2007年10月05日

『日テレ 情報番組「スッキリ!!」 の動物管理センター『セブンデイズ』 捨てられた子猫と老ハスキーの話

ジャーとかぶきの愉快な日常さんのところで知ったのですが、こんな放映があったのですね。

上の動画は是非、見てください。

この家族は極端の代表でしょうが、
こういう番組の目玉としてインパクトがあります。

私のblogカテゴリの捨て猫たちの行方にも何度も書いてるけど
飼えないから動物愛護センターに連れて行く。
これ、日本じゃアタリマエですから。
飼えない理由を正当化してる人たちが毎日のように動物愛護センターという名の
窒息死センターに連れて行く。

何度も書いてますが。
愛護センターでの殺処分は安楽死とは違いますよ。
炭酸ガスを送り込んでの窒息死です。

番組のテロップに
「預けにきた」
って書いてあるけど、マスコミはこんなあいまいな表現をしちゃいけんよ。
飼い主の持ち込みはほとんどの都道府県で即日窒息死処分ですから。

でも、親父と母親の言い分を見てると今人殺しがアタリマエのように行われるのも仕方ないと思うんだけど。
旅行に行くか、猫飼うか。

優しい心が芽生えた?とかゆってたけど
この子供たちは、いらなくなったら捨てるということを学んだわけで。
これからも殺処分センターはなくならない原因が芽生えたわけで。

私に子供ができて、もし子供が旅行に行きたいから猫を捨てるとか言い出したら
命をナンだと思ってるんだって諭すよ。
命の大切さを親が教えないで、子供が自分で学ぶもんですか?
ま、大体旅行に行くか猫をとるかなんて選択はさせないけどさ。

教育とか躾とかってのの荒廃をすごく感じる。

家族が病気になったから、
家がペット不可で飼えなくなったから、
不妊手術してなくて増えすぎたから、
失業してお金なくなったから、
旅行行くから、
ペットが病気でお金出したくないから、

日本で命を殺していい正統な理由ですよ。コレ。

わかりますか?
あの家族に拾われなかったら、この子猫はもっと生き延びれたはず。

あの親父と婆あ(っていっても私より若いが)、いずれは殺すつもりだったのならなぜ家にいれた?
なぜうちでは飼えないよと子供にいうことすらできないのか?
なぜ子供が命を軽々しく考えていることに憤りを感じないのか?
こういう親がうちの子に限ってなぜ殺人事件を起こしたのかわからないとかいいだすんだよ。
命の大事さを教えないで普段何を教えているのだ?国語か?算数か?
殺すんだったら拾うな!

最後まで飼えないんだったら飼うなよ。

http://sygg.web.infoseek.co.jp/nerimaneko/index.html

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2007年01月29日

続・がけっぷち犬

がけっぷちわんこの里親さんが決まってニュースになっていましたね。
100件を超える問合せに、11人の抽選の方々。
決まったのは「犬を飼うのが初めて」の66歳の方だとか。

毎年注射代だってかかるのに、きっと年金以外にたくわえがたっぷりある裕福な方に違いない。
これから15年毎日散歩も苦にならないほど、
きっと足腰ぴんぴんしていて健康で長生きできる方に違いない。
なれてなくたって、慣れてくれるまでいっぱい愛情注いでくれる方に違いない。

って思いたいのは、私が現実から目をそむけているのかな。

わかりきっていたことだけど、がけっぷちわんこの姉妹犬の引き取り手は現れなかったんだと。

もちろん若くたって、明日には会社がつぶれるかもしれないし、
明日いきなり交通事故で死んじゃうかもしれない。

それでもね。

猫を保護するときは、私よりよい環境で飼ってくれる人が現れないならば、
自ら飼ってその猫の一生を面倒みる覚悟。
どんなに私になついてくれなくたって。
だって、命なんだもの。

その覚悟がなければ安易にかわいそうってだけで手を出してはいけないと私は思うし、
どんなに怖いって言われて、陰口たたかれても、
そこだけは里親探しをする上で絶対引いちゃいけない一線なんだ。

そのご年配の老婦人が、どういうつもりで里親になろうと思ったかはわからないけれど
その愛護センターの人が、どう判断して適性飼育者だと判断したかはわからないけれど
そして1年後や5年後にこのがけっぷちわんこがどうなったか、
追いかけてくれるメディアはいないと思うけど、

どうか幸せな犬生をすごせるよう心より祈っている。

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ぎゃおす ぎゃおす ぎゃおす ぎゃおす ぎゃおす ぎゃおす ぎゃおす ぎゃおす ぎゃおす
写真はすべてねこまみれさんよりお借りしております。
ぽんちゃんと同郷・同い年の個性的な顔とスリスリゴロゴロのぎゃおすちゃん。
「性格は活発で社交的。遊び上手で甘えん坊!他の猫にもすぐ寄っていきます。
多頭飼いにもむいていると思います。 猫といっぱい遊びたい方にお勧めです!」とのことです♪
日々の様子はこちら
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2007年01月24日

自然干渉

ぎゃおすの保護主雪さんがblogにかかれていたのだけど
「外にいる猫にわざわざ関わって不妊手術を施すことについて
「自然に人間が手を加えることは疑問」
「自然淘汰に任せればいい」
という意見を多々聞きます。
(中略)
野生動物に対しては野良猫以上に
「不必要に干渉するな」といわれます。
それは その通りだと思うのですが
やはり矛盾を感じるのです。

なぜなら
わたしたちは、ものすごく地球の環境というものを変えて生きています。
森を切り開いて、海を埋め立てて生きています。
汚れた水を海や川に流して生きています。
汚れた空気を排出し続けています。

それはものすごく「自然に干渉」した行為だと思います。」

ほんっとうにそのとおりだなと思いました。
森を切り開いて、海を埋め立てる。
でも、毎日の生活では多くの人が実際目にすることはないわけで。
せいぜいテレビを通じて映像を見るくらい。
汚れた水や汚れた空気にいたっては目に見ることもままならない。
目に見えないものは、危機感が薄れるのが人の常。

でもね。

毎日食器や洗濯洗剤、シャンプー、リンス、ボディシャンプーには合成界面活性剤が入っていて
それはほとんど分解されることなく、川や海へ投棄されています。
その成分は水を殺し、水に住む生き物たちの住処をなくしていっています。
プランクトンから魚にいたるまでの間に高濃度で化学物質に汚染された魚たちが
切り身にされてトレイにつめられてスーパーに並びます。
コンビニにいけばペットボトルの飲料の山。
1リットル140円のハイオクガソリンより高い500ml150円のミネラルウォーター。
ミネラルウォーターを産出するために山を開き、森をつぶしあちこち掘り起こすニンゲンたち。
くさくて水道水が飲めないから、と。そのくさい水道水を作った原因はニンゲンにあるというのに。
さらにアルミやスチール缶、びんなどのリサイクルは行政で決められ、
88-91%ものリサイクル率を誇りますが、ペットボトルは50%しかありません。
びんやアルミ缶はまたびんやアルミ缶にもかなり高い率で生まれ変わりますが
ペットボトルはペットボトルに生まれ変わることはありません。

さらには食品の入っている発泡トレイ。
ペットボトルや発泡トレイ、牛乳パックなんかもですが、店先まで持っていかなければ
リサイクルできないもののリサイクル率は、毎週行政がゴミ回収してくれるものに比べて
なんとリサイクル率の低いことでしょう。

さらには通販。
以前はねこ畑さんでうちの猫ご飯は調達していました。
でも、毎回毎回豪勢に緩衝材にくるまれてくる猫ご飯に
どうせ捨てるものだからこんなに過剰な梱包はしなくてよいと再三訴えてきました。
すると簡易包装を選んだ方には使用済みダンボールで広告を切り裂いた緩衝材で梱包しますという
企業努力もしてくださいました。
でも、アニモンダは1種類ずつ透明な袋に包まれてリボンをかけられて毎回毎回届くのです。
透明な袋もリボンも必要ないと訴えたところ、以下のような回答が帰ってきました。
「お届けに関して、他のお客様からのご意見ですが、
一例としまして以下のように多種多様な内容をいただいております。
(1)注文からできる限り早く発送することを優先してほしい。
(2)できる限り輸送中に商品が破損しないように厳重な梱包をしてほしい。
(3)できる限り綺麗な状態で梱包して欲しい。・・・」
まぁ間違いも防げるし、お客の要望もあるので仕方ないといった見解でした。

商売をしている限り仕方のないことなのでしょうが。

でも、それ以来私はねこ畑さんからは買い物をしていません。

こんなのほんの一例に過ぎないのですが、自分たちが毎日なんの意識もしていないところで
努力すれば抑えられるはずのところまで多大な干渉をしていると感じずにはいられないのです。

じゃあ、オマエはやっているのか?といわれれば
ペットボトルは洗ってリサイクルがめんどくさいので買わない。
食品発泡トレイはスーパーで袋詰めするときにタッパにいれかえて家にもちかえらない。
(ダイエーはそういうお客用に食品詰めようの台の下に洗ってないトレイ用のリサイクルBOXがある)
家では黒豆茶を沸かして冷蔵庫に常備して水は買わない。
ようにしています。O型の私にはこれが精一杯なのね。

生きている限り、それの使用をしないことはできないし、
否定するつもりもないけれど、本当に必要なことと
そうでないことと区別がつきにくい世の中です。

こんなに自然界に毎日毎日過干渉していながらも
猫の不妊手術は自然干渉だっていう人たちは、
矛盾を感じないのかしらと思ってしまいます。

昨年、売名行為のおばさん作家がさも正論かのように叫んだ
「親猫に不妊手術は施さないが、生まれた子猫は捨てる」持論。

でも、あれって、崖から落とさないだけで
「不妊手術は自然干渉だから(お金がかかるから)やらないけど、
生まれた子猫はどこかで幸せになってと捨てる」
ヒトと同じだとつくづく感じる。

いろんな猫活動の方々が春の子猫ラッシュに向けて準備を始められている。
私も部屋に預かっている友人の荷物が出た後の押入れは春子猫の保護場所と見込んでいる。
それって不妊手術をしない飼い主を肯定していることと同じことなのかな…と矛盾をかかえつつ。

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写真はすべてLittle Catsさんよりお借りしております。
土地柄か、毎日のように子猫の捨て猫がある地域で
写真の子たちはほんの一部で、本当にまだまだたくさんの猫さんがおうちを探しています。
是非一度ご覧になってくださいね。
blogを拝見していると毎日のように子猫のひきとりの依頼や捨て猫がyuuさんのもとに届きます。
しかもほとんど状態が悪い子猫たち。入院させて治療して、元気になってくれる子はまだよいのですが、
医療の力及ばず虹の橋をわたってしまう子猫たちもまたたくさんいます。
そして力が及ばなかったことに胸を痛めていらっしゃるyuuさん。
里親探したり飼うことができないとしても(ホントはそれすら腹立たしいけど)
不妊手術くらいはできますよね?!ってみんなに訴えたくなるほど
たくさんの子猫たちがいつもいつもyuuさんのところにはいるのです。
お預りの猫さんたち、随時いつもいるので覗いてみてくださいね。
もっとたくさんのにゃんこさんを紹介できるよう精進しますので更なる応援よろしくお願いします♪
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2006年08月25日

縁ある命を、自分の意思で捨てるということ。

naturahoundさんのところで見ました。

※非営利目的であればどなたでもこの文をHPや雑誌等に載せることができます。
とのことでしたので全文引用させていただきました。

ワンの物語
『How Could You...』 by Jim Wills, 2001

私がまだ子犬だった頃、私はあなたが喜ぶような仕草をして、あなたを笑わせました。
When I was a puppy, I entertained you with my antics and made you laugh.

あなたは私のことを「うちの子」と呼び、私がどんなに靴やクッションを破壊しても、
You called me your child, and despite a number of chewed shoes

私たちは最良の友となりました。
and a couple of murdered throw pillows, I became your best friend.

私が悪さをすると、あなたは私を指差し、その指を振りながら、
Whenever I was "bad", you'd shake your finger at me

「どうして・・・?」と問いました。
and ask "How could you?"

しかしすぐに、あなたは微笑み、私を転がしておなかを撫でてくれました。
But then you'd relent, and roll me over for a belly rub.

あなたがとても忙しかったので、私の破壊癖は思ったより長く続きましたが、
My housebreaking took a little longer than expected,

それはお互い時間をかけて解決しましたね。
because you were terribly busy, but we worked on that together.

あなたに寄り添い、あなたの信念や、誰にも秘密にしている将来の夢に聞き入った夜のことを
I remember those nights of nuzzling you in bed

私は今でも覚えています。
and listening to your confidences and secret dreams,

あのとき私は、これ以上幸せな人生はないと、固く信じていました。
and I believed that life could not be anymore perfect.

私たちはたくさん散歩をし、公園で走り、ドライブし、途中でソフトクリームを食べました。
We went for long walks and runs in the park, car rides, stops for ice cream

(あなたは「アイスクリームは犬の体に悪いから」と言って、
私にはコーンしかくれませんでしたが・・・)
(I only got the cone because "ice cream is bad for dogs," you said),

私はいつも陽だまりでうたた寝をしながら、
and I took long naps in the sun

あなたが一日の仕事を終えて家に帰ってくるのを待ちました。
waiting for you to come home at the end of the day.

次第に、あなたは仕事や出世のために費やす時間が長くなり、
Gradually, you began spending more time at work and on your career,

やがて人間のパートナーを探すようになりました。
and more time searching for a human mate.

私は辛抱強く待ちました。あなたが傷付いた時や落ち込んだ時にはあなたを慰め、
I waited for you patiently, comforted you through heartbreaks and disappointments,

あなたの決断が間違っていても決して非難せず、
never chided you about bad decisions,

あなたが家に帰ってくると、おおはしゃぎして喜びました。
and romped with glee at your homecomings,

あなたが恋に落ちたときも、いっしょになって歓喜しました。
and when you fell in love.

彼女-今はあなたの奥さんですが-は、「イヌ好き」な人ではありませんでしたが、
She, now your wife, is not a "dog person" still I welcomed her into our home,

それでも私は彼女を受け入れ、愛情を示し、彼女の言うことを聞きました。
tried to show her affection, and obeyed her.

あなたが幸せだったから、私も幸せだったのです・・・
I was happy because you were happy.

やがて人間の赤ちゃんが産まれてきて、私も一緒に、その興奮を味わいました。
Then the human babies came along and I shared your excitement.

赤ちゃんたちの、そのピンク色の肌に、またその香りに、私は魅了されました。
I was fascinated by their pinkness, how they smelled,

私も、赤ちゃんたちを可愛がりたかったのです。
and I wanted to mother them too.

しかしあなたたちは、私が赤ちゃんを傷つけるのではないかと心配し、
Only she and you worried that I might hurt them,

私は一日の大半を他の部屋やケージに閉じ込められて過しました。
and I spent most of my time banished to another room, or to a dog crate.

私がどれほど赤ちゃんたちを愛したいと思ったことか。でも私は「愛の囚人」でした。
Oh, how I wanted to love them, but I became a "prisoner of love".

赤ちゃんたちが成長するにつれて、私は彼らの友達になりました。
As they began to grow, I became their friend.

彼らは私の毛にしがみついて、よちよち足でつかまり立ちをしたり、
They clung to my fur and pulled themselves up on wobbly legs,

私の目を指で突付いたり、耳をめくって中を覗いたり、私の鼻にキスをしました。
poked fingers in my eyes, investigated my ears, andgave me kisses on my nose.

私は彼らの全てを愛し、彼らが私を撫でるたびに喜びました。
I loved everything about them and their touch--

何故なら、あなたはもう、めったに私を触らなかったから・・・
because your touch was now so infrequent--

必要があれば私は命を投げ出しても、子供たちを守ったでしょう。
and I would have defended them with my life if need be.

私は彼らのベッドにもぐりこみ、彼らの悩み事や、
I would sneak into their beds and listen to

誰にも秘密にしている将来の夢に聞き入りました。
their worries and secret dreams,

そして一緒に、あなたを乗せて帰ってくる車の音を待ちました。
and together we waited for the sound of your car in the driveway.

以前あなたは、誰かに犬を飼っているかと聞かれると、私の写真を財布から取り出し、
There had been a time, when others asked you if you had a dog, that you produced

私の話を聞かせていたこともありました。
a photo of me from your wallet and told them stories about me.

ここ数年、あなたは「ええ」とだけ答え、すぐに話題を変えました。
These past few years, you just answered "yes" and changed the subject.

私は「あなたの犬」から「ただの犬」になり、
I had gone from being "your dog" to "just a dog," and

私にかかる全ての出費を惜しむようになりました。
you resented every expenditure on my behalf.

そして、あなたは別の街で新しい仕事を見つけ、
Now, you have a new career opportunity in another city,

みんなでペット不可のマンションに引越しをすることになりました。
and you and they will be moving to an apartment that does not allow pets.

あなたは「自分の家族」のために正しい決断をしましたが、
You've made the right decision for your "family,"

かつて、私があなたのたった一人の家族だった時もあったのです。
but there was a time when I was your only family.

私は久々のドライブで、とても嬉しかった・・・保健所に着くまでは-。
I was excited about the car ride until we arrived at the animal shelter.

そこには犬や猫たちの、恐怖と絶望の臭いが漂っていました。
It smelled of dogs and cats, of fear, of hopelessness.

あなたは書類に記入を済ませて、係員に「この子によい里親を探してくれ」と言いました。
You filled out the paperwork and said "I know you will find a good home for her."

保健所の人は肩をすくめて、眉をひそめました。彼らは知っていたのです、
They shrugged and gave you a pained look. They understood the realities

歳を取った成犬たちが-たとえ「血統書」付きでも-直面する現実を・・・
facing a middle-aged dog, even one with "papers."

あなたは、「パパやめて、ボクの犬を連れて行かせないで!」と叫ぶ息子の指を
You had to prise your son's fingers loose from my collar as he screamed

一本一本、私の首輪から引き離さなければなりませんでした。
"No Daddy! Please don't let them take my dog!"

私はあなたの子供のことを心配しました。何故なら、あなたはたった今、このことを通して
And I worried for him, and what lessons you had just taught him about friendship

友情、誠実さ、愛、責任、そしてすべての生命への尊重の意味を、彼に教えたのです。
and loyalty, about love and responsibility, and about respect for all life.

あなたは私の頭を軽くたたき「さよなら」と言いました。あなたは私から目をそらし、
You gave me a good-bye pat on the head, avoided my eyes, and

首輪とリードを持ち帰ることさえ、丁重に断りました。
politely refused to take my collar and leash with you.

あなたにとって守るべき期日があったように、今度は私にも期日がやってきました。
You had a deadline to meet and now I have one, too.

あなたが去った後、やさしい女性係員が二人やってきて言いました。
After you left, the two nice ladies said

「何ヶ月も前からこの引越しのことを知っていたはずなのに、
you probably knew about your upcoming move months ago and

里親を探す努力もしなかったのね・・・」と。
made no attempt to find me another good home.

彼女たちは首を振りながらつぶやきました。「どうして・・・?」
They shook their heads and asked "How could you?"

保健所の人たちは、忙しさの合間に、とても親切にしてくれました。
They are as attentive to us here in the shelter as their busy schedules allow.

もちろんゴハンはくれました。でも、私の食欲はもう何日も前からなくなっていました。
They feed us, of course, but I lost my appetite days ago.

最初は誰かが私のケージの前を通るたびに、走り寄りました。
At first, whenever anyone passed my pen, I rushed to the front,

あなたが考えを変えて私を迎えに来てくれたのだと願いました。
hoping it was you that you had changed your mind,

今回のことが全部、悪夢であってほしいと願いました。
-- that this was all a bad dream...

そうでなければ、せめて私を気に留め、ここから助け出してくれる誰かが来てくれればと・・・
or I hoped it would at least be someone who cared, anyone who might save me.

しかし、幼い子犬たちの愛情を求める可愛らしい仕草には敵わないと悟った年老いた私は、
When I realised I could not compete with the frolicking for attention of

子犬たちの明るい運命を脇目に、ケージの隅に引っ込み、ひたすら待ちました。
happy puppies, oblivious to their own fate. I retreated to a far corner and waited.

ある日の夜、係員の女性の足音が近づいてきました。
I heard her footsteps as she came for me at the end of the day,

私は彼女の後に続いて通路をとぼとぼ歩き、別の部屋に行きました。
and I padded along the aisle after her to a seperate room.

しんと静まり返った部屋でした。
A blissfully quiet room.

彼女は私を台の上に乗せ、私の耳を撫で、心配しないで、と言いました。
she placed me on the table and rubbed my ears, and told me not to worry.

私の心臓が、今まさに起きようとしている事実を予期し、ドキドキと鼓動しました。
My heart pounded in anticipation of what was to come,

しかし同時に、安心感のようなものも感じました。
but there was also a sense of relief.

かつての愛の囚人には、もう時は残されていませんでした。
The prisoner of love had run out of days.

生まれついての性格からか、私は自分のことより、係員の彼女のことを心配しました。
As is my nature, I was more concerned about her.

彼女が今果たそうとしている責務が、彼女に耐え難い重荷となってのしかかっていることを、
The burden which she bears weighs heavily on her,

私は知っていたからです・・・かつて私があなたの気持ちをすべて感じ取ったように-。
and I know that, the same way I knew your every mood.

彼女は頬に涙を流しながら、私の前肢に止血帯を巻きました。
She gently placed a tourniquet around my foreleg as a tear ran down her cheek.

私は、何年も前に私があなたを慰めたときと同じように、彼女の手を舐めました。
I licked her hand in the same way I used to comfort you so many years ago.

彼女は私の静脈に注射の針を挿入しました。
She expertly slid the hypodermic needle into my vein.

私は針の傷みと、体に流れ入る冷たい液体を感じ、横たわりました。
As I felt the sting and the cool liquid coursing through my body, I lay down

私は眠気に襲われながら彼女の目を見つめ、「どうして・・・?」と呟きました。
sleepily, looked into her kind eyes and murmured "How could you?"

おそらく彼女は私の犬の言葉が分かったのでしょう、
Perhaps because she understood my dogspeak,

「本当にごめんなさい・・・」と言いました。
she said "I'm so sorry."

彼女は私を腕に抱きました。そして、「あなたはもっと良い場所へ行くのよ。」
She hugged me, and hurriedly explained that it was her job to make sure I went to

「ないがしろにされたり、虐待されたり、捨てられたり、
better place, where I wouldn't be ignored or abused or abandoned,

自力で生きていかなけらばならないようなところではなく、
or have to fend for myself

愛と光に満ちた、この世界とは全く違う場所に、
-- a place of love and light

あなたが行くのを見届けるのが私の仕事なの・・・。」と、急ぐように説明しました。
so very different from this earthly place.

私は最後の力を振り絞り、尻尾を一振りすることで、彼女に伝えようとしました。
And with my last bit of energy, I tried to convey to her with a thump of my tail that

さっきの「どうして・・・?」は彼女に対する言葉ではなく、
my "How could you?" was not directed at her.

あなた、私の最愛なる主人である、あなたへの言葉だったのだと・・・。
It was you, My Beloved Master,

私はいつもあなたのことを想っていました。これからもあなたのことを想うでしょう・・・
I was thinking of. I will think of you

そして私は永遠に、あなたを待ち続けます。
and wait for you forever.

あなたの人生に関わる人すべてが、これからもずっと、私と同じくらい誠実でありますように・・・
May everyone in your life continue to show you so much loyalty.

終わり・・・
THE END.

※日本では、質の悪いガスで、まとめていっしょくたに窒息死です。
死んだ後も、ベルトコンベアで流されて焼却炉に送られます。

かわいいだけじゃありませんよ。
なつかないかもしれないし、
噛んだりひっかいたりするかもしれないし、
トイレの粗相もするかもしれないし、
重い病気になるかもしれません。

それでも寿命を全うするまで愛してあげられますか?

結婚相手が動物嫌いかもしれないし、
転勤でペット不可物件に押し込められる可能性もあります。
自分が病気になる可能性だってあるかもしれません。

そのときにその子の行き先に
決して保健所や愛護センターを選ばないでください。

ペットショップなんかで動物を売る業者は
顧客が買う前にこういう講習を行うのが必須になればいいのに、と切実に思います。

私は、生体販売をしている店からはご飯や猫グッズは買いません。
普段は何を買うにしても楽天のポイントがたまるところを狙って買い物をしますが、
猫ごはんに関してだけは楽天からはほっとんど買いません。

こういう思いをもって、ポリシーをもってやっている店から是非購入したいですね。
※お店のまわしものではありませんよ(笑)
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里親さん一時預かりさん募集
こちらは北陸多頭飼い崩壊より一人でも多くの里親さん、預かりさん募集中です。

なんとか鈴ちゃんと北陸のにゃんこたち、山梨のにゃんこたちがおうちを見つけられますよぅに
みなさんにお願いがございます。
多くの目にとまるように、ひとりでも多くの方にご覧いただけるように、
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私もがんばってネタ捜して更新して、ひとりでも多くの方に来ていただけるようがんばります!
どうぞよろしくお願いいたします。
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