9月8日の続きです。
道の駅雫石あねっこに向かう途中で、
「小岩井牧場」
なる道路標識を見たワタクシ。
そう、小岩井牧場は岩手でも行ってみたいところだったのですが、
いかんせん今回のルートから組み込むには外れ過ぎていたので断念していたのです。
これは渡りに船。転んでもただじゃ起きない!
信号待ちを狙って
「小岩井牧場に行きたいの~ん」
と、お願いしてみました。
決して浅草寺の持国天ばりのオーラを背負って脅したわけじゃ~以下略w。
時刻が時刻だけにあいてないと思いますよ?とピロノレヤさん。
いや、ワタシは、明日の朝は早朝にアスピーテを駆け抜けてしまうのでおそらくわんこフラッグ配布所の八幡平レストハウスはあいてないので、今日のうちに同じ種類のわんこフラッグがもらえる小岩井牧場でもらってしまいたいとかそんなことを考えていたわけじゃ決してないんですよ。
「わんこフラッグほしい」
の一言で紳士のピロノレヤさんはしぶしぶ快く連れて行ってくれましたよwww
小岩井牧場の指標からはこんな快走路を走りました。このへんでは雨は降ってなかったようでした。
トウモロコシ畑と牛さんたちの牧草地と。
これ牧場の敷地内なんですけどホントもうすんごーくひろーい!
で、閉園まぎわの牧場の案内所へ行って、フラッグほしいんですけど~とお願いすると、なんと受付のおねーさんフラッグを2本持ってきてくれました!(= ̄∇ ̄=) ニィ
フラッグ交付の受付票には住所を書く欄があるのですが
1行目に「東京都品川区」、2行目にも「〃」と((φ( ̄― ̄ )サラサラ
こうしてフラッグ欲しがってたピロノレヤさんに恩返しをすることができましたwww
※諸般の事情でワタシのフラッグの写真はないwのでピロノレヤさんのとこからパクリましたw
このわんこフラッグ岩手県のライダー向け招致の一環のノベルティなのですが、
4つの地域にわかれていてそれぞれキャラが違います。
福島県みたいにライダーだったら誰でももらえるようにすればいいのにねぇ。
だって岩手の南から岩手の北って県外並みの距離あると思うんですよ?
このフラッグ、岩手県のキャラ、そばっちの仲間が描かれています。
県北地域が「こくっち」←道の駅おりつめでゲット
沿岸地域が「うにっち」←道の駅やまだでゲット
県央地域が「とふっち」←小岩井牧場でゲット
これで今回集める予定の3種類のフラッグは全部ゲットできました。
心残りは県南地域のピンクのフラッグ。。。
名前が
「おもっち」
そのままやんwww
このフラッグ配布終了が9月末。
10月までやってくれてればなんとか無理やりにでも行ったのですがまっこと残念無念。。。
無事フラッグを手に入れて、道の駅雫石あねっこ館に向かう途中、
向かう先には夕陽が顔をだしてきましたよ。
当然、雨上がりのお日様と言えば、虹がつきもの。
走る背後にそれはそれは大きく見事な虹がかかってました。
これで明日の快晴は約束されたようなものですねwww
道の駅あねっこでスタンプをゲットした後はレンズをゲットするべく
ここで一番インターに近い最寄りの量販店に電話してみると・・・
レンズだけは取り扱っていないんですよとのご回答
壊れたら近くで買えばいいじゃない?なんてのは都会の発想なんだなぁと反省。
ここでレンズを手に入れる計画は断念。
そこからはこの日の宿であるライダースハウス愛輪宿まで高速で一気にワープする予定だったので、サイドバッグからETCを出して装着したのですが・・・
このときサイドバッグにかけていたレインカバーをきちんとサイドバッグにかけ直していなかったのです。
で、高速に向かう途中でガクン!と衝撃が走り、それでもしばらくは走れたのですが、
ギアの入りがどうにも渋くなったので途中で停まってみてみるとカバーが破れチェーンカバーとの間に巻き込まれてしまってました。
更にカバーを巻き込んだ拍子にバッグを留める留め金の部分も引きちぎられてバッグに穴があいてしまってました(´;ω;`)
でも、これ、カバーが破れてくれたからよかったけど、
チェーンカバーとの間だったからよかったけど、
下道だったからよかったけど、
チェーンに巻きついてたら?とか高速上だったら?とか思うと肝が冷えます。
うっかり走行・・・ワタシ結構やるのです。
タンクバッグのファスナーを締め忘れて走ってスマホ落としたり、
ヘルメットの顎紐締めるの忘れて走ったり。
ちゃんと安全確認してから走りださないと、と再確認しました。
気を取り直して、高速に乗って八幡平あたりから濃霧。
なのに、地元の車はびゅんびゅん120km/hとかですっ飛んでいきます。
こんな街灯もない真っ暗な道よくそんなスピードで走れんなぁ・・・。
で、高速降りてライダースハウス愛輪宿へとっぷり真っ暗になってから向かったのですが
山道で民家ひとつなくホントにこっちでいいのかな?とか思いながら向かいました。
で、世界のオートバイという看板を入って最後ダートの道を下って行くのですが
ちょっと下って最初の工場のような場所に入ってみるも真っ暗。
ダートの道は続いていますが人の気配はありません。
ここで宿に電話して見ると
「そのまままっすぐ下って電気のあかりついてるとこ」
と言われたので、またダートを進みます。
左側に灯りがあるので入ってみると、なんだか人のいない工場っぽい・・・。
ここかなぁ???とかゆってると宿の方がこっちこっちと迎えに来てくれましたw
向かい側にも灯りのついた建物がちゃんとありましたwww
で、御挨拶してバイクを降りてみると
なんと空には満天の星空!!!
天の川まで見えています。天の川なんて白馬で見て以来ぶり。
あまりに星が多過ぎて有名どころの星すらも判別が難しいくらいです。
そしてカシオペヤが真上に見えていました。
北にいるんだなぁと改めてしみじみ。
で、宿の方が荷物を下ろす前に建物を見た方がいいよとしきりにおっしゃるので
何事かと思ったら、なんでもこの愛輪宿はもともとは畜舎だったものを買い取って
改造した建物だそうで。
部屋は子牛部屋だったそうなのです。
ところがですよ?!
ちゃんと電気も通ってるし、水も流れるし、更に仕切りのある個室で
ベッドには畳も敷いてある!
ハラショー!!!!( ;∀;)
でも、話を聞いてるとこんなところには泊まれないというライダーさんもいらっしゃったり、
キャンプとか慣れてるんで大丈夫ですって言ってた若者が夜中に静かすぎて寝れませんって電話してきたりしたらしくwww
ピロノレヤさんも静かすぎて寝れなかったって翌朝ゆってましたけど、
ワタシ横になって10秒で即寝でしたねwww
普段健康センターの仮眠室とかで寝てたり、
ボランティアセンター宿泊所での雑魚寝に慣れてるってのもあるかもしれませんが、
500円(年会費は1000円)で個室で泊まれるなんてありえないレベル!
この日の宿を探しているときにもうひとつ岩手県内のライダースハウスを見つけて
そちらに電話をしていたのです。
すると1回目はお手伝いの方が出たのか、
詳細を確認してからお電話しますといわれたっきり連絡もなく、
2回目に電話をしたら、部屋は男女一緒の大部屋で
荒天などによるキャンセルも受けられないとのこと。
なのでそちらのライダースハウスはやめてこちらの愛輪宿さんにお世話になることにしたのです。
この日はオーナーさんとメカニックさんのお二人がいらして、
予定より大幅に遅れたのに、快く出迎えて下さり、
寒かったでしょうとストーブを焚いてくださいました(´;ω;`)
こちらの愛輪宿を作ったいきさつがHPに載っていて
「17歳の夏、ツーリング先で雨に降られて牧草小屋の軒先で休んでいた。
「よかったら中へ入りなさい」と、小屋の所有者が声をかけてくれた。
小屋の中は快適な空間だった。
夏でも肌寒い外気に比べてとっても暖かい空間だった。
彼の好意に甘えて一晩そこで過ごした。
そんな経験から、このライダーズハウスを作ろうと思った」
本当にその志のままのあたたかい空間でした。
遅くなっての到着だったのにお料理も次から次へと!
メカニックさんはピロノレヤさんと同じく沿岸部にお住まいの方だったのですが、
オーナーさんが翌日お仕事で最後までこちらにいられないので
この日のために呼んでくださっていたのです。
で、そのメカニックさん、狩猟の免許も持っていらっしゃるらしく、シカ肉をふるまってくださいました。
まずはシカ肉のお刺身~。ルイベっぽくちょっと凍ってるのも、刺身もやわらかくってくせがなくってとろけるおいしさ~。
お次はタケノコとサバ缶のピリ辛煮つけ~。
このタケノコ、ネマガリダケという東北のブナ帯で採れる細い筍で
これ以上太くならないんだとか。
これにサバ缶をぶちこんで、ピーマンと唐辛子をちょっといれて、麺つゆで煮ただけだよ~って
言われてましたけど、これが味が染み込んで絶品!!!
こっちの筍でやっても食感が違うだろうな~。
これはホント郷土の家庭料理って感じで嬉しい一品でした。
そして定番のきゅうりの漬物。ごろごろの大きなきゅうり、よーく漬かってました~
そんでシカ肉の辛子炒め。マスタードがアクセントになっててこれも箸がすすむすすむ~。
この間、バイク談議に花が咲きます。
免許をとって1~2年のぺーぺーだろうと、一旦知り合っちゃうと垣根なく話せるところがすごいですよね~。
ほら、カメラとかだとなんかうんちく垂れたおぢさまがたが
「ふっ、その初心者用カメラじゃね・・・」的な敷居があるのですが、
バイクでそんな垣根を感じた事って今まで一度もないですね。
何十年と乗ってる方とでも、わけ隔てなく話せる。
ライダーってなんてステキ
で、もう食べて飲んでおなかいっぱいなのに最後にメインのシカ肉のステーキを。
どうです、この赤身。
このミディアムレアっぽい焼き加減、ホントにするりとおいしくいただけました~。
こちらの愛輪宿、お食事は割り勘なのですが、
こんだけ食べてひとり1000円でいいよ~って\(◎∠◎)/
もうホント、ライダーってステキ♪
食べて飲んで、3日間走り続けた疲れも出たのか23時半過ぎにはもう寝落ち寸前www
楽しい宴会はお開きになって爆睡モードに入るのでした。
この日のおさらい。くずまき高原-西根-雫石-二戸
この日の走行距離372km 出発してから1775km走行
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