製作者側の意図するように作られた絵が垂れ流されるテレビ報道

製作者側の意図するように作られた絵が垂れ流されるテレビ報道

今日はまったくバイクに関係ないことなので折りたたんでおきマース。

国生さゆりさんのブログで
旅番組の収録について書かれてました。

いきなりの予定変更で倒れたままの神社の鳥居で撮影して、
事前にお願いしてた海苔漁師の方にお話を伺う取材は
同じような風景だからと断ったとか。

そりゃ倒れたままの神社を絵として撮ったほうが
漁師さんの話を放映するよりかはインパクトあることでしょう。

こんなこと書いたら仕事なくなるかもしれないって素人でも思いますけど、
相当がまんできなかったことなのでしょうね。。。

テレビ局や番組、スポンサーの意図する視聴率のとれるように
へんな風に切り取りつなげられつくりあげられたストーリーを
映像で押し付けられた見に行くことのできない日本人は
それが被災地の現状だと素直に受け入れてしまう。

テレビのもつ左右する力にぞっとします。。。

テレビのもつ力ということで蛇足。
24時間テレビで義足の少女が縄文杉を目指すというチャリティバラエティ企画をやっていたそうですが、
このガイドさんが、立ち入り禁止区域に入って撮影クルーが
撮影しているというブログをupされたんですね~。
そしたらその次の日には大騒ぎになり、その翌日には
ガイドさんがずっと5年間書きためたブログが忽然と削除されてしまったとありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/parucon2007/37447435.html

くだらないことしか書いてないですけど、
自分のかきだめてたブログが突如消えたら・・・?
そう思うと縄文杉に気持ちをこめて書かれてこられたガイドさんの心情が
察するにあまりあります。。。

でも、これが今の日本のテレビ局の持つ力なんでしょう。

ワタシは、無料レンタルブログは広告もうざいし、
自分の好きにできないので使ってませんが・・・
使われている方で消されたくない記事がある方は
バックアップ取っておいたほうがいいと思います~。

と、話が脱線してしまったので戻りますが・・・

被災地取材番組をみるたび(いや実際は見てないので聞いたことになるけど)に思うこと。。。

フォーカスのあたっている部分が、

「そこで暮らしている人」

じゃないんだよなって思います。

相馬看花という、震災直後からの南相馬の人たちを撮影した映画があります。

テレビや新聞では報道されない、
お涙頂戴や怒りで脚色されてない、
被災された方々のありのままの姿が映し出されています。
監督の押し付けたどちらか寄りの撮り方ではなく、
常にニュートラルに映し出されるその姿こそ、
テレビで報道されてしかるべきなのになって思います。

やっぱり、、、その土地で実際見て、人に会って自分の言葉で語り合って感じること
それは人それぞれ違うと思うし、そこには何が正解で何が誤りなんてのもない。

この映画は、行ってなくても、そこで話してなくても、
自分で見て自分で感じることができる被災地のありのままの姿があると思う。

こんなふうに自分が何かを感じること、を促すような番組が増えればいいのにね。

10件のフィードバック »

  1. 昨日の記事もバイク関係ないですよねwってのは置いといて。
    テレビは結局、スポンサーの方しか見てないし、新聞だってきちんと裏を取ってないよね?って記事が多い気がします。
    言論の自由を大義名分に各紙適当なこと書いてるしw
    縄文杉の件は何かの記事で読みましたが、立ち入り禁止エリア内でスタッフがキャンプしたとか(´д`)
    色々と捉え方はあるでしょうが、何かおかしくなって来ている気がします。

    • >(ノ ̄怪 ̄)ノさん
      全くおっしゃるとおり、昨日もバイクの話してないですねw
      ただの通勤だけだと書くことないんですよねぇwww

      昔だったら、ネットなんかなかったから
      昔からあったであろうテレビの裏真実を知る機会もなかったんでしょうけど、
      今は簡単にこんな情報が一般人の手に入るようになったのに、
      腐った体質は変えられない・・・そんな香りがしますよね。。。

      情報が真実も嘘もいっしょくたにあふれかえっているから
      受取側が賢くなるしかないんでしょうね。

    • >たぁさん
      ホント、思いやりがないですよね。。。
      そんなんだからテレビ離れが進んでるの、テレビ関係者は気づかないのかな。

  2. ミサワキャラじゃないんですが、ここ数年テレビを付けることは稀になりました。
    昔は帰宅すると即テレビだったんですけど、いつの頃からか
    過剰な演出に疲れるようになったんですよね~。
    思い出せば見る番組は鉄腕ダッシュと水曜どうでしょうくらいですw

    縄文杉の記事は難しいところですね。
    IDやパスを割り出して勝手に削除を行うのは不正アクセスですし…
    警察沙汰の事例なのでテレビ局がそれを直接行うことはあまり考えられないです。

    • >MMAROさん
      ワタシもテレビは地震が起きたときに携帯ワンセグつける程度です~。
      今はなんでもテロップだしとけば
      多少面白くてなくても(失言?w)二次元漫画的な理解はできますもんね。

      縄文杉にしても、被災地ニュースにしても
      へんに見せ場を作ろうとしている感が見えちゃうところが興ざめ・・・。
      記事削除についても直接手を下してはないでしょうけど、
      なんも関係ない人が記事削除するメリットもないし、
      なんか裏の取引の香りが・・・それこそテレビの見過ぎかなw

  3. むずかしいな。
    テレビに期待?
    そんなに、演出してる?、ましてや嘘?
    そんなん言ったら、悲しむよ。現地の人、
    ひとみんさんなら出来る。
    テレビと被災話は、きっちり離す様に導いて
    この場だけかもしれんが、悲しむ人が沢山いるよ。
    悲しみは映像では撮れんかも。

    • >namaさん
      namaさんのお言葉は深く心に受け止めます。。。

      最後におっしゃってた悲しみは映像では撮れないっての、本当にそう思うんです。
      少なくともワタシが今までお会いして来られた方々は、
      悲しみを深く心の底に隠されて、表に出されることはないのに、テレビは
      その扉を無理やりこじあけてなんで映像化しようとするのかな?って思うんですよ。

      遠く過去の話になってしまった日本人へ被災地の現状を広く正しく報道してほしいってのは、
      東北の方々の願いだとは思うのですが、
      遠く過去の話になってしまった日本人の目を引くためにわざわざお涙ちょうだい的な演出をするのは
      なんだか憤りみたいなのを感じるんです。
      悲しみは悲しみだけを前面に押し出して、復興礼賛テーマのときはあたかもみんな前向いて進んでるんですよー的な切り取った映像。
      そんだけじゃねーだろって思っちゃうんです。
      悲しみも喜びも先が見えない不安も前向こうとしている気持ちも、前に進まざるを得ない状況も、
      健康を侵害しているであろう放射性物質と向き合わなければならない状況も、
      すごく複雑な心の葛藤を一方向からしかとらえてなかったら、行ってない人には被災地の複雑な現状がわからないじゃないって。

      若い女の子がもう子どもなんか産めないしって自暴自棄になっているような映像を
      全国区のNHKが報道してしまったら、そのイメージが定着してしまうじゃないですか・・・。
      でも、やっぱり南相馬住みやすいし、好きだから震災後結婚して南相馬帰ってきたよって
      ゆってる若いお嬢さんもいるのにそれは報道しない。
      現地に入って1週間もそこの人たちと話してればわかることじゃないですか。
      映像として流すものの取捨択一がテレビ局、制作側によって左右されているのがなんだかなって思うんです。

      ワタシが被害妄想的にそう思ってるだけなのかなぁ?
      こんなふうに考えることが、被災された方々の悲しみをさらに深くするのでしょうか・・・。
      まだまだ表面的な浅はかな見方しかしてないのかな。。

  4. 拙作のコメントありがとうございます。この前の映画では、土地の人を記録したのですが、今は馬の撮影やっています。馬は存在自体が、言語的。象形文字から馬の字ができたように。情緒的な音楽とナレーションによる構成と、文字テロップに慣れた人たちにはつまらない映画になると思いますが。馬が魅力的に見える映画らしい映画を目指して、続編とってます。

    • >マツバヤシさま
      わー監督、わざわざご訪問ありがとうございます( ̄▽ ̄;A
      ホントはもっといろいろ書きたかったんですけどうまく言葉にできなくて。
      あの映画は本当にみる人それぞれに感じてほしい映画なのでもっと広がるといいなぁと思います。

      去年馬事公苑でのボランティアに一時期通っていて、
      野馬追の馬たちの様子もずっとみていました。
      ワタシは馬に乗るのに全く何をすることもできなくて・・・。
      今回の映画もすごく楽しみにしていますね!

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