作物に対するわが子のごとく注がれる愛情と、
他の地域より困難があるからこそ、より安全なものをとこだわって
(もちろんワタシが見聞きしたものは表面的なものでしかなく、
その裏に隠された苦労は想像することもできませんが)
日々苦闘されてこられた姿を垣間見てきました。
おかげさまで危険が含まれているかもしれないから食べないという選択肢はワタシにはありません。
人間には二種類あるんだ。
福島県産を食べなくて損はしない人たちと。
危険が危ないwと食べず嫌いで食い逃すことはなくって人生得をしている人たちだw
是非とも、ここを訪れるみなさんはお時間の許す限りこの作品を一度見ていただけたらと思います。