独大統領いわき訪問 津波被害の現状理解
ドイツのウルフ大統領は25日、東日本大震災の被災地視察のため、いわき市を訪問した。原発事故の影響で市内の仮設住宅などに避難している楢葉、広野両町民と懇談したほか、津波被害を受けた沿岸部を訪れ、被災地の現状を理解した。
市内中央台の仮設住宅で山田基星広野町長、草野孝楢葉町長と両町民から、原発事故に伴う不安の声などを聞いた。「日本の専門家とも協力し、できる限りの支援をする。皆さんが一日も早く困難な状況を乗り越え、明るい未来が来るよう心から祈っている」と述べた。
津波で甚大な被害を受けた市内平豊間では、地元の住民や子どもの前で足を止め、「家は大丈夫でしたか」などと気遣った。
市内小名浜のアクアマリンふくしまで、佐藤雄平知事、渡辺敬夫市長、安部義孝館長の出迎えを受け、館内を見学。同館職員が撮影した大津波の映像などにも見入った。 2011/10/26福島民報
ウルフ独大統領、いわき訪れ住民と懇談 /福島
来日中のドイツのクリスティアン・ウルフ大統領が25日、いわき市を訪れた。原発事故後の状況を知り、支援につなげたいと、中央台高久の避難住民仮設住宅集会所で住民らと懇談した。
懇談には、広野町の山田基星町長、楢葉町の草野孝町長、両町の住民6人と町職員が参加した。
住民からは、原発事故のため、いつ町に帰れるかわからない不安や、戻れるようになっても若い人が帰ってこないことで、コミュニティーが崩壊する懸念のあることなどが述べられたほか、「ドイツでは放射線の安全基準はどうなっているのか」との質問も出た。
これに対し、大統領は「安全の基準はあるが、実を言うと、経験したことと研究したものとでは異なる。福島原発事故はチェルノブイリとの比較も困難なので、難しい。だが、どういう形の支援になるかは別にして、何ができるか希望があれば具体的に言ってほしい」と応えていた。 2011/10/26毎日新聞
あんまり報道されてないよね、このニュース。
他には日経と河北新聞くらいなんだよ。
いち早く脱原発を決めたドイツの大統領。
一番被害を被っている人たちのところへ足を運び、
現場の声を聞こうとするその姿に感動を覚えました。
それにしても変だよね。日本の報道。