猫を保護するということの最近のブログ記事

なんだかな。

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最近、知人のところで起こった話。

もらった子猫があちこちで粗相をして大変だ!
私はもともと外で飼いたかったのにアナタが室内飼いにしろっていうからこんなことになったのよ!
家にこうむった被害全額弁償して頂戴。

その子猫を譲渡したのは5月の話で、
どうして今更?と思うのは私だけ?

子猫のときだけ飼いたかったんじゃないのかな?って思うのはうがった考えかな?

ディーナは子猫のときは可愛がられてたのにあとで虐待された子です。
コモモは大きくならないようにと子猫のときに成猫用キャットフードを与えられ、さらに父親に虐待されてた子です。

子猫は確かにかわいいと思うけど、かわいいときだけしかいらないのかな?
何ヶ月も一緒に暮らしていたら情が移ってしまわないのかな?
保護猫ですら情が移ってしまうのに
それなのに放り出してしまえるなんて、とても私には理解できない。

子猫はかわいいけど、育てるのは本当に大変。
いい悪いの判断ができないから、腐ったものでも口にする、
食べ物じゃないものまで口にする、やんちゃで遊びたい盛りで
歯止めが利かないから家の中を走り回る、物を壊す。

私の友達の友達は、一人暮らしで子猫なんか本当に大変だから
少し大きな子の方がいいよと熱弁をふるったのだけど、
ペットショップでアメショの子猫を衝動買い。
アメショの子猫なんて一番運動量が激しいヤツなのに、
結局面倒見きれなくて実家に置き去りにしてきたらしい。

簡単に動物を売買できる日本の法律に問題があるのだけど。。。

子猫がほしいと思っている人はかわいいだけじゃないってこと、
改めて肝に銘じて迎えてほしいと思います。。。

決断を迫られる瞬間

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一気に寒くなりましたね。
お外の猫さんたちはどこで雨風をしのいでいるのでしょう。

キジトラ母さんに育てられた子猫たちは5匹いました。
そのうち4匹保護をして、1匹、手術してリリースをした男の子がいます。
賛否両論あるとは思うのですが、どこかで線引きをしなくてはなりません。

その線引きは正しかったかどうかいつも心の片隅にひっかかっていて、
寒い夜にはどうしのいでいるのだろうと気がかりです。

暑さ真っ盛りの夏、保護した時子猫たちは4カ月に入ろうとしてました。
ケージの中でご飯をあげるよう慣らしてもらっていましたので
それはあっさりと5匹まとめてご飯をあげてる最中にケージの扉を閉めるだけで捕獲できたのです。

大変だったのはそれからでした。
キジトラ母さんにしっかり野良にゃんとして育てられた子猫たちは
病院に連れてくキャリーに入れることすらままなりません。
うっかりキャリーに入れそこなって部屋に放牧してしまうと
ノミ害はもちろんのこと、再捕獲は捕獲器が必要なほど。
all001.jpg

カバーしてた布をめくるだけでおびえた目で右往左往。
ご飯も水もトイレもぐちゃぐちゃにひっくり返してしまい、
仮置きの台所はゴミ屋敷もさもあらんといった様相。

猫同士固めていては人間になつくことは決してないので、
100均でワイヤーネットを買ってきて5コのケージをつくり、洗濯ネットで1匹ずつ身動きできないようにして移動。
そしたら、その晩、さびしがってか5匹のうち一番体も声も大きな子が音頭をとって一晩中呼び合っての大合唱。
寝不足なのはいいとしても、うちはオンボロマンションだから
夜中は隣の物音や話し声が筒抜けなので気が気じゃありません。
とうとう明け方、隣の方から苦情をいただいてしまいました。

一緒に捕獲をした方に泣きついて
1匹ずつ預かってもらいうちに3匹残りました。

2日目にはあきらめておとなしくなった2匹とはうらはらに
一番体も声も大きな子は2日目も丸一昼夜鳴き続け、
私を見ると怒り、体当たりでケージ越しに攻撃、餌にも水にも手をつけません。

無理に家猫修行をさせるのは、この子猫にとっては苦痛でしかない。
それでも自分が覚悟さえすれば長期覚悟で家猫修行をさせることは可能でした。
でも、ぢょりさまは雄猫が大嫌い。受け入れないのは目に見えています。

いろんな起こりうることを想定して、手術後リリースを決めたのですが
大変なのは目に見えてるから、自分に言い訳して自分の利益を優先したんじゃないかと今でも迷うことはあります。
自分が関わることによってそのこの後の猫生を変えてしまう重さも重々承知です。

でも、自分のキャパを超えてしまったら、それこそ猫が不幸になる。

いくらでも保護できるスペース、不自由ない金銭、近隣に迷惑にならない環境、
何より自分の精神的余裕、そういったものすべてが自分のキャパに含まれます。
目の前の命に対して、迷わず救える自分のキャパ増やしに精進すること、それに尽きるのでしょう。

どこで線引きするかは、いつも突きつけられる究極の選択です。

突然の・・・

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・6/24
ウシくん、夜中の授乳であまりミルクを飲まず。
折からの下痢で脱水気味。背中の皮をつかむと戻らない。

朝、ベッドのふちに腰掛けて授乳していると、
なんとシロくんが床に落っこちた。
あわてて拾い上げたけどなんかふらふらしてる。
ミルクを飲ませると飲んだけど、誤飲したのか、
呼吸しててもぷくぷく音をずっと立てている。
大パニック。

ウシくんは朝ミルクを飲んでくれて背中の皮を引っ張って少し戻るようになる。

10時の授乳時にはシロくんは普通に鳴いて普通にミルクを飲む。
ほっと安心。

14時ウシくんが完全に脱水症状。
ミルクは吸い付くことができず、シリンジで強制授乳するが、1ml口に含ませてもダダ漏れ。
ぐったりしている。

ただただ、涙があふれる。ダメかもしれない。
まだ何もしていない。目も開いてない。
まだいいことひとつも体験してないのに。
もともと生き延びることができなさそうだから育児放棄にあったのかもしれない。
それは人間が手を加えてもどうしようもないことなのではないか?
こうやって無理にミルクをいれて生き延びさせようとすることは苦しいだけなんじゃないか?
このままそっと見守って逝かせてあげたほうが苦しくないんじゃないか?

17時いよいよ飲まない。
ブドウ糖をシリンジで強制摂取。
ブドウ糖は甘いのか飲むそぶりをみせた。が1mlも飲むことができず口から漏らすばかり。

18時獣医へ駆け込む。
皮下輸液をお願いし、ブドウ糖をカテーテルで摂取させる。
弱っているのに大きな声で鳴く。痛いよね。苦しいよね。
これで治らなかったらもう積極的治療はやめよう。
でも、これで治ってほしい。最後の望みをかけた。

3匹に名前をつけた。
シロくんがキン。
クロくんがトキ。
あわせて金時。ウケ狙いじゃないよ(笑)
そしてウシ柄くんがニタ。
私が好きな猫絵十兵衛に出てくる猫仙人の名前。
ニタのように長生きしてほしい。

温めながら様子を見る。
泣き疲れすぎて自分が眠気が襲い少しうとうとしてしまう。

23時すぎ、見ると、ニタが虹の橋へ旅立っていた。
まだ温かかった。でも、体はもう硬くて・・・。
22時まで生きていたのに。私の指に反応してたのに。
看取る事もできなかった。

最後の写真は見れる人だけ・・・。
ニタの写真

下痢で汚れた体を洗ってあげて、ドライヤーで乾かした。
小さい小さい体だった。

たとえ名医と呼ばれるお医者さんでもニタはダメだったかもしれないと慰められた。
植え込みで干からびて死なないだけ幸せだったよ、と。
そうかもしれない。

だけど、心はついてかなくて。
うつむくと今でも涙がこぼれる。

悔やむことは多いけど・・・
でも、生まれでてから多分5日。一生懸命生きたと思う。
最後は苦しかったと思うけど、温かいふかふかの寝床、おなかいっぱいのミルク、
拾ってくれた、預かり先を探してくれた、そして世話をしてくれた温かい人の手を
感じてくれただろうか。

私はニタにたくさんの幸せとたくさんのことを学ばせてもらったよ。

この乳児たちの母猫は飼い猫らしいということ。
避妊手術をしないまま外に出している人がまだいるということか。
飼い猫でないとしても避妊手術もできてない猫がいるということで、
また出産してまた育児放棄するかもしれない。
人が捨てた可能性も否定できない。
動物病院で隣に座った保護活動をされているおじいさんがおっしゃった。
飼い猫だろうが、TNR(Trap Neuter Return)をする。
TNRについての過去の記事はこちらだよ。
それは極端かもしれないけど、意識の低い飼い主はまだまだ存在する。

ぢょりも年取ったし、忙しいし、って少しペースを落としてたけど、
毎年猫たちの命に待ったはないんだ!
私ひとりやってもすぐには変わらないかもしれない。
でも2人、3人、100人と小さい歩みながらも必ずその輪は広がっていくし、
命の重さを知る私らには広げていくことができるはずだ。

とにかく金時を無事育てあげていい里親さんをみつけてあげること。
目の前の命を救うこと。
ニタが教えてくれたこと、忘れないでいること。

育児

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我が家に乳飲み子が来てから1週間。

育児しながら、ブログ更新している保護主の方々は神だ。

2-3時間おきの授乳、排泄、ミルク飲まなきゃ心配し、排泄しなきゃ心配し、
悲しい別れがあっても、命に待ったなし。

この子たちの記録を残して行こうと思う。
1006213nyan.jpg

6/21 親友からメールが届く。
親友の知り合いが子猫を拾い、面倒見切れないので保健所に連れて行くとゆっている。
なんとかしてくれるところないかな?という内容だった。

凸(▼□▼メ)
最初から拾うなよ!命をなんだと思ってんだ。 
と、怒りがこみあげてきたものの、子猫に罪はない。
しかも、相手が切羽詰ってるので何をしでかすかわからない。

拾ったヤツがうちまで届けに来て私の説教を聞くのを条件に引き受けることにした。

・・・が。
状況は思ったより深刻だった。

よくよく聞いてみるとへその緒がついてる乳飲み子で
うち一匹は足が変形しているとのこと。
定時即効であがって、病院のある駅で待ち合わせた。

蓋を開けてみるとまだ若い20代前半くらいの男の子2人。
・家の前の植え込みに3匹ばらばらに散らばってる乳飲み子を発見し、
カラスがそばにいて危険だったので後先考えず保護したとのこと。
・母猫らしき猫はいたのだが、首輪をしていた飼い猫らしい。
・すぐに引き取り手を見つけるつもりだったが、見つからず
思いのほか世話が大変で仕方なく役所に連絡をするつもりでいた。

病院までの道で順々に諭した。
まず猫を保護するのは、時間もお金も里親探すのも、見つからなかったときも
命に対する責任を全部ひっかぶるつもりでなければ拾うな、と。
中途半端に助けたい一心で助けても、助ける方法がわからなければ共倒れだと。
それから、愛護センターで行われている殺処分がどんなものなのかを話した。
子猫はネットやダンボールに入れられて上からどんどん投げ入れられて
下の子はそれだけで圧迫死、さらに安価なガスをつかって窒息死をさせるのだと。
呼吸の浅い子猫たちはガスがいきわたらず生きたまま焼かれることだってあると。

知らなかったのだろう、愕然としていた。
まぁ、仕方あるまい。

病院で見てもらったら、牛柄の子は足が内側に折れ曲がっている奇形で
ぬるくなったミルクも与えていたようで更に保温もしてなかったので、体温が低く、
3匹ともミルクが足りない状態。
先生にカテーテルでミルクを入れてもらい、保温のペットボトルをもらい
3時間おきに携帯のアラームをセットして親猫代わりの乳母生活が始まった。

猫を保護するのは猫を実際飼って助けることだけが保護じゃない。
でももし家で保護をするならちゃんと自分で覚悟を決めてもっと学習しないといけん。
助けようと思っても、正しい方法をしらずに逆に危うく殺しかけてたこと。
地域猫活動をするのも、避妊手術をするのも、外飼いの猫を減らす啓蒙をすることも
同じように保護なんだよ。自分が責任もってできることをやりなさい、と伝えた。

彼らも、最後は涙ぐんでいた。
根は純粋なのだ。
カラスに襲われそうだから助けた。
その方法は間違っていたけど、その気持ちは結果この子猫たちを助けた。
今後はこれをきっかけに自分たちのできることをはじめてくれるといいのだが。

体重
クロ 100g シロ 90g ウシ 75g

子連れトラ子

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この桜が咲く公園に・・・。

気がかりがひとつ。

キレイなキジトラちゃんです。
体はちっちゃくて多分3kgあるかないかで、
しかも年はまだ1歳になるかならないか。
昨日桜を撮っていて見かけました。

公園の掃除のおじさんにはトラ子と呼ばれていました。

このトラ子。
子連れなんです。。。

しかも。

猫風邪引いてる!Σ( ̄口 ̄;;;;;;
さて、困った。
商店街の通りに面したこの公園、白昼猫さらいと化すには少々都合が悪い。
しかも私は今無職。
保護しても捻出できる金も自由にならない。

んが、ほっとけない。
白昼の猫さらいを試みたのですが、
不幸か幸いかすごく元気で保護に失敗。
金網の向こうに2匹で消えていきました。

気になって夕方も今朝も昼もその公園に行きました。
でも、トラ子には遭遇するのですが、
トラ子、チビトラを隠しちゃってて捜索不能。。。

上のうずくまるチビトラは人んちの玄関の前においてある植木鉢と引き戸の間の奥で
トラ子が食事を探している間、隠していたのをたまたま発見。
でも、人様の玄関先。不法侵入気味に写真を撮りました。
こんときうまく保護できれば、あとでトラ子はいくらでも保護できたのに。
悔やまれます。

今日はトラ子に近寄ってみましたが、

思い切り警戒されちゃってるし。

トラ子とチビトラ、両方とも保護してやりたい。
お掃除おじさんがいうにはトラ子人に近寄ってはくるみたいだから。
生粋の野良ではないようだから。
小さい体で一生懸命赤ちゃん育てて生きてるトラ子。

わかっちゃいますよ。
自分の身の振り方を先に決めなきゃならないこと。。
こんな状況で中途半端に保護したって無責任だってこと。
ハニぞうを亡くしたトラウマがまだ生々しくぱっくり傷口をあけていること。。

でも、目の前の命はいつも待ったなしなんだ。

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