
昨日、いつものショップに連絡したら、
これ以上動かすとキャブに水まわるかもしんないからってことで
今朝職場まで引き上げにきていただくことに。・゚・(ノД`)・゚・。
至れり尽くせりでございます。
(レッカー距離無制限の保険に入っているので引き上げ代はタダ)
ちょうど一年点検の時期だったので、
オイル交換からエアクリ、プラグまで全交換してもらえるのでちょうどいいwww
レッカーの前にちょっとみてもらった感じでは
問題なさそうだと言われたのでほっとしています。
あくまで自分ではやらないのがヒトミンクオリティwww
・・・だって自分のへなちょこ技術に自分の命かけたくないもんwww
明けて4時半過ぎ。
5時15分の第1回目の朝食に備えて、縦走する方々が朝の支度の物音で目覚めたら、
窓から見える星がすごい!
あわてて上着を着込んで外に出ました。

槍様から続く稜線、大キレットの先に、暗闇の中明るく光る山荘の光が見えました。

穂高のどこかの小屋なのでしょうね。
またすぐにガスに隠れてしまったので、日の出までひと寝入り。
5時過ぎには4~5人だったご来光待ちが直前にはこんなにwww

ワタシが三脚担いできたもうひとつの目標は、こちらでした。

穂高から槍様に続くモルゲンロートをこの目で見て、あわよくば写真におさめること。
だもんで、ご来光には背を向ける形で三脚とD5200を構え、ご来光はニコワンで手持ちw
ですが!ご来光は雲に阻まれ・・・

オレンジ色に染まる雲海に富士山が浮かんでいました。
日の出から10分くらい経過したころ、やっと雲の上から朝日が顔を出し、

表銀座の山肌を赤く染めていきます。
でも、槍様には雲がかかってしまってました。・゚・(ノД`)・゚・。
これがめいっぱいの赤でした。

ご来光に雲さえかからなければなぁ・・・。
いつかこの目で真っ赤に燃え上がるモルゲンロートを見てみたいです。
ご来光は、みんながいなくなってから撮りましたよw

雲海が染まってきれいでした。

燕山荘の窓にも朝日が映りこんでました。

そしてお部屋に戻ると、部屋の窓からも朝日に染まる雲海が見れました。

すんごい贅沢~。
朝食は6時の回にいただきました。スクランブルエッグがすごくおいしかった~。


そしてグレープフルーツのゼリーも。
朝食を済ませて、下山の準備をして燕山荘の前に。

ホントにお世話になりました。
燕山荘の前には下山の準備をする人たちが出てきていました。

最後に写真を撮ります。
飛騨山脈。

そして槍様と

燕岳。

正面の飛騨山脈の奥に見えていたひときわ高いこの山はなんて名前なのかな~。

槍様をアップで。

燕山荘。

名残惜しく写真を撮っていたら、20分の間にみんな下山をしちゃってましたw

7時30分。名残惜しかったですがワタシも燕山荘をあとにします。
あの雲海の下の下界へ。

次はもっと近くで槍様と穂高を見たいな。

そしてきれいな紅葉の中を下ります。

お名残惜しい槍様。

朝日に照らされた紅葉はすばらしく鮮やかでした。

高度が下がるにつれ、見えるのが槍様の頭だけになっていきます。

お名残おしい槍様www
葉枯れをまったくしてないカエデ。

1枚の葉の中のグラデーションもきれいです。

光芒のナナカマド。

木漏れ日がとてもきれいでした。

これは登山者カウンターなのだそうですよ。


富士見ベンチを過ぎたあたりから登ってくる方の行列の大渋滞が起こっていました。
前日の登りでワタシもへたれたわけですが、当然この日登ってくる方もへとへとになっているわけで
一度渋滞にはまると下り待ちで3分~5分はアタリマエ。
だもんで、渋滞の列が途切れると駆け下りるようにして降りないといつまでたっても降りれません。
結局休憩なしで3時間半、ひたすら駆け下りた下山となってしまい写真が一枚もありませんwww
登るときはしんどくて帰りに写真撮ればいいやって思ってたところとかも全部スルーw
やっぱ写真は撮りたいと思った時に撮らないとダメですねw
で。駐車場に帰り着いたワタシは愕然とします。

ベンツとプリウスがワタシの出口をふさいどるーヾ(。`Д´。)ノ彡☆
横幅広いベンツもベンツだけどさーこの大○ナンバーのプリウス!
もうちょっと前に停められるスペースあるのに、中途半端に止めやがって出るに出られない!
仕方なくサイドバッグとか全部外してこするかぎりぎりで脱出できたけどさー!
もう今回は出れたからよかったものの、でれなかったら
この人たちが翌日降りてくるまで待ってないといけなかったわけ?
次からは遠慮せずにちゃんと車の横にとめようと心に誓った出来事でしたwww
中房温泉は源泉ぬるぬるですごく気持ちがいいとのことでしたが、
ワタシはこの次八方池に向かいたかったのでそのまま来た山道を下って行きました。
初めての北アルプス。
2日共晴天に恵まれ、
とんでもない美しい紅葉を絶景の山の中で見ることができ、
山に沈んでいく夕日、満点の星空、雲海の中から登る朝日、
そしてモルゲンロートはいまいちでしたが
一度この目で見たいと思っていたことがほとんどかなった形となりました。
富士山に登った時はあまりの辛さで何のために登ったんだろうと
下山してからもやもやしてました。
山に登りたいんじゃなくて、なんとなく日本の最高峰にいってみたかっただけなんじゃないのか、
こんなに辛いならワタシはただのハイキングとかだけでいいんじゃないか、と。
今回の燕岳は登りは確かにしんどかったのですが、
それを克服した先にあった絶景は生まれて初めて見る景色で
山に登る楽しさを心から感じ、もっとその先の世界へ進んでみたいと思わせてくれました。
そして同じ日におきた御嶽山の災害。
同じ日に違う山にいた身としては、たまたまこの山にいただけで、
いつなんどき自分の身に起こってもおかしくないことだと改めて教えてくれました。
燕岳に登るにあたって、ひとりで登るわけですから
もし万が一のことが自分の身に起こったら残される猫らのことを考えて、
家の鍵を後輩に預け、ヤマレコの自分で設定した予定下山時刻を超えても
下山連絡をしていない場合はあらかじめ設定しておいたメールアドレスに連絡が行くという
システムを利用し、登山届もはじめて書いて警察とポストに出しました。
母親が噴火の1時間後にはあわててあんたのいる山じゃないよね?とメールをしてきていて、
山にしても、バイクにしても、山に登るたび、ツーリングにでかけるたびに、
無事に家に帰るための経験を毎回積んでいるのだ、と思いました。
これからも無事に生きて家に帰ることを最重要項目として山もバイクも楽しんでいこうと思います。
長々と燕岳編お付き合いいただきありがとうございました。